石破新総裁が誕生した。高市さんとの闘いは想定外の大逆転。
まあ考えてみれば政治と金の問題で指弾されている安倍派の
面々が推薦人に名を連ねるなど、世間一般の批判は強く、
永田町の考えがおかしいのであって、高市さんが総裁に
なれば、安倍派の面々の再集結があり、それこそ大問題に
なる可能性があった。
その意味では正しい選択だったのは間違いないが、
如何せん党内非主流、一匹狼的な存在で基盤が弱い。
そして新総理になった石破さん、さっそく公言していた
予算委員会を経て、国民に判断材料を提供した上で、解散総選挙
と言っていたのに、首相にもなる前に衆院解散・総選挙を10月27日
に実施すると明言。7~8日で代表質問、9日解散という
スケジュールが確定した。9日に十分な議論ができるはずもなく、
まさに最初から前言を翻し、国民に向いた政治ではなく、
自民党の都合、自分たちに都合のいいタイミングで解散を
したいという党内事情に押された格好になった。
これは石破さん的な哲学、筋を通すとかぶれないという
石破人気を最初から覆すことになり、衆院選挙で勝てるのか
どうか、かなり賭け的な解散にありそうだ。
これで総選挙で負ければ、責任をとり退陣となれば、短命な
首相になる可能性がある。危うい政治判断になった可能性がある。