歴史と旅と少しのグルメ

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東京探訪(北の丸公園)

2012年09月23日 | まち歩き

9月も下旬。ようやく涼しくなってきました。昨日、東京へ通勤しましたが、途中汗が出ずかえって半袖では涼しい日でした。季節は移り変わっています。さて、先日皇居周辺、北の丸公園に行って来ました。北の丸公園は旧江戸城本丸北に位置し、3代将軍家光の頃には、春日局や敵対し自刃した弟の忠長、その後8代将軍吉宗の頃には御三家が創設され、田安家、清水家などがありました。明治期から終戦までは、天皇を守る近衛兵の兵営があったところです。こjこには日本武道館を始め、江戸城の遺構が多く残っています。靖国通りに面した位置にある「田安門」は寛永13年(1636年)のもので、江戸期の貴重な文化財です。近くに御三家の田安家が近くにあったためこの名が付けられたそうです。また、北の丸東門である清水門は万治元年(1658年)再建で清水家由来の名です。私的には、清水門付近の雰囲気が好きです。田安門は靖国通りから日本武道館に通じるものであり、多くの人がおとずれます。一方、清水門はひっそりとしていて、門付近は舗装もされず、江戸期の雰囲気があり、時代劇にも出てきそうな所です。このほか、公園内には戦後の混乱期にGHQのマッカーサーと駆け引きして戦後の体制をしました吉田茂首相の銅像もあります。戦前戦後を通じ日本の中心である皇居周辺はゆっくり散策してみたくなる場所です。

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田安門。江戸期の貴重な遺構です。

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清水門付近。昔の風情が残っていて、また行きたくなります。

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清水門。間口は狭いですが、江戸期の雰囲気そのままです。

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北の丸公園内。吉田茂像。戦後の混乱期強力なリーダーシップで日本の道筋を付けた首相です。