歩き日記

登山道情報・ウォーキングコース情報・愛犬とのウォーキング・生き物・植物・音楽など

記紀(きき)の道を歩く。(西都市)

2012年06月14日 | Weblog

山の案内 歩き日記 ウォーキングコースの案内 記紀の道の案内

     西都原古墳群 動画でも見るウォーキングコース ニニギノ尊とコノハナサクヤ姫物語 神々の系図

 前から歩きたいと思っていた「記紀の道」を歩くことにする。今週の天気予報では14日以外は雨だ。そこで休暇をとり今日のウォーキングとなった。

 暑い日は早朝ウォークに限るので自宅を5時出発、駐車場に6時50分着、準備をして7時歩き始める。今日はレットさん苦手の暑い日の舗装歩きなので、レットさんリュックを背負ってのウォーキングだ。

 駐車場は都萬(つま)神社周辺の公園にある。記紀の道は、前回歩いた鞠智城歴史公園と大違いで、各分岐点道標、伝承地道標、説明板が設置してあり、それをひとつひとつ読みながら神話の世界にひたれた。

 記紀の道は、「古事記・日本書記」に書いてある、天孫ニニギノ尊(みこ)とコノハナサクヤ姫にまつわる説話をたどる道である。記紀は古事記の「記」、日本書紀の「紀」から名付けられた。

①都萬神社(つのじんじゃ)

 都萬神社は日向式内社(ひゅうがしきないしゃ)の一つでコノハナサクヤ姫を祭神としている。神社で手水の使い方の説明板に従い手水で清め、拝礼の仕方の説明板に従い、お賽銭をあげ家族の安全を祈り、記帳をすませ、神社を散策。千年楠洞洞木があり、これをくぐると・夢叶う・幸せ招く・願ひが叶うと書いてある。 一礼し願いながらくぐる。

 神社からの出口を間違いうろうろしていたら、女子中学生が案内をしてくれた。親切な中学生にお礼を言い別れる。女子中学生へ・・・「本当にありがとう助かりました。

 おかげで気持ちよくウォーキングができました」・・・楽山。 神社と社務所の間を抜け②を目指し歩く。レットさん元気なのだが、今日はリード付きでちょっとご機嫌斜め・・・「機嫌は悪くないよwon!」「失礼しました」m(_ _)m

 神社横を歩くと大きな楠が眼に飛び込んできた。樹齢1200年、幹回り9.86mの大木だ。川沿いを道なり歩くとA地点(鳥居)に出合う。ここを右折して市道歩きとなる。

②御船塚(みふねづか)

 左折して市道を歩くと信号機交差点に出合う。ここを直進して直ぐに②(御船塚)に着く。高天原から高千穂の峰に降臨されたニニギノ尊(みこと)の一行が、海路で奥深い入江であったと伝えられるこの地に到着された船着場跡。②から狭い道路を歩くと広い交差点に出合う。ここを右折し稚児ヶ池添いの遊歩道を歩く。

 スイレンの花が咲く稚児ヶ池遊歩道は、整備され大変歩きやすい、途中展望デッキもある。道なりに快適に歩き橋を渡り右折する。

③逢初川(あいぞめかわ)④八尋殿(やひろでん)

 途中、市道を横断し尚も遊歩道を歩くと、③(逢初川)、④(八尋殿)に着く。逢初川は、「古事記」の中ででてくる逢初川と伝えられ、ニニギノ尊がこの小川で水汲みをしていたコノハナサクヤ姫を見初めた場所で、八尋殿は天孫ニニギノ尊がコノハナサクヤ姫と新婚生活のために建てられた御殿跡。ここから直ぐに市道に出合う。ここを右折する。

 市道を短く歩くとD地点に着くここを左折する。石貫集落はゴミひとつ落ちてなく、各家庭の庭や道路添いには、美しい花々が咲いている清々しい集落でした。石貫の皆さんのおかげで気持ちよいウォーキングができました。感謝。

⑤無戸室(うつむろ)

