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さらなる音質改善が出来上がっているというのに・・・4

2023年09月27日 | ルボックス・スチューダ関連

さらなる音質改善が出来上がっているというのに・・・2018-08-25

さらなる音質改善が出来上がっているというのに・・・2  2018-08-25

さらなる音質改善が出来上がっているというのに・・・3  2018-08-25

 

確かに当方でメンテナンスした機器でした。

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今回は以前REVOX B226のオーバーホールを行った岐阜のN氏よりの依頼でSTUDER A727のオーバーホール・音質改善の依頼です。
写真では表示器のバックライトが点き再生動作をしていますが、到着時は電源も入らず、電源が投入出来る様に成ってもバックライトが点かない状態でした。

RIMG4215.jpg 
電源の入らない不具合はトランスの2次側に付いているヒューズの経年劣化の様でヒューズ交換でOKとなりました。
ヒューズ交換後電源投入されているにも関わらず表示が出ないので表示器を確認すると表示はしていますがバックライトが点いていない状態で有る事がわかり早速汎用のバックライトに交換です。

RIMG4260.jpg 
トレイのガイドローラーのゴムリングが朽ちて無くなっています。写真ではEクリップを外せばガイドローラーが外せる様に見えますが、実際にはほぼ全バラにしないと外せません。このベルトの劣化を考慮していない設計ですね。

RIMG4361.jpg 
オーバーホール・音質改善と作業を進め後は音出しエージングだけとなりエージング開始後30分音飛びの発生です。
アイパターンは最初に測定して1.6Vの電圧幅を確認していたので新品同様の状態だと思ていましたがどうもそうでは無かった様です。
調査をするとアイパターンの電圧幅は新品状態ですがフォーカスの許容範囲が殆ど無く、CDの違いに拠るの反射膜位置の違いを許容出来ない物で有る事がわかりました。

メーカーから出荷されたままのピックアップであれば写真のレーザーダイオード部の隙間に樹脂が見える筈ですが、これは完全に隙間がみえます。どうもレーザーダイオードを交換している様です。
気を付けて見るとレーザーダイオードの所と他の部分の半田の色・艶も違いますね。


RIMG4365.jpg 
これは手持ちのCDM-1で隙間に白い樹脂の様な物が見えています。
レーザーダイオードの交換は位置調整がかなりシビアです。アイパターンを診ながら一番波形が大きく成るところに調整する事に成りますが素人の方に出来る作業ではありません、もし交換をしようと思っている方がおられるならばやめて下さいと言いたいですね。


RIMG4376.jpg 

ピックアップが不良で使用出来ない事をN氏に伝えると以前オーバーホールを行ったB226のピックアップと載せ替えることとなり、早速載せ替えです。
レーザーダイオードの交換が出来る様に成る事は良い事ですが、今回の様に性能が出せなくなるピックアップが出回る様になると思うとぞっとしますね。
今回判断方法がほぼ判りましたので次からの判定には活かせると思います。

RIMG4397.jpg 
色々と問題はありましたが、スイングアーム独特な音の滑らかさと音質改善に拠る音域の広がりでこれからも十分楽しめる音に成ったと思います。

 

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以前REVOX B226のオーバーホールを行った岐阜のN氏よりの依頼でSTUDER A727のオーバーホール・音質改善の依頼です

ピックアップが不良で使用出来ない事をN氏に伝えると以前オーバーホールを行ったB226のピックアップと載せ替えることとなり、早速載せ替えです

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で、B226のピックアップは別途、オーナー様が調達してきました。(何台かピックアップだけ送られてきた)

その2台が・・・

オークションに出品されていたわけです。

おそらく、調達してきたピックアップがよくなかったのでしょう・・・

メンテナンス当時は、きちんと鳴っていたのですが

発光ダイオード載せ替え品・・・で、

早いうちに寿命が来てしまった・・・

と、考えられます。

(画像で判るように、やっと、載せ替え品がわかるようになってきたところでした。

ただ、きちんと載せ替えられる人の手によるものは

正し、長く動作しています)

この2台が出品されるにあたって

ーCDM-1がだめなので、載せ替えてください。

簡単にできますー(2台とも)

と、いうことを、書いていらっしゃったわけです。

正直、疑問でした。

簡単にできる・・という人なら、

自分で載せ替えられるはずです。

なぜ、手放すのでしょうか?

