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「きみの友だち」「流星ワゴン」重松清 感想

2007-08-30 | 小説・漫画他

「きみの友だち」4つ★
もしかしたら、今まで読んだ重松清さんの作品で一番良かったかもしれない。
私とほぼ同年代なのに、どうしてこんなにも子供の気持ちが分かるのかな?と、いつも驚く重松さんの本。

足を怪我してから変わった恵美ちゃんと、体の弱い友達、由香ちゃんを中心に、色々な子が描かれているのが、凄く上手い。出来すぎ君で人気者の弟のブンちゃんに、モト君というライバル出現!の話が、もしかしたら私は一番面白かったかもしれない。 その他にも、いるいる、こんな感じの子!と、色々なタイプの子が登場。女子同士の部分も、あ~こういう心理あったなあ・・・と、思い出したりして。私に似てるって子はいなかったけれど、部分的に、あ、こういうの解る!ってのがあちこちにありました。


「あいあい傘」
これは、もう、なんというか、解るっ!!!という内容でした。それにしても、女の子達、意地悪だなぁ~!ムカつきながら読みました。堀田ちゃんに一瞬殺意?が起きたけど、その後、「ふらふら」で堀田ちゃん側の気持ちを読んで、堀田ちゃんも辛いんだなぁ・・って思い直しました。みんなぼっち って言葉も言えてるなー。

「ねじれの位置」
これが一番面白かった。
恵美ねえちゃんがモト君に言った「あんたも、いつかは誰かに負けるから」効いた~! これに限らず、恵美ちゃんが放つ一言は、深い言葉が多かった。

「ぐりこ」
は~っ・・。ブンちゃんやモト君みたいなカッコイイ人は、ほんのごく少数で、三好みたいな子や、「別れの曲」の佐藤君みたいな子は、結構いるんじゃないかな。多分、多くの子が時には、ブンちゃんみたいな晴れ舞台も、三好君や佐藤君みたいな惨めな思いも、両方経験しながら大人になって行くんだろうなと推察。
それにしても、バレンタインのチョコって残酷過ぎるよね・・。自分が若い頃は、そういうことに全然気がつかなかったけど、今、この年になって、しみじみ思うな。

「にゃんこの目」親友に彼氏が出来てから、自分はないがしろにされるようになっちゃった・・・
「千羽鶴」千羽鶴に書かれてた言葉・・こんなの酷すぎる。
「かげふみ」ブンとモト君のその後は・・
「花いちもんめ」あ~~~。やっぱり、そうなってしまったか・・。
「きみの友だち」 そして、みんな、大人になった・・・大人になった全員が見れた☆

語りはこの姉弟ではなく、第三者である作者。
重松さんの、若い子達への優しさと心からの応援を感じる本でした。これを読んで勇気づけたいという気持ちが伝わって来ました。是非小学校高学年~中学生(高校もありかな)に、読んで欲しいけど、、、でも、渦中にいる時って、リンクし過ぎて素直に読めなかったりするかも・・。ちょっと時が過ぎて20歳くらいになって読んだら、泣ける本かも・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「流星ワゴン」3つ★

こういう、中年なった自分と、若い頃の父とが会う・・という内容は、東野さんのトキオとか、浅田さんの「地下鉄に乗って」はたまた、異人との夏、バック・トゥー・ザ・フューチャーなどでも出て来ていて、こういうお話は読んでいて楽しい。
この流星ワゴンは、3世代(息子、自分、父)が、かかわる内容。

でも、この「流星ワゴン」は、小学校高学年の息子と、主人公の部分が一番胸に響いたな・・。私立中学に行く為に、毎日勉強漬けの息子、その行く末が・・というのが、読んでいて辛過ぎた。一生懸命、運命を変えようとがんばる主人公、しかし・・・。あ~~そこらへんや、空き地で息子が・・の処もガーン・・だった。
残念なのは、この小説での主人公の妻の行動や思考が、さっぱり解らない処。旦那の事がそこまでイヤなのに、そこまで濃厚に反応出来るんだろうか?う~ん、疑問。そして、それらのH描写が凄過ぎて、そこがあまり好きではなかった。そういう描写が無かったなら、小学校高学年の子供にもお薦め出来る内容なだけに・・・。
ラストは大げさではなく、でも少しだけでも前進してる感じがして、希望がある良い終わり方だったな♪