 石貫集落を気持ちよく歩くと無戸室の案内板が見える。コノハナサクヤ姫と、ニニギノ尊が夫婦としてともに過ごしたのは一夜だけで、夜が明けると、ニニギノ尊は戦の旅へ。

 時が過ぎ、戦いに勝ったニニギノミコトが帰ってきました。この時、コノハナサクヤ姫はお腹の中には、ニニギノミコトとの間にできた赤ちゃんがいたのです。ニニギノ尊は、「一夜だけ夫婦として過ごしただけで子供が出来るはずがない」とコノハナサクヤ姫を疑いました。

 愛するニニギノ尊から疑われたコノハナサクヤ姫は、お腹の子がニニギノ尊の子であることを明らかにするために、出口のない大きな産屋をつくらせて、中へ入ると、まわりを土で塗りふさいでこもり、産屋のまわりにみずから火を放ち、燃えさかる炎の中で三人の男の子が生んだのです。その産屋が無戸室です。

⑥児湯(こゆ)の池 ⑦石貫(いしぬき)神社

   ⑥(児湯の池)は、コノハナサクヤ姫が3皇子の産湯として水を使われた池、石貫の皆さんが清掃されゴミ一つないキレイな池でした。児湯の池から直ぐに⑦(石貫神社)に着く。石貫神社は、コノハナサクヤ姫の父大山祇命(おおやまずみのみこと)を祭神としている。

 石貫神社から暫く歩くとこのコース最大の難関(?)、急坂階段のぼりになる。階段をのぼると西都原古墳群に着く。全国有数の古墳群は公園として整備されており、マップ案内板も道標も説明板も設置されている。

⑧大山祇塚(おおやまずみづか) ⑨鬼の窟(いわや)

 大山祇命の御陵といい伝えられている。柄鏡(えかがみ)古墳で全長は90m。ここでレットさん、苦手な暑い舗装道歩きで、お疲れモードのレットさん、で、リュックにレットさんを入れ背負って歩くことにする。

 レットさんニコニコしている。鬼の窟はコノハナサクヤ姫を嫁にと請う悪鬼が、大山祇命により一夜で石造りの館を所望し完成させた窟。

 前回訪れた時は、鬼の窟の中に入れたのだが、今は入れないようだ。西都原古墳群遺構保全覆屋は6基の横穴墓を保護するために建設されたドームで古墳の内部まで見られる。

 必見。西都原古墳群遺構保全覆屋の開館時間は10時から、時間があるので都萬神社に戻り車で訪ねることにする。内部写真は車で訪ね撮影したものである。

⑩男狭穂塚(おさほづか)・女狭穂塚(めさほづか)

  男狭穂塚は、ニニギノ尊、女狭穂塚はコノハサクヤ姫の御陵といい伝えられて、全長174m、最高部の高さ15mの規模を有する九州では最大の前方後円墳。これで全てを見て引き返すことにする。

 背中のレットさん気持ちよさそうに風景を眺めている様子が影で見える。都萬神社10時着。給水し西都原古墳群遺構保全覆屋と博物館を訪ねるため再度、車を西都原古墳群へ走らす。

 宮崎県立西都原考古博物館は「常新展示」という新しい博物館展示の概念を提案した博物館である。歴史を語り継ぐ「語り部」として、学芸員はもとより、ボランティア・スタッフが館内展示品や屋外整備古墳等を分かりやすく解説してくれる素晴らしい博物館である。入館料無料でこの施設、素晴らしい展示、解説付き、日本に誇れる博物館と思う。来館をオススメする。 
 
 さて帰りにインターネットで美味しいと聞いたつぼきんのチャンポンを食べた。具たくさんで特に豚肉が多かった。味は、リンガーハットの味と違う、昔懐かしいチャンポンの味であった。

 750円は高いと思ったが、定食を食べている客が多かった。 薄曇りで熱い太陽の日差しもなく心地よい風も吹き、素晴らしいウォーキング日和で満足の一日でした。「楽々で楽しいウォーキングwon!」「・・・・・・」(^o^)

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