静かだなあ～

騒がしすぎるのも困りものだが・・・。
あまり静かなのもなんだかな～。

吾輩、どちらかというとにぎやかなより少し静かなほうが好きだ。
アルコールが入れば話は別だが・・・。

それはさておき、
最近は電車に乗ることもグンと少なくなった。
週に一度か二度乗る程度だ。

毎日電車に乗っていた頃は、声高なおしゃべりが耳触りだった。
思わず”うるさい！”って怒鳴りそうになる。
だがその程度の勇気もない。
気分を害しながら早く目的の駅に到着することを願っていた。

ところが最近はどうだ。
少し様子がおかしい。

ほとんど毎回乗る度に同じ感覚に捉われるが、
とにかく静かだ。

対面の席でも隣の席でも一様に手が動いている。
何かを拭うように・・・いや、撥ねるように・・・と言うべきか？

バスに乗っても然りだ。
若い女性だけでなく男盛りの堂々たる壮年もご同様。
乗り物に乗ると必ず同じ光景に出くわす。

はたまた先日散歩道の一角で同じ光景を目にした。
春の日差しが心地よい休日のお昼前。

小学生が3人、車座になって真剣に手を動かしている。

声は無い！

こんな天気の良い日に外に出るのはよしとしても、
走り回って遊ぶでもなし、いたずらに興じるでもなし。
ただひたすらーシャ、シャ、シャーだ。
おっと音は無しだが・・・。

手だけが同じ動きを繰り返す。

おかげで静かではあるが・・・。
しかし何ともおぞましい、不気味な光景だ。

誰かに注意されるぐらいもっと騒いだらどうだ！
甲子園球児ではないが、もっと声を出せ！と言いたい。

吾輩の求めている静かさはこんなものじゃない。
何なんだ？