でも、重松さんの、この本の開始何ページかで、すぐに読者を本に引きこませてしまう力量はすごい。仕事帰り疲れて電車に乗る・・「もう死んじゃってもいいかなぁ、と思った」あ”~~泣けるというか、なんというか、ここら辺りを読んでぐっと来るお父さん達は多いんじゃないかな!私男性でないけど、凄く解るな~と思ったもん・・。最初の何ページかで、すっかりこの可哀想な主人公に感情移入させられちゃった。

出版社/著者からの内容紹介
家族小説の新境地。直木賞受賞後の初の長篇。
ひきこもり、暴力をふるう息子。浮気を重ねる妻。会社からはリストラ寸前……死を決意した37歳の僕は、死んだはずの父子が運転する不思議なワゴン車に乗り込んだ。そして――自分と同い歳の父と出逢った。

28歳のときぼくは父親になり、父は「おじいちゃん」と呼ばれるようになった。親になってからの日々は、時間が重層的に流れる。小学5年生の長女を見ていると、小学5年生の頃の自分を思いだし、その頃の父のことも思い出す。少しずつ、昔の父のことがわかってきた。こどもの頃はあれほどおっかなかった太い腕が、じつは決して太くはなかったんだとも気づいた。長生きしてほしい、なんて口に出すのは嫌だから、ぼくは父親と家庭の物語を紡ぐ。――(重松清)

重松さんには、小中学生くらいの子供さんがいるのですね・・。それで、子供の心理がここまで上手いのかぁ!
最近思うんだけど、子育てするのって、人生を2回繰り返してる様な錯覚を覚える時があります。子供が小学生の頃は、自分の小学生の頃を再び思い出し、自分と比較し・・・って感じで。忘れていて埃をかぶってた昔を、また引っ張り出して、もう一度思い出すというか・・。

「疾走」小説・映画比較と、ロケ地

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32 コメント

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真紅さん~☆ (latifa)
2008-12-02 16:53:34
そうだ、そういえば折り鶴のエピソードはヒドかったですね・・・。
イジメは人格を変えてしまう・・っていうの、こういう折り鶴事件に遭っちゃった子なんかは、絶対トラウマというか、大きな傷になっちゃいますよね・・・。
私は小説を読んで暫く経つと、すぐに色々忘れてしまうんで、この小説はそれほど酷いイジメのシーンは無いと思っちゃってたんですが、結構ありましたね・・。

>できる子にも、できない子にも、それぞれ悩みがあるってことを書いててくれてよかったです。
 うん、うん、そうでしたよね! この小説も、青い鳥も、色々なタイプの子供を取り上げてるお話ですね。
外側から見たその子の印象と、当人の心の中で悩んでることとの差とかも凄く上手に書かれていましたね。
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TBさせてね~ (真紅)
2008-12-02 10:04:41
latifaさん、こんにちは~。読みましたよ~。
これは・・・。ある意味、すっごく生々しかったです。
女の子たちの派閥って凄いね。。今ってどこもこんな感じなんでしょうか?
自分の子ども時代は、ここまで酷くはなかったんじゃないかな、、と思いました。
だってね~、あの千羽鶴に書かれてた言葉、酷過ぎじゃなかった? もう、読んでてゾゾ~って・・。
リアルで怖かったです。

できる子にも、できない子にも、それぞれ悩みがあるってことを書いててくれてよかったです。
恵美ちゃんと由香ちゃんのエピソードに、一番泣かされたかな。。
読んでよかったです、オススメありがとうございました!
ではでは、また来ますね~。
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ミチさん☆ (latifa)
2008-11-30 15:19:05
ミチさん、こんにちは~
>自分や自分の子供たちのこととシンクロしちゃってつらい事もあるので
 解ります。私もそうですよ~。
それと、重松さんってイジメの本が多いってイメージがあって、それと、あまりに辛いイジメの内容ばかりの本は・・ちょっと・・・ってのがあって。

