横文字ばかりですねぇ(笑)
そもそもResonanCe(レゾナンス)というのは私(大内)が渡邊に声をかけてできたグループです。古い音楽と近現代の音楽だけでコンサートをしたい、というところから始まりました。R(ルネサンス)B(バロック)とM(モダン)C(コンテンポラリー)のmeets(出逢い)です。有名なショパンやベートーヴェンなんかが演奏されません。ある意味マニアックなコンサートですね。
後に紅一点ソプラノの東城が加わり今のグループになりました。東城は両方を(古いのも新しいのも)担当するので大変そう(他人事)。
言ってしまえば大学時代の私の思いつきから始まったようなもんです。第1回は2018年でした。3人の地元、福島で9月、10月にコンサート。思いついたことをとにかく詰め込んだ会でした(笑)12月には東京で。
2019年には地元の郡山でStoriesという、演劇と音楽を組み合わせたコンサートを。たくさんのお客さんの前で演技と演奏をするとは…レゾでなければ私はやらなかったことでしょう(笑)
2020年にはコロナ流行直前。R/B meets M/C第2弾を。
その後はYouTubeでの配信コンサートなんかをやってましたが、2020年の8月に初めてのオリジナル曲「ラベンダーとひまわり」を発表。
2021年には初めて小学校で演奏。私と東城の母校という思い出深い会になりました。
2022年には久しぶりのコンサート。クレッシェンドライブってのをやりました。
2023年にはオリジナル曲「ラベンダーとひまわり」のストーリーを朗読とピアノで。
そして2024年の4月21日には久しぶりにR/B meets M/Cを。非常にマニアックなコンサートです。私は主軸としているブクステフーデやらパッヘルベルなんかを演奏します。東城とは初めてのバッハを!バッハのカンタータを演奏します。
たくや君はハチャトゥリアンとベルクの歌曲を。濃い会になりそうですね。
元々3人は違う方向を向いていた人間です。終着点は同じ場合がありますが、そこに行き着くまでの道程がバラバラ。でもかなり仲良し。コロナ禍以降、それぞれがそれぞれに忙しくなり、音楽への向き合い方と言いますか、音楽との関わり方のようなものに各々の中で変化があったように思います。それはきっと個人個人では特に変わったことはない気がしているのかもしれませんが、心境の変化というものはそういうもんですよね。こんなことを言ったら2人は不快に思うかもしれませんが(笑)私も2人から見たら変わったのかもしれませんし。それはそれぞれの生活というものがありますので、当然のことと思います。
しかしそれぞれのコンサートには遊びに行ってますので、会う度に「次いつやる〜?」みたいな話はずっとしているんですよね。
しかしそれぞれのコンサートには遊びに行ってますので、会う度に「次いつやる〜?」みたいな話はずっとしているんですよね。
合わせの日、3人で昔のコンサートの映像を見ました。なんというか...今は失われた「何か」が見た目とは別に「響き」として確実にそこに在りました。演奏に関する幼さのようなものはもちろんあるのですが、若さのような勢いみたいなものが先行しており、何より音楽がイキイキとしていました。
何と言いますか、悪い意味で3人でコンサートをする「慣れ」が出てきていたのかもしれません。コンサートの回数が少ない分、1回1回を大事にしているつもりではあります。しかし、目に見えないところで悪い意味の仲良しが出てきてしまっていたのかもしれないと思いました。
まずは4月21日、お客様もですが、我々も楽しめる会になることを願って準備しております。ぜひ聴きにいらしてください。
昔あったものを取り戻すことは不可能かもしれません。ですが、初期よりも個々の力は上がっているはず(そうでなければならないのですが...)ですので、より良いコンサートは出来ると思うのです。それは演者である我々の気持ち次第なのかなぁという気がしました。個々の活動が増えたために、1つの会を3人で創るという部分に足並みが揃っていなかったのかもしれません。相変わらずの仲良しを良い方へ繋げていけるといいなと思います。