恋のゆくえ・ファビュラス・ベイカー・ボーイズ

別に見たいと思って見た映画ではないけど・・・
思いのほか感動した映画であった！！！上質の音楽と会話、そして
兄弟と恋人の感情の繊細な表現の彩・・・素敵でしたね～～～
思わず”これ見てもうけもんだった！”と叫んでしまいました。！

昨夜のNKK,BS2の映画劇場で放送されていました。
1989年のアメリカ映画です。DVDあったら是非お勧めです。

しがないホテルのショウでピアノデュオを弾いて生計をたててる兄弟
フランクとジャックは、いつものさえないジョークで客も減り、支配人
からは冷たくあしらわれている。
そこで、ヴォーカルの女性をオーデションで獲得してトリオとして
出発する。このボーカルのスージーがとってもセクシーで魅力的！
スタイル、声、歌も抜群です。ミィシェル・ファイア自身が歌ってる
そうです。ジャズスタンダートナンバーがおおく歌われている。
マイ・ファニー・バレンタイン、フィーリングなどしびれますよ。
このトリオが大成功をおさめますが、ジャックとスージーの恋愛関係
から、ヒビは入り始める。

この兄弟は実生活でも兄弟だそうで・・・全然似てない！！
ピアノも素敵でした。
大晦日のホテルショウ、ジャックの弾くグランドピアノの上でスージー
が寝そべって歌う場面はロマンチックですごく素敵です。

トリオのマーネジメントを引き受けている兄には家庭があり、子供も
いるので収入を得なければならないが、天才肌の弟は過去の栄光が
忘れられず、不満を隠しながら兄に合わせている。
兄弟の亀裂は兄弟喧嘩に発展しスージーは去りデュオも解散になるが・・・

ジャックが兄の家を訪れ、なにげなく2人ピアノに向かい弾き、歌い
2人が子供時代からそうしてきた、楽しい雰囲気が・・・兄弟愛に満ちた
いい場面でした。
ジャックはジャズピアニストとしての道もひらけ、スージーとの愛を
確かめに行く場面もいいですね～～～
この映画も兄弟の栄光、挫折、嫉妬・・・しかし思いやり、愛を
ちりばめた、いい映画でした。
マジョの記憶に残る映画になりそうです。