でも、この本と青い鳥は、重松さんの10代の子の学校のお話の中でも、救いようがない程痛いって訳じゃなかったのと、ラストのお話とかで明るい〆になっていたので読み終わった後味も悪くないのが好きです。

う~ん、恵美ちゃんかぁ・・・。自然と仲良くなる機会がなかったら、きっと挨拶だけの関係に留まっていただろうなあ・・。前にもし小川洋子さんがクラスメートだったら?って話しをミチさんとした記憶があるんですが、同様の感じかな・・。

私は自分の学生時代を、ごくごく普通に過ごして来たなぁ~って、自分の子供を育てるまで脳天気に思っていたのだけれど、そのごくごく普通で特に凄い苦労もせず・・ってのが、実は恵まれてたというかラッキーだったことなのね・・って後から気がついたの。それまでは私の中高時代なんてこれと言って華々しい事もなく、なんか普通過ぎちゃって・・・なんて思ってた事が申し訳ないっていうか、もっと感謝すべき事だったんだな・・って。

重松さんの本を渦中の子供が読む事・・だけど、やっぱりそうかあ・・。振り返る世代が読むからこそ、良いのかもね・・・。でも重松さんご本人は、一生懸命今渦中の子にメッセージを送りたいんだー!っていうパワーと優しさがありますよね♪

映画の感想も拝見しましたよ~
私もいつかレンタルになったら見てみたいな~。
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こんにちは♪ (ミチ)
2008-11-30 10:46:25
とても良かったです!
重松さんの本って読みやすいけれど、自分や自分の子供たちのこととシンクロしちゃってつらい事もあるので、全ての本を読んでいるわけではないんです。
でも、この本はlatifaさんが高い評価を付けていたので手に取ってみました!
オススメしていただいてありがとう~

10歳のころから恵美ちゃんのようにクールになれる子も珍しいかもしれないね。
私がもし恵美ちゃんのクラスメイトだったら、恵美ちゃんに興味は持ってもなかなか近寄りがたい存在に思えるかもしれない。
恵美ちゃんの方でも私を相手にしないだろうな~(汗)

重松さんの本は青春真っ只中の子供たちには生々しすぎてちょっと合わないかもって思いました。
青春を振り返る世代が読むからこそいろんなことが分かるし懐かしんだり悔やんだりして深く入り込めるのかなって。

そうそう、映画も見たんですよ!
キャラクターのイメージはそれぞれまあまあだったんですけど、モト君のエピソードが外されていたの。
小説の中ではブンちゃんとモト君ってなかなか素敵なコンビだったでしょう?
でも、映画の中のモト君はチョイ役だったせいか全然カッコよくないしイメージが崩れたなぁ(泣)
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ららさん☆ (latifa)
2008-02-12 21:45:24
わ~い!ららさん、こちらでは、ちょこっとお久しぶりで、嬉しいナー

この本、やっぱり男性が泣ける本なのかぁ・・・。ららさんの旦那が読んで 超感激、星5だったなんて♪

>特に息子の受験が終わったばかりだったので、息子の部分。辛かった・・そしていじめられて、家で荒れる部分、これまた長男を思い出してしまった・・
 うん、うん。。。。受験の部分は、あまりにリアルだし、ちょうど同じ立場におかれているから、受験が終わってからじゃないと、ららさんには、お薦めしにくいぞーと思っていたわ・・・。
で、お兄ちゃんのこと思い出されちゃったんだね・・・。同じ様な経験をしてると、ものすごく引き込まれちゃうし、涙が出ちゃいそうに切ないよね・・・

>あれさえなければ、子供にも読ませてやりたいと
でしょ、でしょー!!
友達が言ってたんだけど、東京の方の私立の中学で、重松さんの本がテストの問題に出るっていうから、塾でお薦めリストに、この本があったんだって(きっとどこかの私学で以前過去に問題に出たことがあるのね?)で、この本を読ませたものの、後で母が読んで、ゲゲッ!こんなキワドイ描写があるなんてー!って慌ててたわ

あの妻の部分はいらなかったし、ああいう描写は、いらないよねえー!

