巨人・レッズ・チャーハン(2019年は和と動)

基本的には巨人応援ブログです。しばし更新していませんでしたがマイペースで再開。

逆転負け 右の中継ぎ投手がいない

2019-04-29 19:35:16 | 巨人
巨人3-5DeNA

仕事の関係でここ4試合はまったく巨人戦を見れなかったんだけど、今日は最初から最後まで見れる!ヨシっ!
っていう日に限って敗戦。しかも逆転で。しかも四球連発で。合計8四死球では負けるわ。ストレスがたまっただけだった

5回の無死満塁のチャンスで
山本→慎之助、小林→大城、山口俊→石川
と怒涛の3者連続代打攻勢で3点を取り逆転したまではよかった。とはいえ、山口俊を5回で下ろしたツケは後々響いてしまった。

6回から登板した野上は1アウト後に連続四球。これを皮切りに1失点。でも陽岱鋼の超がつくファインプレーがなければこの回で逆転されていた可能性もあるほどの酷い出来だった。

7回から登板した戸根はなんとか無失点に抑えたものの、8回からの宮國も酷かった。
いきなり先頭打者に四球。しかも相手は不振にあえいでいる宮崎だ。2アウトまでは取るものの、大和に同点タイムリーを打たれ、続く石川に被弾し逆転された。

野上も宮國も制球力が生命線の投手である。それがストライクを取るのに死苦歯苦しているようでは話にならない。
クルーンが1イニングに複数四球を出すのとは違うし、これが経験のない若手投手ならこちらも我慢する。野上はFAで加入した選手だし、宮國はもう9年目。まだ20代だけど、もう若手じゃない。相手と勝負する前に、自分に負けてるわ。

思えば開幕前から中継ぎ・抑えの不安は言われていたこと。
いわゆる壁に隙間風があった状態。でもクックがそれなりにクローザーとして結果を出した(熊本での広島戦はやられたけど)ことと、中川の頑張りもあって隙間を埋めることができつつあった。

がクックの離脱でまた隙間ができ、いまでは猫どころか小さな子供が通れるほどの大きな穴になりつつある。そのうち大人も通れるようになる前に…、なんとかせねば、なんとか。

かといって、他に信頼できる右の中継ぎ投手がいない。
上原?
40代のぞろ目のおっさんに過度な期待はかけらんない。

ツキはあったんだけどなあ、この試合。
2回の先頭からの連続四球も無得点に抑えられたし、
5回の筒香のライナーもセカンド正面でダブルプレー・チェンジになったし…。

8回のあの先頭の宮崎への四球だな。
あれでむざむざと相手にチャンスをあげちゃった。

30日は高橋優貴が先発だから、間違いなく継投になる。連戦はあと7つも残ってる。
予報は雨だけどドームだから中止にならない。3日からのマツダ3連戦で、どっか中止にならんとキツイな、投手陣が。



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チャンスをものにしつつある(山本泰寛)

2019-04-26 19:15:10 | 巨人
4月から新社会人として働き始めた人は約1ヶ月が過ぎて疲れがピークに達しているのではないだろうか?
GWはそうした人にはちょうど良い休憩になるかもしれないが、10連休は長すぎるか?

入社の時、「チャンスは皆、平等にある!」なんて叱咤されたかもしれない。
入った企業にもよるが、実際には上司に気に入られなければいけないとか、いろいろあることに気付くのだが…。

プロ野球の場合、チャンスは平等には……、ないのかも。
ドラフト1位と下位の6位では違うと言わざるを得ない。1位の選手は活躍してくれないと、球団の育成力、スカウトの眼力などのメンツに関わる部分があるので、周囲の期待値が変わってくる。実際、巨人はここ数年、ドラフト1位で入団した選手が活躍できずにいて、フロントが大きな批判に晒されている(批判の要因はそれだけではないが…)。

また巨人は優勝を逃すと、大型補強をするため、レギュラーを目指す選手にとって厳しい環境にある。
そんな平等にないチャンス、少ないチャンスをものにしつつあるのが山本泰寛だ。

開幕から1番に定着していた吉川尚輝の腰痛による離脱で1軍に昇格。
昇格初試合の鹿児島での広島戦でスタメン出場すると、相手のワイルドピッチで1塁から一気に3塁へ進塁するなど活躍して、原監督から称賛された。
甲子園での阪神戦では、相手先発が右の西であったにも関わらず、吉村コーチの強い推薦を受けスタメンで起用されるとタイムリーを放った。

開幕から1軍にいる田中俊太がいまいちだから、これで安泰か?
といえば、そうでもない。甲子園から育成出身の増田大輝が1軍にキャリア初昇格。初ヒットも打った。山本と同じ右投げ右打ちの内野手(外野も練習中。25日には途中からライトでも出場)。俊足で守備も堅実とタイプがモロに被る。チーム状況次第ではどちらかが2軍へ降格となる。俊太は左打ち。左の内野手は他にいないため、残る可能性が高い。

