憧れのAudioのサイドバーの手直しなどしようと
ログインしてみたら・・・
問い合わせ欄が目についてしまった。
メール通知で問い合わせがあったことを
連絡してもらえるので、
基本、管理画面に入ることはないのだが・・・
その中で1件。
問い合わせにお答えしていないものがあった。
LUXMAN L-580 アンプを所有している者です。
アンプ内部のホコリが目立ってきたので掃除をしようと思っているのですが、
カバーの開け方が、わかりませんでした。
よろしければ、詳しいカバーの開け方を教えて頂きたく、コメントいたしました。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
と、いう問い合わせだったのだけれど・・・
どうお答えしてよいのやら・・・
まず、こういう質問は
教えてgooとかにだしてみるとか
L-580の修理画像などで、検索して
基本、個人(趣味)でやっている方に問い合わせるのが
良いでしょうね。
前提的に、憧れのAudioで、お答えするものは
此方へのOH・メンテナンスを依頼することを前提に生じた疑問などに対してです。
自分で何とかしたいというものについて、
お教えする場合、それなりの技量があるだろうという方に対してです。
例えば、半田の不具合などについて、
半田は一部分(故障部分・劣化部分)でなく、全半田増ししなくちゃかえって弱っているところが故障しますよ。
と、答えたりしたとき
その後ろに、この人は文面から全半田増しができる(だろう)と、推測しているわけです。
ところが、蓋の開け方さえわからないということであれば、
埃を取るだけのつもりが、内部の何かを壊したり、
良くあるのが、(CDPですが)ピックアップのコードを挟み込んで取り付けてしまう
とか
ねじを締めすぎて頭をなめてしまうとか・・・
元の状態に復帰するどころか、壊しかねないことまでやってしまうことがあります。
そういうことを考えると、
お教えする場合、それなりの技量があるだろうという方に対してです。
の、逆の
お教えして、かえって壊しかねない技量であるだろうという場合、
お教えして、そのまさかの破損が起きた場合
教えるんじゃなかった。
しかるべきところに修理(清掃)してもらうように依頼されたらというべきだった。
と、いう事になります。
で、当方では、初回依頼の機器については、修理のみは扱ってませんし
では、まともに修理(清掃)できるところをしっているかといえば
知りません。
当然、高橋、自分でしますから・・
それに、有名な修理屋さんでさえ、まともなことをしていないのを
見ていますから、(内容的にも、先の挟み込みの事例とかも含め)
お勧めできないwww
お勧めできるところは、清掃だけでは終わらないwww
ちゃんと、コンデンサ替えろとか、いってくるわけですから
やはり、自分でやるしかない。
と、堂々巡りで当方を頼ってくれたのだろうとは思いますが
いやな言い方ですが、
OH代金をけちってしまうような機器であるのなら
愛機ではないんじゃないの?
と、思うわけです。
そんな事々がうかんできてしまい
それを伝えるのは、失礼だろうし
(と、いいつつ、ここに書いていますが)
どんな失敗がおきるか、逐一書きつけることはできませんし
留意点まで書いていたら、膨大なメール内容になるし
そこまで考えると
やはり、お門違いの問い合わせだったと思うのですね。
たまに、こういう自分で治したいからということで
質問が来るのですが
それにお答えしようとしたとき、
時に、あちこちの資料を調べて(ネット内が多いですが)
高橋の時間が費やされるわけです。
そして、メールへの返答になれば、
画像を載せて、文書を書いて・・・物にもよりますが
1日つぶれるような作業です。
と、なると、
なんで、自分で調べないのですか?
なんで、営業職のところに代金も払わず(要りませんが)
教えろといってこれるのですか?