>「失踪」は星二つって書いてた^^;〔旦那は本を読んだ後、後ろに星をつけてる)〔笑)
 かわい~~~☆旦那さん。後ろに☆をつけてるんだね? 疾走はねぇ・・・グロいというか、エロいというか、、、、うん・・・。映画化もされてて、それも見たよー。
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Unknown (らら)
2008-02-12 10:21:03
遅まきながらの感想です^^
読んだよ!実は、この本、たまたま旦那が読んで〔超感激、星5だったらしい)家にあったんだ。で、前に最初の部分を少し読んだ事があった。でも、ほら?死んだ二人がワゴンで・・・って部分で、こういうのは私はダメだ・・・とそこで終わってた。でも、昨日もう一度読んでみたんだ。引き込まれたのなんのって?!昨日一日で、いや半日で読み終えてしまったよ


なんだろう・・・すごかった・・・すごい本だった・・・とものすごくインパクトの有る本だった・・有る意味衝撃だったとも言えるな・・・


latifa さんの感想とほぼ同じ。私は、特に息子の受験が終わったばかりだったので、息子の部分。辛かった・・そしていじめられて、家で荒れる部分、これまた長男を思い出してしまった・・


だけど、妻の部分、意味不明だったよ。あなたと同じく。何の為に「テレクラ?」最初、荒れる息子がいて?と思ったんだけど、そういうわけでもなさそうで・・ちょっとあの本の中で余分?って感じだった。
うんうん。それにあのH描写は・・・ちょっと要らん・・って感じ〔笑)まさしく、私も同じ事思ったな。あれさえなければ、子供にも読ませてやりたいと


latifa さんも書いていたけど、家の旦那が、そして世間のお父さんがそうであるように、あの本は、父親が涙を流す本らしい。因みに、旦那は、今まで読んだ本の中で、ベスト5に入るって言ってたぞ。「失踪」は星二つって書いてた^^;〔旦那は本を読んだ後、後ろに星をつけてる)〔笑)



しか~~し、重松さんって言うのは、たいした作家だね?うん。すごい!と感動したよん


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cyazさん☆ (latifa)
2007-11-24 17:40:11
こんばんは~cyazさん
電車の中で読まれたんですねー♪
重松作品殆ど制覇していらっしゃるcyazさんにとっても、この「きみの友だち」は特別でしたかー
いつか、cyazさんちでレビューアップされるといいな~楽しみにしています
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最近~ (cyaz)
2007-11-23 11:08:48
latifaさん、こんにちは^^
「きみの友だち」、最近図書館で借りて読みました。
“きみ”のオチに思わず電車の中で泣いてしまいました。この本は重松作品の中でも特別の感慨がありました。レビューを書く言葉が見つからないくらい、ある意味衝撃でした。とともに人間重松さんが好きになりました!
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あさっちさん☆ (latifa)
2007-09-15 07:22:35
そうそう!それです。どうやら最終回だったみたいです・・・。私がチャンネルつけたのが、もうラスト15分で、丁度蕎麦を食べてるシーンだったので、最初から見ておれば!と、悔しかったんです。

そうかー、あのエリアの中に2店舗のネギ蕎麦屋さんがあったのね・・。私が見た、その番組のお店は、店内は少し薄暗くて、昔懐かしい雰囲気の黒い木の(当然ですが和風の)感じでした。うぬ~、多分2店とも似てる雰囲気なのかもしれないのに、説明下手でスイマセン

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それ、見逃しました! (あさっち)
2007-09-14 23:02:08
関口さんがでてる、旅×旅 の番組でしょ~~~?確か出雲×会津だったと思います。見ようと思って見れませんでした!!

あの大内宿エリアの中にも、ネギそばの店が2軒あって。

つい先日他のローカル番組で見たときは、私の行った大和屋ではないところが取材されてて、ちょっとがっかりしていたところです。今回その番組ではどうだったんだろう???