その疑問とともに

OHしてある。(B226)

OHと音質改善してある(A727)

は、良かったのですが

音質改善・OH ・CDM-1 無(乗っているだけ)の値段を

28万だったか・・・

これをOH・音質改善の代金として提示していたわけです。

その当時のOH~音質改善は、10万強という値段でした。

しっかり、鳴るCDM-1プラスOH~音質改善+本体価格で

やっと、28万くらいでしょう。

それを、OH・音質改善の代金として提示

本体価格はなし、CDM1は交換必須・・・

で、OH・音質改善の代金で出品するのなら

多少、使用していたことを考えて

8万円というのが妥当でしょう。

そこを28万という値段

本人の持ち物なので、こちらが苦情を言うわけにはいかず

こちらのブログで

注意喚起したわけです。

で、B226のほうはそのまま、落札され、

(こちらは、無茶な値段でなかったと思う)

出品者もこちらの記事に気が付いたのか

18万ほどに値段を下げていました。

 

A727の、注意喚起が届かなかったのか?

OH・音質改善の代金プラス本体価格マイナスCDM1として

納得されたのか、落札されて行きました。

 

これで、また行方不明機器が、2台もできてしまった。

と、思っていたところに

A727を落札したという方から連絡がありました。

なんでも、OHしてあるということから

山手サービスか某社しかない・・と

踏んで、出品者に尋ね合わせたというのです。

(しかし、某社がどこかわかっていますが

ここは、きちんとしたOHは行っておらず

音質改善もしていません。)

が、ようは、注意喚起には触れていなかったということです。

 

そこで、A727を最高峰にまでグレードアップしてほしいということになって

送っていただいてみてみると

元のままのピックアップのようでした。

それでは、良いものに、載せ替えればよい・・と、載せ替えてみたのですが

うんともスンとも・・・

おそらく、コントロール基盤がいかれているか?

そして、不思議なことに

このコントロール基盤を、別のA727(動作品)にのせ

元のピックアップを載せたら・・動く。

逆に別のA727のコントロール基盤・ピックアップを

このA727に載せたら、動かない。

 

A727の全体は何度も測定し

半田も何度も確認・・・

原因不明・・・打つ手なしと

オーナー様に告げたのです。

18万円以上、かかって

おしゃか・・・

そのA727を(さすがに18万円もだせませんが)

ゆずりうけ

オーナー様は

A727を待っている間に 6Blueに興味を持たれ・・・

6Blueを持つことになったわけです。

 

そして、いよいよ

別件で

A727も727Blueまでもっていくことになったわけですが

どこまで、できるか、未知数なところがあるので

このA727をプロトにすることになったのです。

まず・・・

どうすれば、まともに鳴るようになるか・・・

かなりの試行錯誤の末

出来上がったのは

1枚のCDにしか特化していない・・・

と、いう

持ち駒にならない「へたれ」状態のA727でした。

 

ほかのCDをかけたら

無茶苦茶な音・・・

その1枚のCD特化のまま

727Blueのプロトを作り上げたのです。

 

たとえ、Blueまでもっていっていても

元のオーナー様に返すことができないのは

たった1枚のCDしか鳴らないためですが

すでに6Blueを持っていらっしゃるので

A727Blueで、あっても

6Blueと比べると

ランク落ち(音質として)のA727Blueを

持つ必要はないと思えます。

毛色の違う機器を持つということでは

むしろ、FUSONのほうがお勧めで

これは

850Blue 6Blue ML390Blueのオーナー様にも

おススメしました。

ZIA NEW FUSION 2台目

RIMG0469.jpg
元々音の素性が良いのでBlue化を使った音質改善を行うと情報量が増えWADIA6LTD-Blueとの比較でも見劣りしない音となりますね
FUSIONは真空管を変えることで音色が変わりますので、真空管アンプの様に球を変えて楽しんで頂きたいものです。

 


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