夜に星を放つ
窪さんの本を読むのはちょっと久しぶりな感じかな・・・
直木賞を受賞した作品なのですね。
窪さんの最初の頃の小説って結構インパクトがあって印象に残っているせいか、本作はそういう作品よりもガツンと来なかったのだけれど、でも面白く読みました!
コロナ時代を反映させた内容だった事と、今迄の彼女の功績を認めての受賞って感じだったのかなー?
最初のお話「真夜中のアボカド」
婚活アプリで知り合った男性と交際してるんだけど、なーんか訳ありのような・・・って気になってる女性の話。
彼女には双子の妹がいたんだけど2年前突然亡くなってしまって、妹の彼氏と定期的に会ってるんですよね。この男性はとても良い人。なかなか妹の事を忘れられずに時が止まったまま・・・って感じでね・・・。
結果的にはアプリで知り合った男性は離婚話が出てた妻子がいたんだけど、またよりを戻す事になったんですよ。。。いきなり町で偶然遭遇、声をかける。仕事でお世話になってるんですよ・・・って。あーーー。
なんか読みながら、ちょこちょこ解る処があって泣けて来ちゃったわ・・・。
2番目のお話「銀紙色のアンタレス」
夏休みに祖母宅に滞在していた16歳の真は子連れの女性を好きになっちゃうってお話。幼なじみの美少女、もったいなーい!
3番目「真珠星スピカ」
中学生のみちるは学校でいじめに遭っている。2か月前に交通事故で亡くなった母の幽霊が見える。
イジメのボスはこっくりさんが好きで信じてるのだけど、母が現れてくれたのか?いじめたら呪う(みたいな風に)文字盤が動いてくれた!
「湿りの海」
バツイチで妻と娘がアメリカに行って新しい家族を作っている37歳沢渡
隣室に越してきたシングルマザーと娘と交流を持つ。しかし、虐待してるのでは?という噂が経ち、突然彼女らは引っ越して行く。
「星の随に」
帰宅したが、赤ちゃんが寝たばかりだから‥と疲れきっている継母にチェーンをかけられ締め出しを食う小4の想。
離婚してる実の母とはたまにしか会えないし、父にも継母にも遠慮がちで、本音を言わない。継母も赤ちゃんも好きなのよね・・・。
うううう・・・この子が可哀想だし、とっても良い子で切ない!!
彼を見るにみかねて自宅に招いて滞在させてあげたおばあちゃん。最後はここを出て行く時に彼の父親に事実を話してくれる。父と彼とが一緒に歩きながら話すシーンは泣けたよ・・・。
自分の周りにいる人みんなが大好きなんだって、、、、
継母さんが赤ちゃんとの暮らしで精神的にまずい事になっているのは気の毒なんだけど、でもこの少年への態度は酷過ぎて腹立ったわ。締め出しを連日よ?ありえないでしょう。
夜に星を放つ 2022/5/24 窪美澄
窪美澄さんの他の本の感想
「よるのふくらみ」
「雨のなまえ」
「クラウドクラスターを愛する方法」
「ふがいない僕は空を見た」
窪さんの本を読むのはちょっと久しぶりな感じかな・・・
直木賞を受賞した作品なのですね。
窪さんの最初の頃の小説って結構インパクトがあって印象に残っているせいか、本作はそういう作品よりもガツンと来なかったのだけれど、でも面白く読みました!
コロナ時代を反映させた内容だった事と、今迄の彼女の功績を認めての受賞って感じだったのかなー?
最初のお話「真夜中のアボカド」
婚活アプリで知り合った男性と交際してるんだけど、なーんか訳ありのような・・・って気になってる女性の話。
彼女には双子の妹がいたんだけど2年前突然亡くなってしまって、妹の彼氏と定期的に会ってるんですよね。この男性はとても良い人。なかなか妹の事を忘れられずに時が止まったまま・・・って感じでね・・・。
結果的にはアプリで知り合った男性は離婚話が出てた妻子がいたんだけど、またよりを戻す事になったんですよ。。。いきなり町で偶然遭遇、声をかける。仕事でお世話になってるんですよ・・・って。あーーー。
なんか読みながら、ちょこちょこ解る処があって泣けて来ちゃったわ・・・。
2番目のお話「銀紙色のアンタレス」
夏休みに祖母宅に滞在していた16歳の真は子連れの女性を好きになっちゃうってお話。幼なじみの美少女、もったいなーい!
3番目「真珠星スピカ」
中学生のみちるは学校でいじめに遭っている。2か月前に交通事故で亡くなった母の幽霊が見える。
イジメのボスはこっくりさんが好きで信じてるのだけど、母が現れてくれたのか?いじめたら呪う(みたいな風に)文字盤が動いてくれた!
「湿りの海」
バツイチで妻と娘がアメリカに行って新しい家族を作っている37歳沢渡
隣室に越してきたシングルマザーと娘と交流を持つ。しかし、虐待してるのでは?という噂が経ち、突然彼女らは引っ越して行く。
「星の随に」
帰宅したが、赤ちゃんが寝たばかりだから‥と疲れきっている継母にチェーンをかけられ締め出しを食う小4の想。
離婚してる実の母とはたまにしか会えないし、父にも継母にも遠慮がちで、本音を言わない。継母も赤ちゃんも好きなのよね・・・。
うううう・・・この子が可哀想だし、とっても良い子で切ない!!
彼を見るにみかねて自宅に招いて滞在させてあげたおばあちゃん。最後はここを出て行く時に彼の父親に事実を話してくれる。父と彼とが一緒に歩きながら話すシーンは泣けたよ・・・。
自分の周りにいる人みんなが大好きなんだって、、、、
継母さんが赤ちゃんとの暮らしで精神的にまずい事になっているのは気の毒なんだけど、でもこの少年への態度は酷過ぎて腹立ったわ。締め出しを連日よ?ありえないでしょう。
夜に星を放つ 2022/5/24 窪美澄
窪美澄さんの他の本の感想
「よるのふくらみ」
「雨のなまえ」
「クラウドクラスターを愛する方法」
「ふがいない僕は空を見た」
コメントありがとうございます
最後のお話、あの子が可哀想で読んでるのが辛かったわ。
あの継母が改心したとしても、あの子が成長した後も心の傷になって、ずっと残りそう・・・
PS Destinyは私も大好きです。シングルカットされた曲じゃなかったのに、こんなに愛されてる曲って珍しい気がするわ
コメントありがとうございます
そうなの、わぐまさんちでコレ検索したんだけど、出て来なかったんです。
読まれてはいたけれど感想はアップされなかったのね。
確かにインパクト薄かったなあ、、
私もこれで直木賞なんだ?って思っちゃった処は確かにあったわ・・・。
少年が健気で、やりきれない気持ちになりました。赤ちゃんのお世話で
いっぱいいっぱいの継母の気持ちもわからなくはないけれど、
やっぱりあれはダメですよね。父にも継母にも気を使って本当の
ことが言えなかった少年が可哀想でならなかったです。
これからは、継母も改心してくれると信じたいですね・・・。
窪さんは好きだから、本書もすぐに予約して読んだんだけど、あんまり覚えて無いし、心にも残らなかったんだよなぁ~
(多分、ブログにも書いてない)
そしたら、賞とっててビックリした!
窪さんは、長編の方が良い気がする・・・ってただ忘れちゃっただけなんですけどね(笑)