読書は、気の向くままに、なのですね!
よし!!私の場合は気が向くように仕向けなきゃ!。自然体で本をたくさん読めるようになるのがまさに理想です☆

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あさっちさん☆ (latifa)
2007-09-14 15:12:58
いやいや・・・そんな、気が向いた時に読んでいるだけで、すごーく波があるんですよ。
読まない時は全く読まないし、勢い付いてると毎日読んじゃったり・・。

ところで、昨日の夜8時~9時くらいの日本テレビ番組で、あさっちさんが少し前に紹介していた、福島の昔ながらの街並み場所と、長ネギ蕎麦が、出てましたよー!!一人で反応しちゃってました♪
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こんばんは☆ (あさっち)
2007-09-14 01:14:27
長生きしてほしい、なんて口に出すのは嫌だから、ぼくは父親と家庭の物語を紡ぐ。――(重松清)

↑著者の思いがビシバシ詰まった小説なのでしょうね!!子育て経験はないですがわかる気がします。latifaさんの紹介文読んでたら、泣きそうになりました、ぜひ読んでみたいです。

話はそれますが、latifaさんはどれくらいのペースで本を読んでいるのですか?週に何冊とか、一日何分、とか決めて読んでいるのでしょうか?いつもその読書量に感心しちゃいます。そして、読みたい本が増える一方です

私の場合、なにしてるってわけでもないのに、ついつい生活してると後回しになってしまって…寝る間際に読み出して、そのまま殆ど読まずに寝てしまうっていうのがお決まりのコース…てのがいけないのかも?
ぜひぜひ見習いたいものだなーと思っています
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みどりさん☆ (latifa)
2007-09-06 15:57:27
みどりさん~コメント欄も読んで下さったのですね☆
ありがとうございます♪
いやいや、ナイフの説明、本当に合ってるか、どうか、ちょっと不安だったりします。
でも、痛いけど、面白い小説だったのは確かです。
キツイ、イジメの話しが多くて、読み終わったあと、どっと疲れた様な・・・。
なぎさの媚薬、性描写がハードなのですね(^-^ゝ
いやいや、覚悟して読めば大丈夫です!確かに好き、って訳じゃないけど、そんなに嫌いって訳じゃないんですよ。普段そういうの読む機会が無いので、すごいのって、読んでいて結構楽しかったりするんです。(爆)
今度読んでみます(^_^)/
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cyazさん☆ (latifa)
2007-09-06 15:52:43
こんにちは~!くちぶえ番長のレビューを拝見させて頂いていた際に、cyazさんが、重松ファンで、一杯読んでいらっしゃるのが解って、過去の記事に遡り、発見したんです^^

重松さんは30~40代の男性が読むと、凄く共感しちゃう人が多いと思います。私は女性ですが、やっぱり、あちこち共感して、うるっと来ちゃう作家さんです。くちぶえ・・も、今度読んでみたいと思います。
TB、お手数おかけしちゃってスイマセン。
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なぎさの媚薬は・・・ (みどり)
2007-09-05 20:43:36
コメント、ありがとうございました!!
ナイフ、ですか?latifaさんの説明がとても上手なので、今度読んでみようっと思いましたよ
実は、なぎさの媚薬は図書館で2の方を借りたのですが、かなり性描写が細かく、ハードです。私は全然平気なんですけど、latifaさんはひいてしまうかな・・・
でも、読後感はじんときて、ちゃんと夫婦愛、家族愛が描かれていたと思います。気がむいたら、読んでみてくださいね
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くちぶえ~ (cyaz)
2007-09-05 12:37:05
latifaさん、TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m

