ぴあの☆らぶ

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ピアノとおつきあい☆

夢をかなえてその先へ(リスト《愛の夢第3番》)

2020-06-25 21:42:31 | リスト
高校生の生徒さん。
休校中時間があるから、ということで始めた《愛の夢第3番》。
ついにマルになりました。

本当に素晴らしかった。
メロディと伴奏のタッチを弾き分けること、それぞれうつくしく歌わせること。
それは簡単なことではないと思いますが、がんばりました。
しかも、どの音もとてもきれい。
丁寧に鳴らした音は、聴いてて心地よい。

時間がある、というだけではここまで弾けるようにならない。
彼には音楽を感じて表現しようとするセンスがあります。

センスだけでもここまで弾けない。
地道な譜読みと練習を積み重ねたからこそ。


愛の夢に明け暮れた、文字通り夢のような2ヶ月を過ぎて学校は再開され、レッスン曲もトンプソンに戻りました。
これからも楽しみです。




せつない恋(メンデルスゾーン《無言歌op.19-2》)

2020-06-04 18:12:23 | メンデルスゾーン
今日は2番のことを書きます。

いろんなイメージが浮かんでは消え、浮かんでは消え。。。
で、今はこんなふうなイメージで弾いています。


村の池に住む龍。
いわゆる池の主、ですね。
その龍と村娘の恋の物語。

つかのまの逢瀬を楽しむふたり。
しあわせだけど、せつない。
時がくると龍は池の底に帰っていく。


この曲は、ベースの音がほぼありません。
それが不安定な感じを醸しだす。
16分音符のうねうねは、メロディに寄り添って絡まって、ふたりでいっしょにこの曲を形づくり、歌い上げる。


弾いていて、せつないけどふしあわせではないと感じられるのが救い。
ふたりの心が通じあっているから。

…もちろん、私の妄想の世界でのお話ですが(笑)
メンデルスゾーンさんが「そう来たかー」と膝を打ってくださると嬉しい(笑)


山里の春(メンデルスゾーン《無言歌op.19-1》)

2020-06-02 21:35:10 | メンデルスゾーン
6月末の発表会、開催できそうです。
ありがたいです。
エントリーしている人が少ないので曲を増やせないか、という問い合わせがあり、思いきって第1巻op.19全6曲を弾くことにしました。

で、例によって(笑)、曲のイメージ(場面設定?)をどうとらえるかということに取り組んでおります。

今日は、1番のことを書きます。
この曲を弾いていると、これから始まる、という期待に満ちたワクワク感が溢れてきます。
さわやかで、楽しげで、小川が流れて、花が咲いて、鳥が歌って。
青い空。やわらかな風。
ゆっくりと雲が流れる。

山里の春。

これで決まり(笑)


でも、私のイメージは日本の田舎だけど💦
メンデルスゾーンさん、ごめんなさい。



あこがれに届いた(リスト《愛の夢第3番》)

2020-05-27 23:19:53 | リスト
高校生の生徒さんなんですけれども、学校が長い間お休みなので、この際ちょっと長い曲とか難しい曲にチャレンジしてみないかと水を向けたら、《愛の夢》を弾きたいと言いました。あこがれの曲だったようです。

正直、少し大変かなとも思いましたけれども、やりたい気持ちを大切にしたいと思い、じゃあやってみようか、と言いました。

こつこつ譜読みを始めて1ヶ月くらいたったでしょうか。

今日のレッスンではずいぶん様になっていました。うれしい驚きです。
特に素晴らしいと思ったのは、伴奏の部分もちゃんと心を乗せて歌わせていることです。

メロディーももちろん大切ですけれども、伴奏の部分をどう弾くかで音楽はずいぶん変わります。それがわかっていて自然体で表現できるのが素敵。

さて。
もうすぐ休校も終わりです。
どこまで完成度上がるかな。
とっても楽しみです。



蝶々のイメージで(メンデルスゾーン《無言歌op30-5》)

2020-05-13 21:09:46 | メンデルスゾーン
生徒さんとメンデルスゾーンの無言歌を順に弾いていっています。

この方が持っておられる楽譜には、一つひとつ題がついています。はじめっからこの題でしたーみたいな感じに書かれてあるので、どうしてもイメージ引きずられてしまいます。
それで、そのイメージを塗り替えるために、自分ならどう題をつけるか考えてみることにしました。宿題です(笑)

今日のこの11番には楽譜では〈小川〉という題がついているのですが、さて。

生徒さんが考えてこられたのは〈蝶々〉。
確かに🎵
左手のうねうねした16分音符は蝶々がひらひら飛ぶイメージ。
ナイス💕

あとはイメージ通り弾くだけ(笑)🎵