見てきました!映画”ハンナ・アーレント”
けして楽しい映画ではありません・・・
しかし岩波ホールの前はかなりの長蛇の列でアタシたちも開始1時間前に行ってチケットを購入しました。
観客もハッキリ2極化してるように思えた。
熱心に見入る人、居眠りしてる人・・・
この映画を見てアタシは3つのことを感じました。
一つはいまだに中韓と精神的な問題が解決していないこと・・・
そしてユダヤ人の方々の精神的な問題はアタシたちに理解するには難しすぎること・・・
そしてハンナと夫の晩年の夫婦愛について感心したこと・・・
そんなことが見終わって印象的な感想です。
ハンナ自身も強制収容所で過ごしたけど運よくアメリカに亡命できたドイツ系ユダヤ人の哲学者です。
1960年逃亡先のアルゼンチンで逮捕されたナチの高官アイヒマン映像から始まります。
アタシもこのニュースをよく覚えています。
この人道卑劣な男をイスラエルの法廷での裁判を傍聴するためハンナはイスラエルに飛びます。
イスラエルで家族同然な友達と親交を温めるハンナ
しかし目の前にいるアイヒマンと大量虐殺を指揮した男とのギャップに疑問を感じます。
このアイヒマンの裁判は当時に映像が使われてとてもリアルな感じがしました。
この男には罪の意識はないのです。彼の思想なども微塵にもないのです。
ただあるのは・・・命令に忠実な小役人の素顔しかないのです。
そして彼は言ってる。たとえ自分に考えがあったとしても状況を変えられる力はなかったと。
彼女はいってるわ
このような普通の人間が悪の根源になりうるところが戦争の恐ろしさだと言いたかった。
その傍聴記事を雑誌に投稿することになる。
そして収容所には協力する同朋者もいた!と言ってる・・・これにはビックリね。そして決してイスラエルの社会では受け入れることの
出来ない記事だった。
イスラエルの社会を敵にして、そしてなにより家族同然だった友達とも決別しなければならない。
しかし彼女はひるまなかった!
そして教授の職も失いそうになる。
しかし最後の大学での講義では彼女の良き理解者であった同僚たちの理解は得られなかったが・・・
若い学生たちの納得の大きな拍手で終わったときは・・・アタシも大きな感動を感じました。
あのような大きな犠牲を経験した大人たちには到底受け入れがたい彼女の理論も若い学生たちには納得できる普遍性があったのではと・・・
実在の彼女の映像です。
そんな彼女もナチに協力した哲学者ハイデッガーと不倫関係にあったのもビックリね
そんなところにも普通の人のもつ・・・魔”を感じてしまうわね
そして彼女の良き理解者であった夫との愛情表現も心に沁みる映画でした。
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うーん
入り込んでしまうかな~
その方が怖いかも…
入り込んでしまうと・・・疑問を解決するには・・・
なかなか難しいかも!
なかなか理解するには難しい映画でした。
監督も女性なんです。
インタビューがyou tubeにありましたが英語で理解できませんでした。・・・