MOMO1993

ベルリン旅行記、順次UP中!!

ボウリング・フォー・コロンバイン

2004-10-23 00:44:58 | 映画の感想 (DVD ビデオ)
華氏911を見てから
マイケルムーアに興味を持ってます。

このBOWLING FOR COLUMBINE。

いままでずっとジムキャリーみたいな人が
出ていてプロボウラーが活躍して
ボウリングで賞金を稼ぎまくる
コメディー&エンターテイメント的な
ボウリングの映画だと思っていました。

全く違いました。ムーアが
アメリカのデンバーで起きた
高校生2人の銃乱射事件と
フリントで起きた6歳の少年が小学校で
同じクラスの少女ケイラを射殺した事件を
元に、銃の廃止を訴える映画でした。

ドキュメンタリー映画って眠そうなイメージが
あるんだけど、マイケルムーアのは
わかりやすくて、おもしろい。

この映画もすごく勉強になった。
アメリカには貧しいものには厳しいということ。
貧しいものには100キロ先の裕福な地域で
安い賃金で朝から夜まで働かせる政策が
あるということ。これは初めて知りました。

なぜアメリカでは銃による死亡が
世界一なのかをムーアがおもしろく
映像にしていると思った。

隣のカナダと銃の所持率は変わらないのに
なぜ射殺事件だけはアメリカが圧倒的に多いのか。
アメリカ人には戦い血を流す歴史があるからと
言っていた。たしかにそうじゃないのかなあと
思う。そういう気質の民族なんだと思うんです。
弱者に厳しく、権力者にはさらに優しく。

言葉ではうまく言えないけど
すごくよくわかる映画でした。
華氏911以来すっかりマイケルムーアの
虜です。

私が思うに、彼は大きく太っていて
どっしりとしていて優しい目をしている。
そして、親身になって話を聞く。だから被害者たちも
心を開きやすいと思う。私も
マイケルムーアには何でも素直に話せそう。

ドキュメンタリーで深刻な題材なんだけど
かなり笑えます。
Kマートに訴えに行くシーンが好き。
あと過去の事件の映像が出てくるとこも。