重松作品は好きでよく読んでいます。この「きみの友だち」は未読ですが(汗)
つい最近「くちぶえ番長」を読み終えて、また泣いてしまいました。
自分を物語の中の主人公たちに投影させてくれる重松作風はこれからも愛読書として読み続けることでしょう!
TB調子悪いようなので、また後でやってみますねm(__)m
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みどりさん☆ (latifa)
2007-09-05 09:45:43
きゃ~みどりさん 嬉しいです~☆
みどりさんも、流星ワゴン読まれていたんですねー!
誰かと、流星ワゴンの事話せるのは、初めてなので、凄く嬉しいな♪
そうそう、ラストは期待出来る・・けど、大げさじゃないってところが、良かったです。
で、やっぱり・・・。みどりさんも、奥さんの処はいまひとつでしたか・・・。

>妻側の立場を描くのが苦手なのかな
今まで読んだ重松さんの本を、今頭でちょっと回想してみたんです。うん、、確かに、あまり、これっ!っていうのが無かったかな(全部読んでるわけじゃないので・・偉そうな事は言えないけれど)

以前、何の本だったか忘れちゃったんですが、「ナイフ」かな・・?夫婦がいて、奥さんは昔学校の先生だったか、、働いていたんです。1人目の子供の時は、共働きしていて、でも2人目が出来たら続けるのが難しくなり、専業主婦になったんです。そうしたら、彼女のモンモンとした不満が、そうさせたのか・・・?子供の通う学校の担任とか、学校を攻撃する様になって・・って話があって、そのお話は凄くリアルでした。重松さんの奥さんが、確か先生だ(orだった?)そうで、もしかして、実話っぽい部分もあるのかな?なんて思ったりしたんです。

>なぎさの媚薬
これは知らなかったです。人生のやり直し、がテーマ?の内容は私大好きなので、こちらも読んでみようっと。

ペットボトルの記事も読んで下さって、ありがとうございました~。またお気軽に遊びに来て下さい
返信する
いいですよねっ (みどり)
2007-09-04 16:16:42
お久しぶりです。
流星ワゴンは、友人がとてもいいからと勧めてくれて、かなり前に読んだのです。最近なぎさの媚薬という本を読んだのですが、重松さんて『人生のやり直し』を書かせたらぴか一なんじゃないか、と思いました。流星~はものすごくどん底におちる暗さはあるけれども、ラストは充分期待が持てるし、よみごたえありました。でも、私もlatifaさんが指摘されたように、奥さんの心情があまりにも描かれてないなあと思いました。どうも妻の立場を描くのが苦手なのかなあ・・・なんて、大作家さんに失礼ですかねえ?
また良い本あったら教えてくださいね。
latifaさんの、ほかの項で、可愛いペットボトルのブログ、楽しく読ませていただきました
返信する
牧場主さん☆ (latifa)
2007-09-02 20:52:36
こんばんはー!
いやいや、2学期制も3学期制も、宿題は同じっすよ~(^-^ )
私も牧場主さんと同じタイプ。先にだ~~っと終わらせちゃって、後はのんびり・・ってタイプでした。
私たちみたいなタイプって極少数派みたいで、回りに全然いなかったです。殆どが娘さんと同様、最後に焦って・・・って感じなのかも☆

そうか~情熱大陸はビデオの中ですね。ダルビッシュに他に2人兄弟がいるっていうの知らなくて、私は、そこに一番驚きました。

>上下巻、連続巻
そーなんですよ、私も同じ経験したことが何度もあって、困ってます。たいがいの場合、1巻や上巻が一番人気があって、混み合ってるんです。だから回って来るのが一番遅い。でも、後半になればなるほど、回ってくるのが早いみたい。(1巻読んだものの、段々と後半になるにつれ、挫折組が増えるため?)
最近は、しょうがないので、順番づつ、リクエストするようにしてます・・・。

ナイフ、私も読みました。もう~重くて・・・。
実は、この記事、ナイフも最初入っていて、3つまとめてのアップの予定だったのですが、既に文章が長くなっちゃったので、はしょりました・・。
返信する
ダルは (牧場主)
2007-09-01 15:00:14
ビデオに録ってありますが、私が見ると、娘がやってくるので、工作が終わらなくなるから、新学期始まってから見ます。
はぁ、もう、誰だ、こんな泥縄根性の奴育てたのは!! 私は夏休みの初めの3日でいつも全部宿題を終わらせるせっかちものだったから、娘の気持ちはさっぱり分からないっすよ。
いいな、二学期制は・・・・・・地獄が短くて・・・・・・

