今日は朝から失敗続き
10時半に目覚めて、8時に飲むはずのプログラフが遅れた上に、自分で時間指定していた宅配便も受け取り損ねて、午後に受け取り変更。
(スマヌ、郵便局員さん)
結果、1日潰れちゃった。
水彩色鉛筆のカラーチャートを作って遊んで過ごしました
左:FABER-CASTELL
右:STAEDTLER
同じ24色でも、メーカーによって入っている色や、描いた時の質感が違います。
STAEDTLERは会社の社長のお母様からいただきました
◆◇◆◇
宅配便が到着。
父から果物が届きました。
美しい~
自然のものって本当に素晴らしいですね。
父は、実家で唯一、わたしを気にかけて電話をくれる人です。
そして、わたしが今まで出会った人の中で、もっとも‘変わり者’の人物でもあります。
(なんと身近にいた!)
「振り込め詐欺」にあってもまったく心配ないと思えるほどケチで有名な父が、娘のために果物を送ってくる?!
このびっくり仰天な現実が、わたしが退院してから、1か月に1回起こるんです。
入院中は、「俺には何もでぎねぇ(秋田訛り)」を口癖に、バナナの1本も持ってきてくれず、ただ自慢話だけして帰るような人でしたが・・・・・・。
退院間近、こんなことがありました。
母とわたしの関係が壊れてから、むしろ自由になった父が、いつものように1人でひょっこり見舞いにやってきました。
わたしの丸顔を見ただけで「おう、元気そうじゃねぇか」と言います。
・・・・・・元気じゃない。
・・・・・・ご飯が食べられない。
・・・・・・どんどん体重が減っていく。
・・・・・・痛い。痒い。吐く。歩けない。気持ち悪い。
・・・・・・どんな治療をしてきたか知らないくせに。
・・・・・・一度でも、一緒に先生の話を聞いてくれたことがあったか。
・・・・・・どんなにわたしが怖かったかわかるか。
そんな気持ちをぶつけても‘のれんに腕押し’で、「元気そうだ」の一点張り。
その日は、リハビリがてら、父と夫と3人で病室から30mくらい先のデイルームへ行くことにしました。
ベッドから起きて立ち上がったわたしの姿を見た父が、息を飲むのがわかりました。
ガリガリに痩せて骨と皮だけのようになった娘の姿を、父は初めて見たのです。
(丸い顔に騙されてたんですねぇ)
夫に支えられながら、ゆっくりとデイルームまで歩きたどり着くも、すぐに吐き気がして5分と座っていることができませんでした。
なりふり構っていられず、
「もうベッドに(帰る)」
と言って立ち上がった時、
「限界だね」
夫はすぐに父との会話を中断して、わたしの手を引いてくれました。
父は
「えっ、そんなに悪いのか・・・・・・」
と、立ち尽くしていました。
◆◇◆◇
「俺には何も出来ない」が口癖だった父。
わたしは、「何も出来ない」のではなく、「何もしない」人なのだとずっと思っていました。
あれから退院し、1か月に1回果物が送られてきます。
いままでの父からは想像もできなかった行動に、正直、感謝よりなにより驚きが先行します
しかし、田舎の人だからか果物の選び方が、good job
今まで食べたことのないような、最高に美味しいものが届いています
病気になって気づきました。
果物は最高の食べ物だってことに[E:shine]