水のある風景

お鷹の道と呼ばれる散歩道、以前カラー(海芋)(記事)で紹介したことがありますが、とても水の豊かな所です。ここから湧き出る水は真姿の池湧水郡と呼ばれ、野川という、多摩川に合流する一級河川の源流の一つです。水源ですから、その水はとてもきれいで蛍まで見られます。毎日沢山の人々が水を汲みにやって来ているようです。



この道、お鷹の道から分け入ると突き当たりが真姿の池と呼ばれる所。この湧水郡は環境庁の「名水百選」に選定されているのだそうです。



真姿の池の名の由来は、「嘉祥元年(848)不治の病に苦しんだ玉造小町が、病気平癒祈願のため国分寺を訪れて21回参詣すると、一人の童子が現れ、小町をこの池に案内し、この池の水で身を清めるようにと言って姿を消したので、そのとおりにしたところ、たちどころに病は癒え、元の美しい姿に戻った」という説から来ているそうです。



少し離れたところにも湧水が流れ込んでいるところがありました。どうやら私有地の様で、中に入る事は出来ないのですが澄んだ水が絶えず流れ出しています。



ふと脇を見ると、昨晩の雨雫が残っていました。


Editor CABEZÓN


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