ワンコとマジョのくらし

マジョおばさんの毎日の暮らしを紹介しま~す。

ニシン番屋の原型~旧笹浪家

2015-09-01 10:56:29 | 北海道・2015 江差

東京方面は秋雨前線の影響で雨が続き気温も20℃前後で寒いと言ってる~
こちら江差は今日は快晴~
25℃もあり外を歩くと暑いですよ~
東京がこんなに寒いんだから・・・北海道はさぞ!寒いんではと・・・みなさん心配してくれてるようです~・・・
おかしな気候ですねぇ・・・

今日は隣町~上ノ国町の歴史についてのお話です。
上ノ国町は北海道発祥の地といわれています。

松前藩祖の武田信宏が奥尻に流れ着き~そして上ノ国天の川の左岸~標高100mのところに築いたのが勝山館といわれてます。


そしてもう一つ重要文化財となってる旧笹浪家住宅があります。

ニシンのぼりが立っています。
代々漁業を営みニシン漁で繁栄した能登屋笹浪家の住居兼仕事場として使用された建物です。
江戸時代末期の建築といわれ、北海道に現存する民家建築として最も古いといわれています。


主屋の部材の大部分にはヒバが使用されております。松前藩政時代には無断でヒバ材を家作に用いたものは処罰されたそうです。
また、屋根はヒバの割柾葺(わりまさぶき)で、石が置かれております。


中に入ると綺麗に保存されていました。平成14年に修復工事が終わったそうです。
手前の部屋がイタマ~右に見えるのがミセ
奥に見えるのが使用人の部屋だそうです。

そしてここがザシキと呼ばれています。
代々笹浪家の仏壇が江差で見つかったそうで安置されていました。
隣に北海道を放浪したところで仏像を彫り続けたという円空仏もありました。


屋根はヒバの割柾葺(わりまさぶき)で冬の積雪の時は雪おろし作業が大変だそうだ。


家屋の中に井戸がありました!


また、平成17年4月から付随する米・文庫蔵(嘉永元年建設)を上ノ国の歴史をたどるガイダンス施設として公開しています。
ここには、上ノ国市街地で発見された縄文時代~近世の出土物を展示していますが、このなかには、アイヌの大切な祭祀具イクパスイや弓、
法力でニシンを呼び寄せたという大蔵鰊の伝説を思わせる祈祷具・鉾形代、北海道で唯一文字の判読できた木簡(木の荷札)、
擦文時代の内耳土器(土鍋)などここ数年話題を集めた貴重品があります。


そして近くにもう一つ重要文化財があります。

松前藩初代の松前慶廣が先祖の武田信宏の菩提を弔うために開創したそうです。


宝暦七年(1757)か八年(1758)の建立であると考えられます



北海道における十八世紀に遡る数少ない仏堂建築として貴重だそうです。

江差の町、上ノ国町~どちらも北海道の歴史を知るうえで大変興味深い町で~
大自然の北海道とは~~~また違った側面を堪能した今年のロングスティでした!



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