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母親孝行

2023-02-11 | 人生を思う
我が家は息子と二人暮らし。
その息子が、ある店舗のポイントがたまると、発泡酒と交換して持ち帰り
そして、私の晩酌となる流れ・・・
一応、お伺いは立てるけど、「いいよ」とやさしい返事が返ってくる。
 孝行息子 ! ・・嬉しいね
私が年齢を重ねて来た事や、娘から「お母さんをお願いね」と言われてる?
そんな雰囲気もあって、ありがたいと思う
心配しなくてもいいのにね・・・・・

私の母が年老いた頃は私も母が気がかりになっていて、よく母の住まいに
立ち寄っていた
母は花や野菜作りが好きで、近所に小さな畑を借り、自分用の野菜を育てて、
私にも分けてくれていた。花は仏壇用と墓参りの為の花。

昔、洋裁学校に通った洋裁の腕はプロ並みで、洋裁の嫌いだった私は家庭科の
洋裁の宿題が出ると、ほぼ母に丸投げしていた記憶がある💦 なんて娘だ !
しかも母は、某学校の近くで食堂も経営していた。
父よりも収入は多かったのでは ・・・ と思う事もあったような ?

性格は地味なのに、主婦としてだけではなく、よく働いて頑張っていた
母に比べると、私は裁縫は苦手だし、料理もパッとしない
それでも、社会人になって仕事についた私をとても喜んでくれていた
昔の人だった母は女性が社会に出て会社勤めをする事は、憧れだったのかも ?

私達の世代は、家庭科の授業の時に女子は料理と裁縫、男子は技術家庭など
工具などを使う授業だったと思う
この家庭科の授業が男女の枠を超えて、平等に学べる環境だったとしたら
何かの時に、男女とも生きる術として助けになるような気がする

最近、息子の卵の割り方がたどたどしい様子を見て溜息が出た
こんな単純な事を一から教える事になろうとは・・・・
障害があるのは仕方ないにしても、卵くらい ササッと割ってほしい(笑)
・・・・
どんぶりの角で卵に割れ目をつける微妙な様を、丁寧に実演してみせる
「この割れ目に指をかけて割るのよ」と母として愛の実演だった
私にもしもの事があったら、自分で自分の事のすべてをやらないといけない
今のうちに、身の回りの事を全部やれるようになってほしい

いつだったか、通勤の途中に見知らぬおじいさんから声をかけられた息子が
帰宅してから私に「あの人は父親だったのかな ?」と話した事があった
その時の相手の様子から「たぶん、そうだと思うよ」と答えた
今、思うと息子だと気づいて話しかける父親は、人としての情がある。
世の中には、離れ離れになった娘から「逢いたい」と連絡が来ても拒否する
そんな人だっている訳で、元の夫を少し見直した思いがした

血のつながりなんて、はかないものだけど、人はそこから出発したのだから
それが情というもの・・・・だと思う






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