プロって厳しいな、特に巨人で生き残るって…
と思わざるをえない。

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阪神・西インスタ騒動と原監督のSNS禁止令

2019-04-26 18:15:24 | 巨人
先日、阪神の西勇輝投手が試合後に自身のインスタグラムに投稿した内容が物議を呼んでいる。
現在では削除されている(ゆえに私も直接は見ていない)が、自身の打席での1塁へのアウト・セーフの判定に不満を述べたらしい。本人は軽い気持ちで投稿したようだが、炎上した。

この騒動の記事を見て、まず思い浮かんだのが巨人・原監督によるSNS禁止令だ。
皆さん、覚えていますでしょうか?
オフに「あれ(SNS)ダメだよね。言いたいことがあるなら直接、首脳陣・マスコミに言わないと」とSNSに嫌悪感を示したことを。実際、上原は未だツイッターを更新しているから、それが適用されたかまではわからんが…。

その際は「時代錯誤だ」とずいぶんと批判されたものだ。原ファンの私もそう感じたし、ホリエモンは「頭おかしい」とまでツイッターでつぶやいた。
だが原監督がSNSでダメ出ししたのは、こういう部分だと思う。

私もツイッターをやっているが、見ると仕事の愚痴をこぼす人は多い。やれ上司が無能だとか、残業が多いとか…。
でもそれは無名のサラリーマンだから許されることであって、プロ野球選手のような世間に名前が知られている人には許されないことだ。愚痴の矛先が特定されてしまうから。

軽い気持ちが、とんでもないことにつながる場合もある。
サッカーでは神戸の選手がSNSでイニエスタが試合に欠場することを事前に投稿してしまったために、1ヶ月の謹慎となったことがある。誰が先発する、ベンチスタート、欠場というのは重要な機密事項だからだ。

もし自チームの親会社に対してさえ、徹底的に情報統制していた落合が今も中日の監督だったら…。
選手のSNSを禁止、もしくは認めたとしても、相当な注意を促していたはずだ。

こう考えると、原監督のSNS禁止令は、チームを預かる立場としてはある意味、当然の発想なのかもしれない。巨人の場合、影響力があるからなおさらだ。
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負けて本当に「悔しい!」って思えてます

2019-04-18 22:15:16 | 巨人
巨人4-5広島

長いペナントレースだもの、守護神が打たれて手痛い逆転負け…
ということはあるだろう。それにまだ4月だからね。これが夏場、ペナントレースも終盤にさしかかった頃だとズシリとくるがそうじゃあない。クックはこれが初めての失敗で、しかも「地方球場」というエクスキューズもある。責めることはしない。

が、が、が、なぜ(リリーフ失敗が)この試合だったのだろう? というのはある。
まず丸が8回に古巣相手に勝ち越し2ランホームラン。まさに「恩返し」の一発(カープファンからすれば「お礼参り」だろうが…)で、これで勝てば本人も、チームも乗って行けたのに…。

そして開幕から不調に苦しむ広島に大打撃を与えることができた。
丸が抜けたとはいえ、前年までリーグ3連覇していたチームである。弱いわけがない。できるなら、このまま眠り続けてほしいわけだ。それが「お目覚め」の1勝になるかもしれない。

いずれにせよ、本当に悪い負け方であるのは間違いない。
救いは前にも書いたけど、まだ4月であること。
それと、負けて本当に、心の底から「悔しい!」って思えてることだ。

過去3年は負けてもあんま悔しくなかったから。
別に由伸に不満なんじゃなくて、彼をほぼ強制的に引退させて監督にしたこと。そんなに必要でもない選手をFAで獲得したことなどなどでフロントへの不信感が、というより憎悪があったからね。まあ、それは今でも残ってるんだけど…。

9回裏1死1・2塁のチャンスで「頼むからゲッツーはやめてくれ。もう打たなくていい。三振でいい。坂本に回してくれればいい」
そんな些細な願いすら叶えてくれなかった選手もFA組。年俸は3億円もらってるらしい。真面目に仕事する気なくなるわな。

ツイッターのナベツネbotが
「そもそも2軍にいるから腹立つことがない森福の方がましに思えてきた」
なんて呟いてたけど、そうも言いたくなるくらい酷い。
左投手が先発の時でもスタメンで使えないレベル。阪神との3連戦次第では……。
思い切った決断があるかも。
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仕掛けるねえ、原さん!

