ワンコとマジョのくらし

マジョおばさんの毎日の暮らしを紹介しま~す。

DVD グラン トリノ

2009-09-19 15:44:16 | 趣味
見たかったのに映画館で見れなかった映画!
DVDになったばかりの映画を借りて見た。

ほんと!最後は予想を裏切った。
頑固一徹のじいさん、ウオルトが華々しく銃を撃ちまくって悪を一掃する
のかと思ったが・・・違っていた!
彼は丸腰だった・・・タバコのライターをつけようとポケットに手を
入れた直後、一斉砲火をあび息絶える!
彼は死に方、死に場所を選び、チンピラの悪は司法の手にゆだねた。
この最後で監督イーストウッドの言いたいことが凝縮されているように
思えたね!。


妻を亡くした頑固じいさんウオルトは世の中のことすべてが気に入らない
ようだ。ミーハーの孫、ジャパニーズカーに乗ってる息子、近所に住む
有色人種の住人たち・・・
彼は何時も罵詈雑言を言ってる。
アメリカの映画を見ると、口汚い言葉で相手を罵倒するシーンが多い!

アメリカでは子供のときから相手の悪口を言い合い、先にキレたほうが
負けだと言う遊びがあると聞いたことがある。これってホントウなの?!

信頼関係が出来てる間柄では笑ってすまされるだろうけど・・・
マジョおばさんにはちょっと・・・なじめないよ・・・

隣のラオス人マオ族の娘スーを偶然助けたことから隣家との交流が
はじまる。
彼は朝鮮戦争帰還兵で自動車工を退職し、愛車グラントリノを磨くのが
楽しみに老後を暮らしている。
そこにチンピラにそそのかされてグラントリノを盗みに入った、スーの
弟タオとの交流が始まる。

ウオルトはタオにアメリカの男としての役割を教えてやる。
アメリカの典型的な良き夫のイメージは美しいワイフを子供を愛し
命を賭けて守り抜くタイプが描かれることが多い!
そして感心するのは大抵、マイホームの地下室には家を建て修理する
工具が揃っていることだ!!
ダイパパのアメリカ人の同僚の家にお邪魔した時も、地下には奥様の
手作り保存食のストックの立派なことにびっくりしました。そして
他の同僚のお宅では自分で建てている途中の家にもお邪魔しました。
開拓時代から自分の生活は自分の手でつくるのが古き良き時代の男の
努めなんだね!・・・

戦争中人を殺した経験をもつウオルトは教会での懺悔を拒み続けてきた。
そして病に罹り命のないことを悟ったウオルトは死に場所を決めたようだ。
スーをレイプし一家をメチャメチャにした、チンピラ集団に報復を
はやるタオを監禁して一人チンピラ集団に乗り込む!

その前に散髪をすませ、スーツを新調し、風呂に入り、愛犬を頼み・・・
フッフフ・・・おもしろいね~
有色人種の街になりつつある家で星条旗をかかげ、古き良き車を愛で
イーストウッドの人となりが凝縮されたような映画に思えました。
そして銃で人を殺してはならないというメッセージも含めて・・・
いい映画でした。・・・・





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3 コメント

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自分を見るような (ダイパパ)
2009-09-19 23:50:06
ウォルトも演じてるイーストウッドも、ダイパパにとっては仲間に感じた。
頑固といわれても。いまさら子供たちにxxxxxしてほしいなんて言えない。
年は取っても自分で全て今まで通りに出来るさ! .......そう言って自分の寂しさや衰えと戦ってる。 
電車に乗ると、やたら回りが気に入らなくなる。電車で足を投げ出したり、荷物をシートに置いて占領したり、....。
この映画は今の自分を写してるよう。
でもラストシーンのようなストーリーは私には無い。 ウォルトはとてもかっこよかった。
頑固じじいの憧れの姿だ。もちろん殺されるわけにはいかない。
久しぶりによい映画でした。
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私もこの映画、すごくよかった! (majyoのイモウト)
2009-09-20 00:47:48
私が見た最近の映画の中で、もっとも良い映画だと思いました。
DVDも出たしOCNシアターでもリストにあるので
もう1回見ようと思います。

確かに、電車の中の傍若無人な若者、周りが目に入らないオバサン軍団、そういうの、すごーく、腹が立つ。
女も「がんこばばあ」になるのよね。
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あんまり頑固になると・・・ (majyo)
2009-09-20 09:10:28
ダイパパと外出すると、たしかにブツブツ怒っている。そんなに自分に関係ないこと怒ってると神経すり減らして早死するよと・・・マジョおばさん知らん振りで~す。
そ~いうおばさん軍団の可能性もある・・・・
きおつけま~す!!!
の~てんきなマジョおばさんです。
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