なにフェチ？

一番最初の授業では、自己紹介をしあう。
特殊な学科なので、少人数制。
大概、私の授業でお互いのくだけた素の自分を表現する。

自分の素を表現したら、それぞれ、自分の表現力もついてくるだろうという算段だ。

自己紹介の項目は、基本の自分のデータと好きな作品３つ、自分の性格の分析、苦手なこと、この学科で特に何を強化したいのか、有言実行するとしたら何を取り組む習慣にするのか、を書いていただいて、発表する。

みんなの素顔を引き出すために、何をこだわっているのか、異性のどこを気になるのかのフェチについても質問が飛んだ。

今日の若者１年生は、女性の太ももが好きという人が３人。
太いのはだめだが、痩せてがりがりした腿もよくないらしい。
柔らかくてプ二プ二しているのがいい、など、中年男子か？というくらい、手触りを表現してきた。

自己紹介といいながら、みんなそれぞれのフェチに興味が集中して、エロ度たっぷりの紹介時間になってしまった。

これで、私の授業の特徴が発揮できた。

よかったよかった。
学科の主任に報告すると、「それでいいんです！まず楽しませていただいて良かったです」
２０歳前後の学生が、学校でどんな授業だったかを親に報告することはないとしても、同級生やバイト仲間に知れ渡る。

いや、これでいい。
エンターテインメントを企画する学科なので、楽しませるものを創る人間は、自分が大いに楽しまないと、を伝えたからいいのだ。

意識が高い学生が多いので、私自身も良い刺激になっている。
感謝