自由人?

自分なりの自由な生き方を模索できているだろうか?

満たされた気分

2013年07月01日 | Weblog
この年になって日々穏やかに過ごせるようになった。

頻繁に孫たちと会えることもひとつかも知れないが、
周りの人たちから感謝されることが一番の要因だ。

別段求めているわけではない。

考えてみると現役時代は、信頼と評価を得ることが大きなよすがであった。
目的はともあれ、人は近づきあるいは離れ、烏合集散を繰り返す。
時にオブラートに包まれていたり、大儀名分に摩り替えられたりしてはいるが、
その原点は利害関係に他ならない。
ほとんどの人間関係もその上に成り立っている。

リタイヤ後はこの呪縛から解き放たれ、晴れて自由の身となった。
今まで出来なかったやりたいことが何でもできる。
心躍らせながら密かな期待に胸を膨らませたものだ。

たいがい皆が考えることは、趣味や遊びの類だろう。
何しろ高度経済成長の時代を戦ってきた企業戦士たちだ。
ゴルフ、マージャン、カラオケ、飲食の類も仕事がらみ。
心から楽しめるものではない。
もちろん趣味に打ち込める時間や余裕はほとんどない。

それが何のしがらみも無く、心おきなく楽しめるわけだ。
期待するのも無理からぬ所為であろう。

かくして新生活が始まった。

オークションやブログ、囲碁などネット関連の遊びや、
サイクリング、観光、散策など思いつくままやってみた。

しかし何をやっても充実感がない。
しかも何だか後ろめたい気分に苛まれる。

孫たちの相手をして嫁に感謝されるときだけが満たされた気分になっていた。

人に感謝されることがどれほど己を満ち足りた気分に浸らせ、
充実した日々を過ごすことができるかに気付かせられた。

悟りではない。義務感でもない。欲でもない。
自ら楽しみとして団地の仕事を諸々引き受けることにした。

そうすると目に付くことがあれこれ出てくる。
負担にならない程度に適度に対応しているが、
住民からは労いと感謝の言葉が掛けられる。

これが何ともいえず心地よい。
人生若返った気分。
日々爽快なり。




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