詳しく画像など張り付けて返答した時間はサービスになるわけですが
その後ろに今まで積み上げてきたスキルあってこそなのですが、
そのスキルを積み上げてきた時間は顧みられないでしょう。
とことん、やってみて、見つからないという場合でも、
教えてくれでなく、どういうロゴで検索したら良いでしょうか?とか
この先も自分の愛機を自分で見ていくためのスキル(検索の仕方一つにしても)を上げておきたいと読み取れる質問だと思うわけです。
自分で治すということは、
自分のスキルを上げるという事が裏にくっついてきます。
スキルをあげるためには、時に、手痛い失敗をすることが大事な時もあります。
実際、高橋も、サイテーション16Aの大改造では、
もしも、ダメだったら、何故、ダメだったかを知ることで
更なる良品にすることが出来るので
すべて、スキルアップにつながるという事を言いました。
そして、WADIAの分解(全バラですが・・・)は、当初2~3時間かかりました。
トータルで2時間以上、じっと眺めているので、実際にばらす時間は20分、30分ですが、
頭の中で、組み立て作業の逆をシュミレーションするのでしょう(たぶん・・ww)
それが、スキルになっていくわけですし
今頃はデジカメ・スマホなどがあり、写真を撮りながら分解作業を進めることが出来ます。
どうやったら、失敗せずにばらせるか、また、元通り納められるかなど
一連のストーリー(構成)をたどっていくわけですので、
やはり、そこを考えるのが一番大事なのですね。
逆に、そんなことよりも、もっと、重要なことがあるんだよ。
と、いうタイプの質問が来ることもあります。
先日でしたが、ある機種のピックアップはどの国のピックアップを使っていたのですか?
と、いう質問でした。
通常、ピックアップは一つの国で作られています(生産国)
それが、2つも3つも生産国があるということは
どちらも、アフターパーツ(まねっこ**が各国で、売りさばいていると考えられますがwww)の可能性が高いのですが
どちらのピックアップをつかうにしても、
ピックアップの数値やアイパターンを計って、良品かどうかを検査する必要があります。
その検査結果が良ければ、ピックアップを載せるわけですから、
おそらく、アフターパーツであったとしても
純正品であったとしても
もうすぐ寿命の物をのせるわけがないのですね。
どちらの製品がよいでしょうか?と尋ねられても
しっかりしたところのアフターパーツなら5~6年以上もつかもしれず
純正品であっても、保管云々が悪くて寿命間近だったりするかもしれません。
実際、CDM-1あたりは予備を持とうと
廉価版から取っているという事が多く
(CDM-1の場合はKSS151Aのような廉価版用とか高級器用とかの区分けがないようです)
いざ、OHになって、一緒に送られてきたピックアップが本体に乗っているものより悪い・・
3台持っていて、全滅・・・
こうなると、高いCDPを購入していたら、まともなCDM-1を購入できる金額になってしまう。
さすがに、計測方法などはお伝え出来ませんが
基本的な「性能」を満たすこと=それを扱えるスキルが必要と
やればやるほど、いろんな場面でいき詰ってしまうわけです。
そうなると、やはり、ちゃんと扱える人間が必要であり
その必要性を認めない(変な表現ですが)自分で治したい人は
相当な調べが必要なわけです。
で、当方、いろいろ、画像を出していますが
よく見ていただければ、
どこで、計測しているかなどの
画像・アップなどは一切出していませんし
直された人には、細かな画像を送っていますが
それは、公開しないでほしいとお願いしています。
それくらい、貴重な手順や工夫をしているということは、
1部分のブログ記事の画像では、およびつかないことで、
記事のとおりにやったら壊れた・・という
自分で治したい派の方がいらっしゃったのですが・・・
全部、事細かに出てると思うのもおかしいですが
1部をみて、これは、こうなってるなと気が付けるほどのスキルがないということに気が付けないのです。
簡単に考えて、直したり、工夫をして
結局、壊してしまうという事があるのですが
工夫の仕方から間違っていることもわからない状態でいらっしゃるわけです。
そのようなことから、考えても、
開け方を教えてもらわないと開けられないという状態では
開けたばかりに、破損個所を作るという結果もありえると思い、
その質問はスルーしたままでした。
大事な機器であれば、きちんとメンテナンスしてもらう事ですし
自分で治したいなら、時に手痛い失敗で機器をお釈迦にしてしまう事もありえるという覚悟のうえで
自分のスキルを上げていくしかないわけです。
ポン付けの修理しか知らない方にとって、
破損個所の修復やら回路構成をおったり
不具合特定に時にICの乗せ換えを何個も繰り返し
あげく、ICでないと判り、また別の角度から不具合を追っていく。
こんなことでどれほど時間と神経を費やされ
そして、やっと直せた時の喜びはオーナー様の喜ぶ顔を得られるということで
それが、醍醐味であり、この先何年も安心して使ってもらおうとやっていることを考えてみれば
簡単に教えてもらえる、と、頼ることは、正解だろうかと思います。
が、
その人にとっても、自分の技量をのばしていくにしろ、
機器への愛情にしろ
量りなおすチャンスにしてほしいと思います。
*千歳一隅*
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。▽「載」は「年」に同じ。「一遇」は一度出会う。「遇」は思いがけず出くわす。千年に一度偶然訪れるくらいの機会という意味。
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