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6LTD(blue)の音は非常に緻密で精緻である 2017-09-28

2023年11月03日 | WADIA6LTD(改)Blue

2017-09-28 12:22:08

 

850LTD(blue)や860LTD(blue)ほか、などの

フラット性をよくかたるが、

(フラット性=音が均一に全般的に緻密に表現される)

6LTD(blue)になると

緻密ではないのか?と思わせてしまっているかもしれない。

 

ところが、もうしわけないが、

6LTD(blue)は、フラット性は少ない。

と、かいているだけであって、

1音1音の緻密さをいうと、

他の機器では追いつけない。

 

何もかもの音がフラットに表現されてしまうと

実は、距離感が薄く感じる。

距離感がでてくるというのは、毎度おなじみのたとえでいえば

遠近法で判るように、実在感が出てくる。

 

1枚の絵に、

平面的に物を書いていくと

なにか、そこにあるだけと感じるが

遠近法をつかうと

あっちの奥の方に有るんだとか

これずいぶん手前においてある。

とか、判る。

これが、6LTDの方が優れている。

おまけを言えば、かまぼこ型の音造りである。

これは、例えていえば

物に1方向から全体的に光をあてるのと

何カ所かに光源を配置して、

かつ、その光の強さを加減する。

すると、出てきた影は

光の強い角度においた光源からは

くっきりと濃い影、

他の光源より長い影

など、逆になると

薄い影、短い影もできてくるだろう。

 

それが、遠近法の実在感(写生画)に

影をつけることになり

より、いっそう、本物にちかい絵になる。

 

では、遠近法、影でいくら本物にみまがうといっても

元のデッサンが、へたくそだったら

本物っぽくみえるだろうか?

 

6LTD(blue)の実在感・自然さ(本物っぽいというより自然という表現の方が的確)

それは、1音1音が

精緻にえがかれるからこそ

成り立つものである。

 

このあたりは、

絵に詳しい方なら

影と遠近法で本物っぽくなるという言い方だけで

かなりのデッサン力、写実性があると理解されるだろう。

 

眼で考えるか

耳で考えるかという

違いなのだけど

ここに距離感というZ軸を持ち出してくると

体感というものもでてきてしまう。

 

その場にいるような体感が耳に届く。

平衡感覚をつかさどる耳には、

これは、現実だ。この中にいるんだとなってしまう。

これに、空気振動などの実際の体感がくわわって

リアルさと一体になってしまい、

はんぱない一体感を味わえる

 

それらをささえているのが、

実は6LTD(blue)の緻密な音

精緻な音なのである。

 


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