送付国:シンガポール
送付人:鉄道好きの男性
切手:80シンガポールセント
都合で載せられませんが、消印がたぶん3つ押してあります。1つは6月4日の民族のお祝い(?)、通常の消印、シンガポール郵便事業165年記念。民族のお祝いについては、シンガポールの祝日一覧を見ても該当するモノがないのでよくわかりません。
絵はがき:ガーデンズ バイ ザ ベイの夜景です。シンガポールの有名観光地なので私でも知っている風景です。
内容:あなたのために選んだはがきです。気に入ってくれたら嬉しいです、と書いていただきました。
絵はがきの風景は私が初めてネットで見たときに「まるで星の王子さまのバオバブの木!」と思いました。
私が「星の王子さま」を読んだのは高校生になってからだったので、私には童話として読むべきか、哲学的な解釈をすべきか悩みながら読んだ記憶があります。
高校生が読むには童話にしては深くて、かといって哲学的な知識もまだまだ浅くて返って難解に感じてしまい、フランスの子どもたちはこれをどうやって楽しみながら読むのだろうか、と悩みすぎたンです。
当時の同級生で同作品を読んだことがあるという友達にその気持ちをぶつけたら「まじめだな~、星の王子さまでしょ?子どもの言葉あそびだよ」と呆れられた思い出があります。
簡単なことを難しく解釈しようとしていた自分には、目からウロコで、そう言えば私は単純にこれまで読んだことがなかった本を読みたかっただけなんだ、と気づかせてもらいました。
私の高校時代の読書量はそれほど多いとは言えませんでしたが、どれも今でも心に残る作品ばかりです。
それを思うともっと読んでおけばよかった、とも思ってしまいます。