10年前の構造計算偽装のときにMIFさんから「構造計算を見直すだなんて役所にできる訳ないだろ」と言われた。
それよりも、構造計算通りに施工されているかどうかのほうが重要だ、とも。
うちのマンション、管理組合の役員さんが役所に構造計算書などを開示してらうために、10年前に手続きに行ったら、役人に物凄く嫌がらせを受けたという。
役人は、自分の仕事にミスがあったら責任問題になるから、非協力的だったという。
ちなみにわが市にも、あの人が構造計算した建物がいくつかありまして、そのうちの一棟には市議会議員が住んでいたとかで、大荒れに荒れたとか。
議員さん、まさか自分が当事者になるとは思ってもいなかったから、新聞社に色々と情報リークして、しょっちゅう地方欄に進捗状況が載っていたっけ。
うちのマンションは、どうにか構造計算書を手に入れたけどそこから先をどうするか?となった。
結局、当時の管理組合理事さんのお知り合いに頼んで、名前を出さないなら…という条件でタダで構造計算を再計算してくれた。
結果、適性とのこと。
ただし「この計算書どおり施工しているのなら」とのこと。
これは一部を破壊検査するなり、非破壊でやるなら高額な調査になるとのことだった。
で、管理組合が出した答えは「現状維持。検査は大規模修繕時に決めればいい」となった。
で、築10年の大規模修繕は「修繕自体まだやらない」で、さすがに昨年から大規模修繕委員を立ち上げて修繕をしている最中。
構造計算書どおり施工しているのなら本体はまだまだ傷まないわけだし、主な修繕は外壁とシーリング、防水シートだ。
10年前問題になった物件は、東日本大震災で崩れることはなく、その前に建て替えが完了をしていたり、補修工事で事なきを得たという。
今回の問題物件は私でも広告を見たことがあり、印象的な物件だ。
なにせ利便性が一番の売りで、近くにショッピングモール、映画館などがあり、駅近、電車で横浜、町田にはすぐ行ける。
高速インターも近いし、イケアなどの大型店もすぐ、横浜市のスポーツ施設、文化的施設も充実している。
学校も周辺地域ナンバーワンの県立高校も近い。
こんなにいい条件なので人気も高い。
分譲したのが10年前の構造計算書偽装事件の後なので、普通は当然しっかりと設計・施工したと考えるのが妥当だよなぁ。
私も、事件以降はきちんと計算書も作られ、施工され、検査もバッチリと思っていた。
なにせ、東日本大震災を乗り越えてきたのだからと思っていた。
今回の事件では、施工管理をした社員は偽装するつもりがなかったと言っているそうだ。
この際だから、計画段階、施工、販売まで全部録画したらどうだろう。
仕事をしている姿を全部録画すればいいんじゃないかと思う。
身の潔白の証明ができるものは、もう録画・録音しかないと思うんだが。
たぶんMIFさんあたりは「非現実的だな」と鼻で笑いそうだ。
【おまけ】
那須旅行中、テレビニュースでこの事件を知った叔母Sちゃんが「makoto!どこのマンションかわかる?」と慌てていた。
彼女の親戚が横浜市内の分譲マンションに住んでいて、似たような外観らしい。
私がタブレットで調べて「違うと思うよ~。○○駅の方だもん」と呑気に言うと叔母はすっかり安心していた。
そしてタブレットの便利さに感動してた。
まぁ、私が2ちゃんねるで建物名を確定したのは内緒だけど。
2ちゃんねるって相変わらずスゴいなぁ。
どのニュースにも詳しい建物名前がでる前だったのに…と感心してしまった。
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makoto

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