wadia ノイズ と、いう検索が来ていた。
いろんな原因があるのですが、
一番に確認することは
まちがいなくWADIAからノイズがでているか、と、言うことですね。
先日も、WADIAではないのですが、
ピックアップを交換したばかりのOH品が
CDがまともに鳴らない。と、おっしゃるので、
送ってもらったのですが、
こちらでは、正常に鳴っていましたので、
そのまま返却したのですが、
例えば、ケーブル接点がおかしくなってる。
アンプのほうに、不具合がある。
などなど、十分に確認して頂いたうえでないと、
往復運賃の出費で終わってしまいます。
で、間違いなく、WADIAからノイズが出ているとなったとき
オフセット調整とか、
部品内の何らかの破損とか
わりに簡単に治せる場合もあるのですが、
最悪のパターンもあります。
https://community.phileweb.com/mypage/entry/3798/20130817/38697/
WADIA9は、、。 故障中です。 電源を入れると10分くらいで「ぷつぷつ」と雑音ノイズが入ります。 修理したいのですが、、。 代理店ももう修理してくれませんし・・・・
この記事のWADIA9がやってきました。
アクシス経由でないためもあって、アクシスで見てもらえなかったのですね。
http://longingforaudio.blog.fc2.com/blog-entry-35.html
症状はプツプツと言ったノイズが発生するそうなので早速2日間連続で音出しして確認しましたがノイズと思える状況は音出し2・3時間位まででその後は全く問題はありませんでした。
ペア機のWADIA7が震災で落下修理と2年使用出来ない状態だったそうなので、たぶんコンデンサの劣化で内部が運転状態になるまでに安定しない状態でノイズ発生となった物と思われます。
と、いうことで・・・
今回ノイズ確認でまる2日このWADIA9の音を聞いて思うのはWADIA6改LTDに比べ情報量・音の輪郭や繊細さ音の押し出しなどすべてに劣っていると感じました。
アナログ出力回路はWADIA6の後期型とほぼ同じ様な回路設計をしているのでオペアンプ等の変更をする事で間違いなく音が良くなると思い音質改善を提案し、実施する事となりました。
そして・・
多ピンのパワーオペアンプやSTリンクの取り外しにはかなり手こずり時間が掛かりましたが、オーバーホール・RCAデジタル入力・音質改善とほぼ作業は完了です。
ところが・・・
返却後3時間でノイズが出てしまい残念ながら再入院と成りました。
調査結果はコントロール基板の不具合と判り一時は修理出来ない旨をM氏に伝えましたがM氏の諦めない気持ちが通じたようで東京のオーディオショップに不具合のWADIA9が有る事が判り早速送って頂きました。
この不具合のWADIA9からコントロール基板を載せ替えなんとか修理となりました。
今回はM氏には多額の出費となりましたがWADIA9に対する思いが勝った修理となりました。
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M氏が伝えて来てくださった言葉があります。
「もしも、山手サービス内で、壊れていたら、諦めたと思います。
が、音質改善のあの音を聴いたら、諦められません」
と、いうことで、どのような部分が必要か伝えた所
M氏が
某AUDIOショップさん(SISさんと記憶)に連絡したところ
不具合のWADIA9を保持しているということだったのですが・・・
仮におなじ場所の不具合だったら
購入しても、無駄どころか、散財になってしまうので
そこのところを、よく話してもらったところ
「もしも、同じ不具合で、ドナーにならないのなら
購入しなくても構わない」と、いう配慮を戴くことが出来
(確か)ショップから直、当方に送って来ていただけました。
さいわい、基盤(LSI)は、無事で、修理することが出来ました。
この事を、振り返ると
まるで、WADIA9は「生き物」のように思えるのです。
きっちり、鳴ってみせて
さらに良い音質にかわって、
最後の力を振り絞って
オーナーさまにその音を届けて・・・
そして、オーナーさまの愛情を勝ち取った。
必死で、(もっと良い物になって)上昇し
オーナーさまを喜ばせようとしたのではなかろうか?
そして、その音質に撃たれたオーナーさまは
「もしも、山手サービス内で、壊れていたら、諦めたと思います。
が、音質改善のあの音を聴いたら、諦められません」
と、なったのです。
時を経て
B226も、特殊なICがこわれてしまったのですが、
既に音質改善などしてあって
「感動する」と何度も賞賛をいただいていたのです。
やはり、あの音をもう1度聴きたいと
ドナーからの移植というドラマがありました。
ノイズがでる原因が元で、もう1台同じ機器をてにいれるしかない状態になったとしても
もう諦める。と、いう状態の音質改善ではないわけです。
逆をいえば、
その個体にたいしてのオーナー様の愛情があってこそ
もう1台同じ機器を手に入れてでも治したいという音質に出来上がるということです。
WADIA9などは、とくに、「世界最高峰」と謳われた機器ですから
どこの誰ともわからない、ぽっとでてきて2年半、
その人間がつくったWADIA6LTD(改)より、WADIA9の方が劣るといわれて
俄かには、信じられないだろうし
そこは信じたとして、音質改善なるものが、本当に良い音質をひきだしてくれるのだろうか?
と、いう不安もたくさんあったと思います。
既成の音質改善の程度くらいしか、想像・想定できないのですから
無理は無いと思います。
そこを、信じて下さった。
そのWADIA9を何としてでも、と、いう思いが
突き動かしたのは、「思い切って、委ねる」ということだったと思います。
こう考えると、高橋の技術力・耳がいくらあっても
雌雄をわけるのは、オーナーさまの思いひとつでしかないと思うのです。
どこかにも、書きましたが
「犬と私の十か条」だったかな?
犬がわから
「私には、ご主人さましかいないのです」
と、いう言葉があるのですが
AUDIOも、まさに同じだと思うのです。
巡り合えるご主人様によって
犬も機器も、あるいは、幸せ度が違うこともありえるでしょう。
場合によっては、不幸であることも・・・・。
でも、代理、
高橋に機器を託そうとしたオーナーさまが
ご主人であるのなら
間違いなく、その機器は「幸せ者」であり
さらに、音質改善など施してもらえるなら
その機器は「果報者」だと思います。
AUDIOも生き物です。
高橋の言葉ですが
同じ生き物なら、
少しでも、多く、幸せにしてあげてほしいと思います。
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