2013年12月21日、日比谷公会堂にて。
【宇宙兄弟 オーケストラフィルムコンサート】が公演されました
余裕でチケットが取れたので、ガラガラだったらどうしようと思っていましたが、子どもから大人まで、男性も女性も、1人で来ている人も友人同士も家族連れも、様々な人が大勢集まり、満席でした
アニメ映像と生オーケストラ演奏がコラボレーションする、1日限りの大イベントです。
わたしのアニメ愛とオケ愛も、ここに炸裂するのであります
冒頭から涙がチョチョぎれ(ん?死語?)、鼻水が暴走しました。
右隣の若い女性も大号泣。
うんうん、そうだよね、泣けるよね
他人様とも感動を共有出来るのは、コンサートの醍醐味。
生オケをバックにRakeさんが歌う「素晴らしき世界」も感動的でした
※Rakeさんは仙台出身のミュージシャン。宇宙兄弟のエンディングにも使われた「素晴らしき世界」は、Rakeさんが震災時に仙台の空を見上げた時に感じた思いを詩におこしたもので、震災の応援歌としても有名です。
ロケット発射の映像と音楽の時には、
「悩みなんか吹っ飛ばせ!」
という声が聞こえてきそうなほどの、勢いと迫力、そして感動の嵐
行け行け! ロケット! 天まで昇れ!!
◇◆◇◆
【宇宙兄弟って?】
「宇宙兄弟」は、兄ムッタが、弟ヒビトの悪口を言った上司に頭突きをくらわせ、会社をクビになるところから物語は始まります。
弟は子供の頃の夢を叶え、宇宙飛行士になって月へ行くというのに、兄の方は無職……しかしとうとう、ムッタも決心し、ヒビトの後を追うように宇宙飛行士を目指します。
実写版の方では宇宙飛行士になるところまでしか描かれていませんが、原作の漫画とそれに追随しているアニメの方は、続きがあり終わっていません。
肩書きが宇宙飛行士になってもなかなかアサイン(任命)されずに、何年も訓練だけをしている先輩宇宙飛行士が何人もいるという現実。
そして、兄弟を母のように優しく導いてくれた天文学者シャロン博士が、進行性の難病ALSを発症してしまったことで、ムッタの夢はムッタ一人の夢ではなくなっていきます。
残された時間は決して多くはありません。
月面望遠鏡を作るというシャロンの夢を、ムッタは彼女が生きている間に叶えたい。
ムッタは仲間やライバルたちと、海や空、砂漠、特殊な閉塞空間などで、数々の訓練をこなしていきます。
一方、弟ヒビトは月面で酸素がなくなるという絶体絶命のピンチを脱したものの、そのことによってパニック障害を負ってしまい、事実上の戦力外通告をされてしまいます。
ムッタやヒビトだけではなく、宇宙飛行士として宇宙へ行きたいと思っている人は大勢いて、それぞれの思いや夢のために犠牲にしているもの(家族)もあります。
でも、全員が仲良く手を取り合って宇宙へ行けるわけではない……。
試験に落ちたり選ばれなかったりして、悔しい思いをした人たちが、宇宙飛行士としてではなく別の道からでも宇宙に関わり続けようとする、その姿にも教えられます。
挫折しても失敗しても、そして一つの夢が叶えられなかったとしても、自分がやめさえしなければ終わりではないのだと。
そして、宇宙兄弟の合言葉。
---It's a piece of cake. (楽勝だよ)
会話も出来なくなった難病のシャロンがこの言葉を文字にする時、その言霊は絶大な力となって、心に響いてくるのです。
はい、大満足です[E:happy01]