なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

賛美の歌が変わってから2ヶ月が過ぎました。

2010年03月05日 22時23分23秒 | 一般記事
王国の歌(賛美の歌)が 1984年発行「エホバに向かって賛美を歌う」から2009年発行の「エホバに歌う」に切り替わってから2ヶ月ほど経過しました。

この歌は 2009年の地域大会で発表されたわけですが、新しい歌に変える理由として「歌いにくい音程がある、今ではあまり使われない表現が歌詞にある、今の理解と合わない歌詞がある」のような内容がアナウンスされていました。

この教理云々の件ですが、聖書に書いてあることをそのまま歌詞にすればいいものを、エホバの証人の教理を歌うからすぐに変更する必要が出てくるんじゃないかとその場で思いました。

で、実際に本を手にして見ると、ずいぶん「詩的な表現」はなくなったなぁと感じました。

「~しよう」「~です」「~します」 …なんだかしっくり来ないんですよね。

それに歌詞は「エホバ神に賛美をささげる」というよりも、メロディーに乗せて教理を歌う「エホバの証人のテーマソング」になってしまった感があります。

84番の「わたしはそう望みます」では「神の良い備え 思慮深い奴隷 彼ら助け支えよう」なんて歌詞がありますが、統治体を賛美してほしいのでしょうか。


1984年の変更でもあったことですが、同じメロディーで歌詞だけ変わっているというのもなんだか妙な気がします。

「世」の昔の名曲を聴くと、ふと口ずさむ歌詞があるじゃないですか。曲と歌詞はそれほど密着しているものなのに、賛美の歌では「現代語にする」とか「聖書の理解が変わった」という理由で歌詞が変わってしまうのは悲しいと思います。

前回の 225曲のうち 93曲が残り、新作の 42曲を加えた 135曲になったわけですが、歌詞を変えるくらいならいっそのことすべて新曲にした方が良かったのではないかと思います。


一部の曲は一部分だけ音程やメロディーが変えられています。
例えば、64番「真理に生きなさい」(旧 191番「真理を自分自身のものとしなさい」)はサビ(?)の前が音程を下げた状態となっています。
(音楽の知識がないのでうまく説明できてないです)

62番「わたしたちはだれのものですか」(旧 207番「わたしたちはだれのものか」)は一部のメロディーが差し替えられています。

また、97番「王国の奉仕者たちよ,進め!」(旧 43番)は途中の数節が別のメロディーに差し替えられていて、まるで芸人こまつのパフォーマンスみたいになっています。

こういった改変もあるので、集会で賛美の歌を歌うとき、1番目は様子を見て小声で歌っている人も結構いるようです。


そして、54番「信仰を持ちなさい」は前作の 144番「まことの信仰を持ちなさい」とそっくりなのに違う曲だという、なんともややこしや~なことになっています。

似ているといえば、111番「神は呼んでくださる」は なんとなくタイタニックのテーマ曲にどことなく似ていると思います。


賛美の歌の変更という新しい取り決めで、熱心な人はあらかじめダウンロードして予習&練習し、集会で得意げに歌っていますけど、僕にはそんな気力はないです。
前の賛美の歌もあまり好きではなかったですし。

なお、前作と新作の一覧表はオフィス・ヤハのトホホな日々の「エホバに歌う」を参考にしてください。