この記事で、真空管アンプの不足部分を
トラアンプを聴かないと気が付けなかった代理が居たのであるが・・・
高橋、真空管アンプをかけて、まもなしに
「透明感・緻密さ・切れの良さ・・・などなど・・無いなあ!!」
と、ぼやいていた。
代理はトラアンプを聴かないと気が付けなかったのに・・・。
だが、後日、ナゼ、代理が気が付けなかったを解き明かす言葉を聴くことになった。
作業部屋に入ると
もう、真空管アンプのランプはついていなかった。
「なに?もう、聴くのやめた?」
と、尋ねるまでもない。
「せまっ苦しい表現しかできないから・・・」
いろんな音質(厚み・深み・臨場感・空気感などなど)
トラアンプ(16A)が表現する世界とかけ離れすぎていた。
だけど、
真空管アンプがそれなりに聴けるようになっていたのと
逆に
それでも、トラアンプのほうが良いのとをいうのだろう。
「16Aのエージングがかなり進んだという事だと思う」
と、いう。
以前は、16Aと真空管アンプほぼ同じくらいのレベルだった。
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の、音をきいておらず、
前回聞いたときのインプレでは
ほぼ、
と、同じ音。
(ハーマン同士でもあるので、傾向はにていると思う)
で、やはり、この時も、
きちんと響きが出ておらず、緻密さが薄く、基準機には、ならない。
と、書いていたと思います。
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そのころによく書いていたのが、
「真空管アンプから、トラアンプのような音がでて、
トラアンプからは真空管アンプのような音がでる」
と、いうことだった。
だが、6LBの熟成やLTD仕様音質改善・Blue化をほかの機器にも
施工していくようになったとき
トラアンプにでてくる真空管アンプのような響きというのは、
CDP改善によってでてくる「響き」を、トラアンプが忠実に再現しているからだと気がつきだした。
むしろ、真空管アンプのほうは、響きというより「揺らぎ」でしかないとまで言えるほど
トラアンプの再現力もCDPの抽出・再現力も、本物・自然なものになってきたせいもあった。
なので、
「16Aのエージングがかなり進んだという事だと思う」
と、いう高橋の言葉に
「6LBもエージングが進んでるんだよ」
と、つけたして
はっと、気が付いた。
ーー6LBがさらに熟成している。だから、真空管アンプから出てくる音も、良くなって
トラアンプをきかなきゃ、判断できなかったんだーー
そして、高橋は作業部屋に居れば、サイテーション16Aの音を聴いている・聴こえている。
そのためもあったろうと思う。
即座に真空管アンプの足らなさが見えてしまったんだろう。
そして、
即座に判ったのは、
「16Aのエージングがかなり進んだという事だと思う」
と、考えたのではなかろうか?
だが、代理は、まだ、作業部屋にはいる機会がすくなく
DAIRI’s Audioさえもまともに聴けていないwww
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で、前回の記事で
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しばらく、真空管アンプのたらしにはまってしまっていたが
トラアンプをきいて、我に返ったwwww
今度は逆に、真空管アンプの張り詰めた音の不足
冴え渡らない響き・・・が耳につきはじめ、
聴く気がうせてしまった。
だが、ふと思う。
たぶん、これが、WADIA6LTD(改)Blueじゃなければ
十分な音をだす真空管アンプと感じるだろうと・・・
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6LB自体に「本物・自然」な音を再現・伝達する能力があるのだから、
真空管アンプで、響きなど、足す必要はないし
むしろ、緻密さとか・臨場感とか空気感・透明感などなどの6LBが再現する音質・音世界を
真空管アンプでは表現しきれないどころか、壊してしまいかねない。
と、なると、
素のCDPとか・・・音世界の構築や音質が 薄い・無いOR少ない
そんなCDPに対して・・響きを付け足してやるために真空管アンプは役にたつだろう。
より音世界が広がったと錯覚させることができる。
CDP側からみた視覚だと、こういう言い方になるが
真空管アンプ側から見たら
素のCDPとLTD-Blueの音質の違いなど判らないわけだから(表現できず・響きを足す)
どちらも良い音になるという、真空管アンプの言い分はあると思う。
なので、むごい言い方をしてしまえば
真空管アンプならば、素のCDPでも釣り合うだろう。
だが、トラアンプは、そうはいかない。
素のCDPを聴いては、「足らなさ」を密告してくる。
何じゃ、音がひっついてるじゃないか・・とか
なので、音質改善などで、CDPの音世界・音質をアップしていく。
すると、響きなども自然で、本物になってきて
真空管アンプの響きが、誇張しすぎのうえ、きちんと輪郭が出ない揺らいでいるだけの世界だったと判ることになる。
ところが、
LTD-Blueにしてしまえば、
代理がそうだったように、真空管アンプでも、相当良くなるものだから
まさか、トラアンプに及ばないとは、思いつかない。
で、逆に、真空管アンプとトラアンプとLBをもっていてさえ、
真空管アンプの足らなさに気が付けないときがあるという場合。
これは、トラアンプから「率直な音」が出ていないことに寄る。
トラアンプの表現能力をへたに色付けしてしまうのでなく
ただ、ただ、性能の良い増幅器にすると
LBの作り出す世界がどれほどの物か見えてくる。
そうなると、
逆に、インプレなどから、
ああ、これは、LBの音を再現できていないなと判断できる。
例えばだけど
I氏の表現を借りれば
「860(素)、6LBを追い越してます」
これは、6LBの緻密さや空気感・エトセトラの音世界を
アンプで、きちんと再現できていないせいで、
860(素)の音のインパクトに耳が持っていかれてしまっている。
ここで、ああ、トラアンプ 色付けしすぎで、
6LBの音世界を構築できていないのだなと判る。
その状態なので、
真空管アンプとききくらべて、真空管アンプも「良いですよ」となってしまう。
のちに気が付かれて、860もLBにしてくださいということになるのだけど
よく聞かなきゃ判らないほどに
トラアンプの再現力がもう一歩たりてないというところだと思う。
*では、おおくのLTD-Blueの方々が、構築できないトラアンプをつかっているのかというと
そうではない。
逆に、どこかに書いたが代理の安物アンプでさえ、率直な音をだしてくるのだし
インプレを読ませていただいても、構築できるトラアンプであるのが判る。
それに対し、
トラアンプを良くしよう整備してもらい、逆に違う方向にいってしまったのだろうと思うが
こういう事例はまず無いので、特殊事例ではあるが
そのおかげで、他からの認識ではあるが、
ますます、トラアンプ(他、SP・ネットワークなどなども)の率直性が貴重だと判ったし
当方の16Aの率直性にも、確信を持てた。
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