2019-04-13 12:47:53 | 巨人
ヤクルトとの3連戦の初戦。エース・菅野の力投などで勝利。3連戦の頭(初戦)を取ることができた。
菅野は4回途中で球数が70を超えたため、連続完投とはならなかったが、それでも7回を投げ切ってくれた。勝つにしろ、負けるにしろ、先発が7回を投げ切ってくれると非常に助かる。金曜日の場合、移動して即ゲームというケースが多い。巨人は前日は試合がなかったが、ヤクルトは前日は広島で試合をして、当日に東京に移動して即ゲームだ。これは、想像以上にキツイだろう。先発のライアン・小川は前日に、いや早ければ前々日に東京には戻ってきているはずだが、中継ぎ・抑えの投手はそうはいかない。なので金曜に投げる投手はできる限り、長いイニングを投げなければならないのだ。

さてさて、この試合、「仕掛けるねえ、原さん!」と思わせる場面が2つあった。
まず初回。1死1・2塁で打者は4番・岡本の場面。
カウントが3-2になるとエンドランのサイン。打球はセンター前に抜け、もちろんスタートを切ってきた2塁走者は悠々生還し先制。まさか4番・岡本の時にエンドランとは…。ヤクルトバッテリーも思いもよらなかっただろう。
とはいえ、原さんは02年の日本シリーズ第1戦で同じく1死1・2塁、しかも打者はあの松井秀喜の場面でエンドランを仕掛けている。だから、よくよく考えたら驚きではないのかも。ちなみに02年の時は松井が空振りし三振、3塁盗塁もアウトでダブルプレーとなったのだが…。

そして5回には3点リードで、2死満塁。
なんとか追加点がほしい場面で、それまでの2打席、内容の悪い凡退をしていたビヤヌエバの代打・慎之助を早くも起用。これが大当たりで慎之助がタイムリー2点打を放ち、これで勝負をほぼ決めた。もしこれがビヤではなく、ゲレーロだったらそのままだったとは思うが、それでも外国人に対し、まだ5回の段階で代打を送るのは、なかなかできないことだ。おそらく原さんのことだから、ベンチ裏で本人になぜ代打を送ったのかを説明はしているだろう。試合終盤では慎之助がビヤの隣に座り、いろいろお喋りしていた映像を確認できた。これも「コミュニケーション」である。

こういうのを見ると、あんま言いたくないけど、由伸と原辰徳の監督としての「差」なのかなあ、なんて思ってしまう。
特にまだ5回に、しかも外国人に代打を送ることは由伸の時には見られなかった…はず。
実際、「代打・阿部」を使わずに負けた、なんてこともあったからね。
3年間、現場を離れていたけど、勝負勘みたいなものは、まだまだ健在ですかな。
たまに動きすぎて墓穴を掘るんだけど…。
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5・6・7番問題

2019-04-11 22:18:59 | 巨人
3連戦3連勝は難しい。まして敵地ならなおさら。
でも2連戦2連勝なら可能性大。そんな願いはかなわなかった。

メルセデスは福田の1発にやられたわけだが、7回を3失点。さらっとクオリティ・スタートを達成しているわけだから責められない。不振でついに打率が2割を切った岡本にもタイムリーが2本出たのは好材料。
じゃあ何で負けたかと言われれば「5・6・7番問題」となる。

初戦はビヤの「当たれば飛ぶんです」砲が2本出たが、この日は5・6・7番がノーヒット。
1・2・3番の出塁率が高い(この日は尚輝が4タコだったが、まあこんな日もある)のに、名古屋では得点力が上がらないわけだ。この日はビヤを5番に上げ、陽を7番に下げたが効果はなかった。ここまで5番打者の打率は.211だそうだ(読売新聞の記事によると)。

この問題、一番手っ取り早いのは陽岱鋼が打つことだと思う。
外国人2人はラテン系で気分屋(ビヤはメキシコ、ゲレーロはキューバ)でアテにならないし、外国人枠の問題もある。交流戦明け頃にマシソンが戻ってくればどちらか1人を2軍にしなければならない。陽は枠の問題はない。

オープン戦終盤での好調さを買われて開幕5番に指名されたのは、好調だかというのもあるが、亀井に頼りたくないという原監督の思いもあるだろう。昨年9年ぶりに規定打席に到達した亀井だが今年で37歳となる。左打ちの外野手が不足しているチーム事情から出番が激増したが、夏場に完全にバテて打率が急降下。こういう事態を避けたい、できれば亀井の出番をもう少し減らして、夏場に出番を与えたら活躍できる状態にしておきたい、そんな思惑があるはずだ。

この問題はゲレーロが打つかではない。陽が打つかだと思ってます。
そりゃあゲレーロが打ってくれても解決はするんだろうけど、はっきりいって、彼の事はあんま信用してないので。
ビヤが打っても解決する?う~~ん、あんま現実的ではないなあ。
やっぱり陽岱鋼次第なのでは?。とはいえ、12日(金)はライアン小川が先発だからスタメン落ちの可能性が高いんだが…。
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脆さがある(陽→ゲレーロ→ビヤヌエバの並び)