「その日のまえに」は、うん、ひとつだけ、そういうかんじの話がありました。
家族が死ぬ話で、ここぞとばかり泣かせる話。
「カシオペアの丘で」もそんなかんじなんで、丁度読了してさっき泣いておりました。
子供には、宿題終わらせる子供に育てたかった、とせっかく涙が出たんで、わざさざみせつけて嘘こいときました。
トラウマになりますように。(鬼)
「カシオペアの丘で」は上・下巻なんで予約するならセットで来るといいっすよね。
私が以前予約したとき、なぜか下巻からきて、結構ですとカウンターで言ったら、やっぱり、とか言われたことが。
いじめがテーマの本は、私もその時は一気に読むけど、読み返したくはないですね、私の心に残っているのは「ナイフ」だったと思うけど、世相も当時悲惨だったんで・・・・・・もう、その重さについていけませんっていうかんじでしたよ。
また、重松さんのことは落ち着いたら、ゆっくりとお話しにきます。
ダルも見てから。



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牧場主さん☆ (latifa)
2007-09-01 11:16:12
牧場主さん、こんにちは~!
そうかー、そちらは、9月が学校開始なんですね?
こっちは、もう約1週間前に学校が始まっちゃってるんですヨ。
ラストスパートの応援、がんばって下さい♪

「その日のまえに」は、読んだことがないんです。
号泣もんの作品なのですか?
いや~、痛い作品って、読んでる時は、引きこまれるんですが、また読みたいとか、思い出したいと思わないんですよ・・・。
特に、重松さんのイジメの描写とか悲惨すぎて、耐えられないというか・・・。

カシオペアの丘では、王様のブランチかな?で、内容や評判を聞いて、私も読みたいな~と思っていました。
リクエストしようとしたら、もう既に凄い待ち順番!諦めたんです。牧場主さんの感想楽しみにしています。その感想次第で、またリクエスト登録するか、どうか考えてみようっかな~
PS この前の「情熱大陸」見ましたか?ダルビッシュ君でしたね☆
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まだ、必死こいてます (牧場主)
2007-08-31 22:36:39
まあ、latifaさんも重松清さんをお読みになっていたんですね。
↑で、重松さんの本はちょっと痛くて、とありますね。
私も、そうなんすよ。
「その日のまえに」が号泣したのに、もう、結構ってかんじで。
「流星ワゴン」は未読なんで、探して読んでみたいです。
また、落ち着いたら「カシオペアの丘で」の記事をブログで書きますんで、よかったらいらしてください。
今んとこ、夏休み最後の日の夜まで子供の工作や研究の応援(脅し)は続きそうです。
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存在する音楽さん☆ (latifa)
2007-08-31 19:59:31
こんばんは、存在する音楽さん☆
重松氏は、若者や学校内の問題を書くのが上手な人という感じです。
でも、エッセイも、私たちとほぼ同世代だけあって、懐かしい話題に触れていましたよ。
私は、特にお気に入りの作家さんってことは無いのですが子供の心理描写については凄いです。
実は、彼の本、ちょっと痛くて・・・何度も読みなおしたいという気持ちにならないのも多々あったりします(私は)

最後の文、ありがとうございます。いやいや、ダメ母で、反省ばかりです・・。
返信する
藍色さん☆ (latifa)
2007-08-31 19:45:13
わ~っ、「きみの友だち」、藍色さんの去年のベスト6位だったんですか!
そういえば、もう9月、今年のベスト10、半ば決まりかけていらっしゃいますか?藍色さんの今年の選択も楽しみです。私は神田川デイズが上位に入りそうです。
「流星ワゴン」もし読まれることがあったなら、藍色さんのレビュー楽しみにしています。


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みみこさん☆ (latifa)
2007-08-31 19:42:48
思いがけず書いたつぶやきだったのに、共感して下さって、ありがとう~!
うん、うん。凄く解る。私もこの手の物語を読むと自分の子育ての反省材料になるし、子供と接する時のヒントや勉強になりますよね。

