2024年も残りわずかとなりました。
直接お会いした方も、ネット上だけの方も1年間ありがとうございました。
来年はすでにいくつか演奏会が決まっており(情報解禁次第お知らせいたします)、ソロにも力を入れたいと思っております。
さて、私はバッハ以前の音楽(チェンバロ、クラヴィコード、オルガンのための音楽)をモダンピアノで演奏する、という活動をしています。ありがたいことにブクステフーデ、パッヘルベル、ラインケンのCDを出させていただくなど細々ながらも活動出来ていること、本当にありがたく思っています。
昔から「人前で何かをする」というのがあまり好きではない自分ですが、ブクステフーデを中心にモダンピアノでのプレ・バッハを聴いてもらいたいという一心で続けてきました。
先日、ふと立ち止まって色々考えてみました。ここ数年、古楽器の奏者の方にも聴いてもらいたい、と考えていたように思います。しかし、元々は「ピアノ弾き」に聴いてもらいたいというところがスタートでした。
なぜピアノ科の一番古い作曲家はバッハなのか?というのが音大に入った時一番感じたことです。入試課題にはどの学校も平均律。しかしその根拠が分からなかったものです。バッハはたしかに様々なスタイルで作曲しました。イタリア(風)、フランス(風)、イギリス(風)...だからといってバッハを弾けば全てを掴めるわけではありません。バッハ以前を弾こうとした時、周りからは「いや、その時ピアノは無かったから」と言われました。いやいや...バッハもじゃろがい。もっと言えばその理屈ならショパンだって今のピアノじゃダメじゃろ。偏屈かもしれませんが、私にとってそれは納得のいく理由ではありませんでした。
私に居場所を最初に与えてくれたのはResonanCe(レゾナンス)でした。ご存知ない方がほとんどでしょうけれども(笑)ピアノ×ソプラノ×ピアノという変なグループです。YouTubeぜひ見てね。ResonanCeは最初、古い音楽と新しい音楽でコンサートをやりたい、と私のワガママを叶えてくれたグループです。私が勝手に恩を感じているグループであり、なんだかんだもうすぐ結成7年になります。このグループが無ければ今のソロ活動は無かったでしょう。よほどのことがない限り、私は他のグループに加入したり結成することは無いです。まぁ逆に言えば、何か組んだらよほど心が動くことがあったってことで(笑)巡り巡ってレゾのおかげでCDを出すことも出来ました。レゾには感謝でいっぱいです。
本当に弾きたい曲を弾いてきているんですよね。しかし、ピアノで演奏できるかどうかは吟味しています。やはりモダンピアノとの相性と言いますか、その曲のポテンシャルを最大限に発揮出来るのはオリジナル楽器だけでは?と感じるものも少なからずあります。また、自分の演奏の軸となる「ゲマトリア」が反映されるかどうかも曲を選ぶポイントとなっています。聴いた方がこれらの中でどこかに共感してもらえれば、それ以上嬉しいことはないですね。ぜひ一度はその耳で体感してください!とは思うけれども、全ての人に受け入れられるとは毛頭思っていません。ただ「お、ブクステフーデ良いじゃん」だったり「バッハより前の曲もピアノで弾けるんだ」だったり「え、ゲマトリアってなに?」と思ってくれる人が少しでも増えてくれたらありがたいです。
ちょっと長くなりました。なぜピアノの一番古い作曲家はバッハなのか?という疑問を持った初心に帰って活動していきたいと思います。同時に生徒さん達と一緒により音楽を深めていけるよう、音楽活動とレッスンをもう一度見直して2025年を歩めればと思います。
どうぞ良いお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いいたします。
直接お会いした方も、ネット上だけの方も1年間ありがとうございました。
来年はすでにいくつか演奏会が決まっており(情報解禁次第お知らせいたします)、ソロにも力を入れたいと思っております。
さて、私はバッハ以前の音楽(チェンバロ、クラヴィコード、オルガンのための音楽)をモダンピアノで演奏する、という活動をしています。ありがたいことにブクステフーデ、パッヘルベル、ラインケンのCDを出させていただくなど細々ながらも活動出来ていること、本当にありがたく思っています。
昔から「人前で何かをする」というのがあまり好きではない自分ですが、ブクステフーデを中心にモダンピアノでのプレ・バッハを聴いてもらいたいという一心で続けてきました。
先日、ふと立ち止まって色々考えてみました。ここ数年、古楽器の奏者の方にも聴いてもらいたい、と考えていたように思います。しかし、元々は「ピアノ弾き」に聴いてもらいたいというところがスタートでした。
なぜピアノ科の一番古い作曲家はバッハなのか?というのが音大に入った時一番感じたことです。入試課題にはどの学校も平均律。しかしその根拠が分からなかったものです。バッハはたしかに様々なスタイルで作曲しました。イタリア(風)、フランス(風)、イギリス(風)...だからといってバッハを弾けば全てを掴めるわけではありません。バッハ以前を弾こうとした時、周りからは「いや、その時ピアノは無かったから」と言われました。いやいや...バッハもじゃろがい。もっと言えばその理屈ならショパンだって今のピアノじゃダメじゃろ。偏屈かもしれませんが、私にとってそれは納得のいく理由ではありませんでした。
私に居場所を最初に与えてくれたのはResonanCe(レゾナンス)でした。ご存知ない方がほとんどでしょうけれども(笑)ピアノ×ソプラノ×ピアノという変なグループです。YouTubeぜひ見てね。ResonanCeは最初、古い音楽と新しい音楽でコンサートをやりたい、と私のワガママを叶えてくれたグループです。私が勝手に恩を感じているグループであり、なんだかんだもうすぐ結成7年になります。このグループが無ければ今のソロ活動は無かったでしょう。よほどのことがない限り、私は他のグループに加入したり結成することは無いです。まぁ逆に言えば、何か組んだらよほど心が動くことがあったってことで(笑)巡り巡ってレゾのおかげでCDを出すことも出来ました。レゾには感謝でいっぱいです。
本当に弾きたい曲を弾いてきているんですよね。しかし、ピアノで演奏できるかどうかは吟味しています。やはりモダンピアノとの相性と言いますか、その曲のポテンシャルを最大限に発揮出来るのはオリジナル楽器だけでは?と感じるものも少なからずあります。また、自分の演奏の軸となる「ゲマトリア」が反映されるかどうかも曲を選ぶポイントとなっています。聴いた方がこれらの中でどこかに共感してもらえれば、それ以上嬉しいことはないですね。ぜひ一度はその耳で体感してください!とは思うけれども、全ての人に受け入れられるとは毛頭思っていません。ただ「お、ブクステフーデ良いじゃん」だったり「バッハより前の曲もピアノで弾けるんだ」だったり「え、ゲマトリアってなに?」と思ってくれる人が少しでも増えてくれたらありがたいです。
ちょっと長くなりました。なぜピアノの一番古い作曲家はバッハなのか?という疑問を持った初心に帰って活動していきたいと思います。同時に生徒さん達と一緒により音楽を深めていけるよう、音楽活動とレッスンをもう一度見直して2025年を歩めればと思います。
どうぞ良いお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いいたします。