安倍首相夫人は２０１６年５月１４日に携帯を水没させてデータが消失したとしていますが、何故か昨年６月４日から３月１６日までの、私的メール８３件が自民党の西田参議院議員から公表されました。
安倍首相は国会答弁で古いものは「データが消えてしまって分からない」と述べて、２０１６年５月以前のメール記録は曖昧だとしていました。また（大阪府の松井知事は、「この四年間の71件の意見照会において、近畿財務局職員さんが府庁に足を運ん
でいただいたのは、平成26年の一件のみ、この案件が、森友学園の件です。」と述べおり、財務当局においては、明らかに、特別な案件であったようですが）
財務省は、国会答弁で森友学園との近畿財務局との交渉記録・面談記録は、２０１６年６月の売買契約の締結を持って全て廃棄したと述べました。
従って、公開された物証としては、最近の８３件のメール、2015年9月5日に昭恵氏が塚本幼稚園（大阪市淀川区）で講演していた事実、2015年9月7日付で安倍首相からとされる100万円を銀行に入金した寄付者名簿と「安倍晋三」という手書きの文字を「匿名」「森友学園」と修正テープで消した形跡のある郵貯銀行の振り込み票、２０１５年11月17日に安倍昭恵総理夫人付きの政府職員からの籠池氏へのFAX記録です。
「現状ではご希望に沿うことはできないようですが、引き続き当方としても見守って参りたい。」「本件は、昭恵倍夫人にもすでに報告させていただいております。」とのＦＡＸ文言は、明らかに昭恵倍夫人に報告の上、政治的な照会等の関与事実が肯定されるものでした。
菅官房長官も安倍昭恵夫人の直接関与は否定しながらも、政府職員が籠池氏側の依頼で照会等に動いていた事実は認めざるを得ませんでした。そして８３件のメールは、安倍夫人と籠池理事長夫人との親密関係や思想的な共鳴があったことを立証してしまいました。
そして、その、事実関係をさらに補強したのが、３月２３日の国会での籠池氏の証人喚問での答弁でした・・・。状況証拠は、全て、安倍首相の弁解とは裏腹に、安倍首相に不利な疑惑事件になってきました。
もしかして利用された側面があるのかもしれませんが、安倍首相の妻が名誉校長の学校という事実から、財務省の忖度（？）が働いたのではないかという疑惑は疑いようもなく客観的な事実です。
認可を実施した行政の当事者でもある大阪府の松井一郎知事は３月25日「この問題に、どんどん油注いでいるのは、皮肉にも、僕は、安倍総理だと思う。『忖度（？）はない』と強弁をし続けるから、そうなるんです」と明確に述べました。
（日本で言われる政治的な忖度（suppose）とは、ワイロ性のあるなしに係わらず、行政が推測し政治的な便宜を図ったという意味です。）
（陈一发儿は重慶の出身．台湾高雄に在住．．2014年９月からネットで英語や中国語で数々のカバー歌を披露、2016年９月28日発表されたファーストシングル「童話鎮」も人気です。）
