「挨拶」って誰にするのか?」
挨拶しましょう。とかよくスローガンがかかっています。
挨拶運動とかよくやります。
こんな経験があります。
新人をある職場に配置して、その職場の責任者からこんなクレームを
うけました。
3人きたけど、男性1名は挨拶をしない
こんな人は仕事ができないと思う、返したい。
男性新人に注意をするつもりで話を聞きました。
彼曰く「挨拶してますよ」という不満を口にした。
どうでしょうか?職場の上司は挨拶をしない、本人は挨拶をしている
お互いに押し問答になってしまいます。
この答えは明白です。
挨拶は誰に対してするのか?ということにつきます。
つまり、部下は上司に対して挨拶をするわけですから、
その職場の上司がしていないという判断であれば、それはしていないと
いうことにつきます。
推測ですが、ちょっと会釈をした程度だったりとか、声が十分に
相手につたわっていなかったということではないかと思います。
新人は仲間に挨拶をするような気持で会釈したり、ちょっと声を
かける程度の中途半端な挨拶だったのだと思います。
朝の「おはようございます。」という挨拶
考えてみれば、私は元気ですよ、と相手に伝えるための
メッセージです。
気持ちのいい挨拶は相手に好印象を与えるし、相手に対する好意を
表します。
ある私がコンサルをしている会社で「挨拶プロジェクト」が発足するという。、
どう進めるのか、私なりに少し考えてみた。
〇挨拶ができればいいということではない。
生き生きとした職場、自分が働いていて楽しいと思えるような
風土をつくることが目的。
〇挨拶って誰に対してするのか? 自分に対してではないですよね。
結局相手に対して、
おはようございます。・・・今日も私は元気で頑張る気持ちがあります。
こんにちは・・・相手に対して何かお役い立てることがありますか?
電話対応・・・相手が気持ちよくいろいろと話ができるような状態をつくる
などなど、結局相手、あるいはチーム、他人(上司、同僚、部下)に
対して自分ができることを一生懸命やります、できますという
意思表示をすることだと思います。
〇信頼が必要
結局信頼されているかどうか?
更に信頼を増やすためにはどうしたらいいのか?
自分ができることを増やすことが相手の信頼をさらに勝ち取る
とういことであれば、これは自己啓発に結びつきます。
〇挨拶ができているかどうかはどうやって測定・判定するのか?
仕事をする気持ちに毎日スタンバイできているかどうか、
そしてそれを気持ちとして表現できるかどうか?
こんなことを測定したり、評価するのはどうしたらいいのか
そのメジャーを考えることで、そのレベルを上げる。
結果的に組織風土がよくなり、成果を出せる組織になる。
〇挨拶を自分のその時の気分のバロメーター
自分のバロメータを上げるにはどうしたらいいのか?
〇挨拶は他人が自分が頑張っていると評価するバロメーター
他人の評価を上げるためにはどうしたらいいのか?
などなど、こんな風に考えると、挨拶もばかになりません。
単に挨拶すればいいのではなく、会社経営の一つの切り口になります。