なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

集会中、子供たちはなにをしているべきか。

2008年04月15日 02時19分10秒 | 批判的意見
という質問に、普通のエホバの証人だったら「大人と一緒に話を聞いて、益を受けている」と答えると思います。

ふりがなを振られていない聖書や雑誌を持ち、大人ですら理解できないような話を聞いていなければならない。
居眠りしたり、ノートに落書きすることもゆるされない。
結局、ぼーっとしているしかないんですよね。

そういう環境で身につく特技とは、妄想にふけながらも話し手が言った聖句をきちんと開けることでしょうか。


2008年の「エホバの証人の年鑑」44ページに、ちょっとおもしろい写真があったので紹介します。
マダガスカルのものみの塔研究のようですが、左の子は頭に手を当てて大あくび。
真ん中の子は恍惚状態。その後ろの子は白目を向けて寝ています。

これが自然の状態でしょうか…

「啓示の書」の本がはげしくつまらん。

2008年04月15日 01時34分31秒 | 批判的意見
現在エホバの証人が書籍研究で研究している本が「啓示の書 その壮大な最高潮は近い!」という本なんですね。

この本が出版されたのは1988年で、かれこれ20年近く前です。

この本が出版されてから、多くの箇所が改訂されています。
訂正箇所の一覧は「王国宣教」に載せられたのですが、それを見ながら研究するというのも結構面倒です。

「大文字版」や「ペーパーバック版」では「王国宣教」に掲載された訂正箇所が反映されているのですが、それを大々的にアナウンスしないのは、多くの証人がすでにこの本を所有し、2回研究していることや会衆によっては古いハードカバー版が大量に在庫しているためかと思います。

ちなみに、「ウォッチタワーライブラリー2007年版」では「ペーパーバック版」と同等の記事を閲覧できるようです。(ただし挿絵はありません)


この本が出版したときは、20世紀が終わる前にハルマゲドンが来ると思っていたようですが、残念ながら21世紀になってしまいました。

「王国宣教」に掲載されている訂正箇所以外にも、2006年以降に印刷された版では「20世紀の今日」が「近年」となったり、「今日の20世紀では」が単に「20世紀では」と変更されたりしています。


この本は翻訳がだめなのか、元の英語からだめなのか知りませんが、ものすごく読みにくい上に理解しにくいんですね。
挿絵もなんだか気味悪いですし。

理解しにくい本をエホバの証人は「固い食物(しょくもつ)」と呼びます。
「乳」のような基礎的な事柄だけでなく、深い理解を得なきゃならん、というわけです。

ですが、この本が理解しにくいのは固い食物だから、というわけではなく単につまらないからだと思うんですね。
辞書を読んでいるような感じです。

出席者も本に書いてあることを読むことが「注解」だと思っているようで、理解している人はあまりいないようです。
先日の集会で、司会者が最後に「今日の内容からどんな益が得られましたか?」と質問したところ、だれも答えられる人がいませんでした。

多くのエホバの証人が望んでいるのは、早く2008年8月になって次の研究が始まることでしょうか。