重松作品、時々ハードな描写が
そうそう!最近知ったんだけれど、そっち系?小説も上手な事で有名だとか@@
疾走も凄かったね・・・。
返信する
juneさん☆ (latifa)
2007-08-31 19:37:03
juneさんちは、男女両方いらっしゃるから、息子さんさんを通して見る、男の子の世界?みたいのも、感じることが出来ますよね^^ 

>子供のころに見えていたものが見えなくなっていたのに気付いたりします。
 その通りです。私は子無し既婚の期間が7年と長かったのですが、その時と今では、自分の物を見る目とか随分変わりました・・・
返信する
エビノートさん☆ (latifa)
2007-08-31 19:34:15
私のつぶやきに反応して下さって、ありがとうございました(^_^;)
重松さんの子供さんが、高校生くらいになったら、今度は、より一層リアルな高校生の心理が書かれる様鬼なるのかも・・ですね。
流星ワゴン、もし読まれたら、エビノートさんの感想、楽しみです♪
返信する
読んでないのに (存在する音楽)
2007-08-31 07:07:47
latifaさん おはようございます。
僕は重松氏の本を読んでいませんが、このエントリを読んで、読みたくなりました。

どうして、こんな小説が書けるのだろうと
しばしば様々な作家のことを考えることがありますが、「きみの友だち」のような小説は取材をしているのか、自分の子供の頃に書き留めたものを残しているのか、そういうことをしなくても書けてしまうのか

ネットや携帯で知らせたくない映像・音声・文字情報
があふれる中で、さまざまな制限を設けることは難しいですね。
清濁の水を合わせて飲む逞しさが欲しいですが、年代に応じて読むべき本は変わるだろうなと思います。latifaさんのような親のフィルターがあれば、お子さんにも適切な本を推薦できますね。

返信する
Unknown (藍色)
2007-08-31 01:44:15
latifaさん、こんばんは。
「きみの友だち」は、去年の私のベスト6位でした。
友だちとの関係の難しさや悩み…
ひとつひとつのエピソードが積み重なって問いかけをしてくるみたいに、描かれていましたね。
最後がとても感動的な物語でした。

私も「流星ワゴン」未読です。
latifaさんの記事で読んでみたくなりました。
返信する
お邪魔します~ (みみこ)
2007-08-31 00:49:12
こんばんは。
latifaさんの最後の一文・とっても共感
覚えます。私はね・・・最近子にこうあって欲しい
という部分を強く押し付けているような気がしていますわ。自分も10代の頃は上から色々言われるのは一番嫌だってわかっているのにね。だからこそ、↑のような、物語を読むと自分の子育ての反省材料にもなりますよ・・。この時期の女の子はこんなにも繊細で
悩み多いんだな・・・っていうことをあらためて認識するから。大人になるとこの手の感情忘れてしまいがちだからね。
流星ワゴン・・・は未読。
<H描写が凄過ぎて、そこがあまり好きではなかった>ココが気になる~~。あまり重松作品って
読んでいないけれど時々ハードな描写があるよね・・
疾走なんて・・・ひえ~~~~って思ったものね。
子には選んで勧めたいわ・・笑
返信する
Unknown (june)
2007-08-30 20:45:53
私も「きみの友だち」はすごく好きな本です。
痛いけれど、重松さんの優しさや思いがすごく詰まっている気がします。

子どもといると、子供のころに見えていたものが見えなくなっていたのに気付いたりします。確かに繰り返しているような感じですね。
私も「流星ワゴン」未読なのですが、読んでみたくなりました。
返信する
Unknown (エビノート)
2007-08-30 20:13:36
子育てで人生を二回繰り返すというlatifaさんの言葉、なるほどなぁと思います。
だからこそ、子どもの心に寄り添って、こんなに素敵な作品を重松さんは描かれるんでしょうね。
『きみの友だち』素敵な作品でした。
『流星ワゴン』の方は未読なので、近いうちに読んでみたいと思います♪
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