参議院選挙に思う

腑に落ちない、というか、そりゃ違うだろ？と言いたい。

確かに、消費税増税、年金、憲法改正等々は現在の政治課題ではあるが、
（憲法などは急ぐ必要もない）
釈然としない。
なぜなら、いずれも具体的な解決策が提示されていないからだ。
消費税の増税後の景気の落ち込み対策など失礼ながらプワーとしか言いようがない。
年金はどのように体系づけ、将来世代に渡って納得がいく策が提示できるか？
今の憲法で差し迫った不都合はない。従ってじっくり取り組めばよいだろう。

日本の将来を不安にしている根本の問題は何か？
しっかり見極め、根底から変えてゆく決意を示す言葉も聞こえてこないのは何だか寂しい限りだ。

一部で高齢者の急激な増加に伴う就業世代の負担増加が叫ばれているが、はてさて？

今一度現在の社会状況を見てみよう。

非正規雇用者は2000万人をこえている。
色々な事情のある方もいらっしゃるが、所得は決して高くはないだろう。

また一方では何らかの事情で未就業や引きこもりの人たちが多数存在する。
高齢となった親の年金でくらす人々の明日はどうなるのか？

この、本来働き盛りの世代の社会構造を変えない限り、日本の将来は危うい。

まあ、賢明な皆さまにはお解りのことと思われるが、
正規雇用を増やし、個人所得を上げ、生活を楽しめる条件を整えることだろう。

其の上での収入格差や、違いは当然あって然るべきだが、
安心して人並みの生活ができる環境を整備することが先決だろう。

そのために何をするか、各候補に問いたい！

政治家を志す以上、全身全霊、不退転の決意で取り組んで貰いたい！