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手作りアクセサリーショップlu-x(るっくす)の店主ホイミのつぶやきブログ
  ~他ブログよりお引っ越ししてきました~

生まれ来る命 儚く散った命

2018年02月19日 | ひとり野鳥の会


 こんにちわ~^0^

 2月8日(木)国の特別天然記念物のコウノトリが、鳴門市で今年も産卵したという嬉しいニュースが流れました。


 抱卵中のコウノトリ

 今年は何羽生まれるかな?(〃∇〃)と、喜んでいましたが、翌日の9日(金)に これまで温かく見守ってきた昨年生まれの可愛い子の悲しい知らせが舞い込みました。

 去年3月、コウノトリを放鳥している兵庫県豊岡市以外で初めて、我が徳島の鳴門市大麻町で誕生したコウノトリのヒナ達。



 ♂2羽、♀1羽の子供達。蓮(れん)くん、なるくん、あさちゃんという愛称ですくすくと成長する姿を遠くから見守りました。


 はばたきの練習中のあさちゃん。巣立ち前

 徳島県や鳴門市も”「コウノトリ」が安心して住み続けるまちづくり”を掲げ、環境整備に尽力していました。

 巣立ち直後の様子

 左から蓮くん、なるくん、お母さん、あさちゃん


 ↑巣立ってもしばらくは、兄妹仲良く巣でおやすみ。


 ↑秋の夕暮れ、両親に見守られながら、兄妹仲良く隣り合った電柱でおねんね。
 (遠くの電柱の先っぽ、見えるかな?)


 ↑冬が近づく頃、他の地域から鳴門にやって来た子達と合流し一緒に行動。

 子供達が親離れしても子煩悩な両親は、日暮れ間際になると、子供達の様子を見に来ていたっけ。

 すくすくと育ったヒナ達は、成鳥の貫禄も出て来て、2月7日まで集団でお隣の香川県へ遠征したりしていたんだ。

 香川県の方達にも鳴門三兄妹は大歓迎してもらっていたよ!

 香川県はため池が多く、清掃のため水を抜いている池は、コウノトリや野鳥にとって、ウハウハポイント! 水生生物食べ放題バイキングfork状態みたいだよ。

 どんな情報網が有るのか不思議。ピンポイントで出かけて行っては集団でウハウハ♪していた模様。


 7日になるくんを除く一団が香川から徳島に戻ってきて8日は親鳥の産卵の嬉しいニュース。

 ――その翌日。

 鳴門三兄妹の紅一点の♀ あさちゃんに不幸な事故が起きました。

 初めての冬、強い風に煽られて……何かにぶつかったのでしょうか?

 それとも、列車に激突したのでしょうか?

 原因は分かりませんが……。


 線路脇の水路の傍で儚くなっている姿が発見されました(。・´_`・。)


 あさちゃんが暮らしていた辺り

 ふ化から1年以内の幼鳥は、けがをしたり死んだりする確率が高い。

 昨年巣立ちした32羽のうち6羽が既に亡くなっており、あさちゃんは7羽目。

 人間と共存するための知恵と経験が少ないためか、農業用の網に絡まったり、電信柱や建造物に衝突したり、工事用のゴムパーツなどを誤食したり、2~3割が毎年亡くなってしまうらしい。

 鳴門ファミリーも例外ではなかったんだね……とても残念でならないよyellow15

 こんなに早く逝ってしまうなんて、思いもよらなかったです。

 あさちゃんには、素敵なカレシと徳島で永住して、子だくさんになってもらうはずだったのに。(ワタシの願望だけど)

 残念の一言に尽きます。

 あさちゃん、生まれて来てくれてアリガトウ。
 

 ――たくさん感動をくれてアリガトウ。

 親鳥の産んだばかりの卵から、昨年に続く元気な雛の誕生を願います。