南極料理人

ブログ友達のhi-liteさんのブログで紹介されていた本”面白南極料理人”を読んで
見ました。そして映画が今月の２日までだったので、２日の昼から映画館に
あわてて駆け込みました。観客は２０人ぐらいいましたね。
眠かったので、寝てしまうかなと思いましたが、意外に面白かったですよ！
　
図書館に予約を入れておいたら、１ヶ月以上かかってようやく手元に届きました。
手に入ったとき、やたら忙しくなかなか読めないうちに２週間の期限が来てしまい、
早くも返却催促のメールが入ってきましたよ・・・
仕方ないので３日間勝手に黙認！斜め読みしてお返ししました。

作者の西村淳さんは写真でわかるけど山男のようなオッサンですが映画
では美男子系の堺雅人が演じています。
本の方はお山の大将的な西村さんの目線で語られていますが・・・
堺さん演じる西村さんは大分違ったキャラクターで演じられています。


1997年第38次越冬隊ドーム基地の8人のオッサン達の1年あまりにわたる
生活を西村さんの料理を中心に描かれています。
南極大陸沿岸の豪華な昭和基地から1000km内陸に入った富士山よりも
高い地点にあるドーム基地での生活です。
究極の単身赴任、左遷といってもいいそうです。
平均気温－５４℃、アザラシ、ペンギン、ウイルスさえいないそうです。

食料は冷凍品、缶詰、乾燥品でそろえ、冷凍できないこんにゃくはだめ。
卵は粉末になってるそうだ。

当然備蓄食料にかたよりがでてくるので、時には朝からこんな豪華な
蟹料理がでてくる。お一人様15,000円の肉料理など自分の家ではとても
食べられない料理も食べられる。
しかし建物を出れば雪原以外なにもない！そして貴重な水の節約、トイレ
の大小を別々に用足ししなければならない。
限られた空間での8人の男達の生活で最大の楽しみはやはり・・・食べること
飲むことにかぎる！！！
おのおの誕生日の料理は西村さんの腕のふるいどころだったようだ。

豪華な伊勢海老もフライになってしまった。
おじさんたちの頭には海老はエビフライのイメージしかなかったようだ。
こんな豪華な海老を用意した西村さんは刺身にしたかった・・・？！

ラーメンを至福の好物とする隊長はラーメンが底をついて元気がない。
そこで西村さん、あるヒントをもらいカンスイの代わりにフクラシ粉を使い
麺を打つ！そして出来たラーメンをすする隊長の幸せな表情！・・・
キタロウさんは上手い役者ですね～～～
そして料理で皆の幸せな顔をみるのがうれしい、楽しい、堺雅人演じる
西村さんはまるでお母さんのような感じでした。

原作と映画は内容は同じですが、まったく違うものになっていますね。
仕事のため、家族のため、寂しさに耐えながら、お父さん達はもくもくと
任務をこなしているそんな視点で描かれているように思われましたよ。

カテゴリーを映画、本、サイクリングと増やしてみました。
何でもかんでも趣味にぶちこんでしまって・・・
検索し易くしたいし・・・