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崎陽軒の真空パックシウマイをおいしく食べる方法

神奈川県民、とくに横浜周辺に住んでいる人にとって手軽な郷土土産といえば、崎陽軒のシウマイ。
神奈川県内であれば、主要駅の駅構内やスーパーマーケットでもお手軽に購入できる。

崎陽軒のシウマイにはいくつか種類があって、通称「生」と呼ばれている日持ちが1日のもの、チルドの10日くらいのもの、真空パックの5ヶ月くらいのものがある。

すぐに食べるのなら、断然「生」。
冷蔵できるなら「チルド」。
常温で運ぶなら「真空パック」。

で、驚きの事実なのだが、どれも材料・味付けは一緒なのに、全然食味が違うのだ。
材料・味付けが一緒というのは、今年1月に横浜工場見学に行ったときに知った事実。

それで問題になるのは「真空パックがはまずい」という概念だ。
なぜまずいのか…それは、真空パックのため「パック詰めの際に、空気を抜いているので生と比べるとふんわり感が全然なくなり、肉が凝縮されてむっちりと魚肉ソーセージみたいな食感になる」という最大の弱点がある。

そこでこの「むっちり感」を「ふんわり感」に戻さねばならない。

箱には電子レンジOKと書かれているので、手軽に電子レンジを使う人が多いと思うが、これが間違い。
残念ながら、電子レンジではふんわり感を回復するのには限界がある。
水加減が難しく、シウマイの皮がデロデロに半溶け状態で中のあん(肉)がむっちり固いという経験はほぼ全員が体験済みだろう。

できれば、蒸し器・せいろを使うのが一番いい。

ところがもらった人の家に、電子レンジはあっても、蒸し器・せいろがないことがある。
そうなったら、フライパンの出番だ。

1.フライパンに油を薄く敷く。
2.真空パックを開封して、フライパンの上にシウマイを並べる。
3.弱火でフライパンを熱する。
4.フライパンが温まってきて、「パチパチ」と音が立つようになったら、鍋肌からお湯を入れる。(1パック15個入りの場合、80ccくらい)
5.蓋をして、蒸し焼きにする。
6.水分がなくなったら、菜箸でシウマイを押して弾力があればできあがり。火を消します。
  弾力が足りないようなら、大さじ1杯の水を入れて5と6を繰り返す。
※コツは、シウマイの底に焦げ目がつくまで熱さないこと。

1で使う油は、サラダ油かごま油がいい。ごま油の場合はより中華風味になるが、崎陽軒のシウマイの風味とは別物。

上記の加減が難しいとおもうのであれば、真空パックシウマイを揚げてしまえばいい。
素揚げのシウマイもおいしい。
衣をつける場合はホットケーキミックスを使ったアメリカンドック用の衣にすると、もはや米中会談のような無国籍料理になる。

ちなみに崎陽軒のホームページには、真空パックシウマイをおいしく食べる方法などの掲載はない。
販売している箱に書かれているからなのだろうか?
個人的には、おいしく食べる方法のコンテストを開いて欲しいし、その方法をホームページで紹介してもらいたい。
ちなみに、料理コンテストではなく、あくまでも真空パックシウマイのおいしく食べる方法。

コメント一覧

やぐら
やぐら
makoto-hizikata
おおきさんへ
コメントありがとうございます。
少しでもお役に立てたなら幸いです。
おおき
15個入り2箱入りを買い、1箱目は箱に書いてある方法で食べたところ全くだめでした。もう1箱残っているのにどうしようかと思ったところこの食べ方を知りました。
大正解です!崎陽軒もこの食べ方を箱に書いていればいいのに。
 ありがとうございました。知り合いにお土産にもっていく時もこの食べ方を教えます。
makoto
清水さんへ
コメントありがとうございます。
真空パックは持ち運びや保存するにはとても便利ですが、味わいはイマイチという印象です。
もし機会がございましたら、工場見学をされると崎陽軒のシウマイの奥深さを体験できて面白いですよ!
清水
参考になりました。地方なので真空パックを購入するときもあります、何となくいまいちと思っていましたが?同じものとはビックリでした~
makoto
シウマイ娘
崎陽軒は、横浜中華街には売店しかなく、お食事をするなら横浜駅に行かなくてはなりません。この違い、横浜の方でないと分からないようですね。

崎陽軒は、長崎県出身の創業者が横浜で駅弁販売していたときに「南京町(横浜中華街)の名物を駅弁に取り入れよう」として開発した商品です。
だから、横浜中華街とは別ルートで発展した駅弁なのです。

そう言えば、落語家の桂歌丸師匠の奥様、冨士子さんは元シウマイ娘です。
今はできませんが、横浜駅で立ち売りをするシウマイ娘さんと言えば、美人の代名詞だったそうですよ!
izukun
崎陽軒のしゅうまい娘
http://blog.goo.ne.jp/izu92free44
このブログの人気記事、というところに、
この(この、がうるさいですが)記事がありましたので、
崎陽軒めあてに来てみました。

というのは、あたしゃ知りませんでしたが、往年、「しゅうまい娘」というのをこのメーカーは募集しており、その何代目かだった方が同僚の編集者にいたからです。
昨年夏、まだ50代にさしかかったところと思いますが、亡くなりました。それもあって、来てみました。

こう言っちゃなんですが、崎陽軒のしゅうまいって、神奈川県のmakoto地方では、ホント大切に扱っていただいているようですね!感心ばい!(京浜東北線でどんどん北へ行くと…、同じですが。)

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