しまなみ海道 生口島へ・・・
少し寄り道しました~~
まだ、紅葉が残っていて、ラッキー\(^o^)/
≪山門≫国登録有形文化財
当寺伽藍配置の中心軸線上の最前に建つ門であり、総門に相当する。
京都御所・紫宸殿の御門(白木造り)と同じ様式ではあるが、これはその大方を鋼鉄で造っておりそのうえに朱を塗りこんでいる。
扉表面の龍と波と狛犬の浮彫は、京都画壇の帝展特選作家故、川上拙以画伯の構想による下図をもとに彫刻また、貫や扉の桟などは木造建築と錯覚するほど精巧にできており、当時の優れた鉄の加工技術を知るうえにおいても貴重かつ独創的な建築である。
≪中門≫国登録有形文化財
当寺の表門に相当し、奈良法隆寺の西院伽藍(楼門)を原型としている。
丸柱の上下部を細くし中央にふくらみを持たせ安定感を与えていること、外観の美のみを追求し階段をなくした2階、また上層の勾欄にある万字崩の組子、平桁の蟇股のような割束など飛鳥時代の建築様式であるエンタシスの特徴を完全に再現している。
装飾については自由奔放で、柱の浮彫などは戦後の当寺の堂塔装飾の基準作となっている。
≪礼拝堂≫
上中下三段からなる当寺の中心伽藍において下段から中段に登る石階段の下に位置する、当寺独自の仏堂である。
京都の国宝清水寺西を原型とし、桃山時代の建築様式にのっとって建立したものであるが、彩色や装飾のいっさいは耕三師の考案によるものであり、また堂塔建築のなかでは後期(戦後)に属すため当寺の建築的特色が確立したものとも言え、原作の門を礼拝堂に応用するという自由な発想は注目に値される。
なお御内陣には観世音菩薩の尊像を安置する。
≪五重塔(大慈母塔)≫
境内中段の中央に建ち本堂・孝養の門と建物の軸線を直線に揃え、本堂と塔が前後に並び建つ四天王寺式の伽藍配置を見せる、中段における中心的建築である。
奈良・室生寺五重塔(国宝)を原作とし比較的忠実ではあるが、基壇の高欄、初重の柱の仏像の浮彫、同組物などへ宝相華の彩色を施しているなど外観上は当寺の特色をだしたものとなっている。
また内部の心柱には耕三師の発案で鋼管を使用しており、昭和時代のその技術を反映している。HPより
順光と逆光