2019-04-09 22:31:27 | 巨人
横浜でベイに連敗しイヤな感じもあったが、相手の拙攻にも助けられロースコアの試合をものにした。
今週は木曜に試合がなく、日曜日まで5試合だが、週初めの火曜日は大事なのは言うまでもない。先発の山口が立ちあがり不安定ながら7回を1失点に抑えてくれたのは大きかった。前にも書いたが山口にはとにかく毎週火曜日に7回を投げ切ってほしい。

試合が接戦の展開になったのは3回表の攻撃にある。
丸の勝ち越しタイムリー、岡本の四球で無死満塁の大チャンス。
だが陽岱鋼・ゲレーロが連続三振し、ビヤヌエバがボテボテの内野ゴロに倒れ、なんと無得点。この拙攻が苦戦の要因となった。

とはいっても、こうなる予感はあった。
陽→ゲレーロ→ビヤヌエバと続く右打者は当たれば長打力があるが、非常に三振と空振りの多い打者でもある。
悪い言い方をすれば大型扇風機が3枚続くわけだから、当然脆さはある。昨年はビヤがいなくて、長野がその3人の1人だったわけだが、この3人が並ぶということは、今後こういうシーンは覚悟しないといけない。

尚輝→坂本→丸→岡本の並びは今年の巨人の「売り」なわけだから、これを崩すわけにはいかないので、必然的に5番以降は順番は違えどこの3人の並びになる。陽ではなく亀井が入れば多少、マシにはなるが…。

しかし、この試合は勝ったけど陽・ゲレーロ・山口俊が3三振(まあ山口は仕方ないが…)、丸・岡本2三振の計17三振。
ビヤヌエバの2発があったから良かったものの、なんとも言えない打線の有り様。4番岡本の状態も気になる。ついに打率2割割れ。でも4番は岡本以外あり得ない。はっきりいって代わりはいないので、我慢、我慢である。

明日は初者のロメロが先発だから、またロースコアになるだろう。
ライトのスタメンは誰かな?左投手だから陽か、それとも亀井か…。思い切って2軍で好調の和田恋を使う…、それはないか。
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クセ者(元木大介)

2019-04-08 21:06:11 | 巨人
センバツ高校野球は東邦が平成最後の大会で優勝。平成元年の89年以来30年ぶりで、平成の最初と最後で優勝したことが大きく報じられた。当時のエースだった山田喜久夫(元中日)さんもアルプス席まで駆けつけたことも新聞に掲載されてましたね。

30年前の優勝は東邦だったけど、準優勝はどこだったか覚えてます?
それは大阪の上宮高校。そのキャプテンは元木大介だった。

この決勝戦、優勝はほぼ上宮の手にあった。9回裏2アウトまで1点リードしていたのは上宮だった。しかもランナーなし。ここから連続四球と、エラーなどで逆転サヨナラ。ボールが外野を転々としているのを見た元木大介はその場でうずくまって動けなくなった。30年前だったけどよく覚えている。おそらく元木も東邦優勝の報道を見て、そのシーンを思い出したのではないか?

高校時代は超高校級のスラッガーで甲子園の注目選手だった。
本人は巨人入りを強く望んだが、巨人は慶応大学の大森剛を指名。野茂を外した福岡ダイエーに指名されたが入団を拒否し浪人を選択。ドラフトというと桑田・清原のイメージが我々世代(40代)には強いが、彼もドラフトに運命を翻弄された1人である。

翌年、巨人入りを果たすが、浪人生活では満足な練習ができず、結果的には選手としてあまり大成できない遠因となった。
高校時代のようなチームの中心選手ではプロでは生きていけないと、つなぎ役に徹し、相手の嫌がるプレーをするなどして長嶋監督から「クセ者」と言われるようになった。元木の選手としてのスタイルをまさに一言で表しており、引退後に本のタイトルにもなっている。

2005年にまだ33歳の若さで引退。
今の若い世代にはバラエティ・タレントとしてのイメージが強いだろう。
実際、コーチ就任という話が出た時は「芸能人にコーチが務まるか?」と一部で揶揄されたが、私は適任だと思う。

相手のクセとか、周りが気付かないような些細なことにも気づく(プライベートな部分でも些細なことに気付き、その様子を妻の大神いずみに暴露されている)。実際、彼がいることでキャンプは非常に活気が出て、原監督がキャンプのMVPにあげたほど。大阪人のノリのよさもあるだろう。

そして彼は選手に嫌われることを厭わないタイプ。最近のコーチは選手に嫌われないようにする人が多いと聞くが、その辺は心配ない。週刊ジャイアンツでも結構、厳しいこと言ってたしね。

現役を引退して長い時間が経ち、「もうこのままユニフォームを着る機会はないだろうなあ」と本人も諦めかけていた部分もあったと思うが、ファンも驚いたコーチ就任。もし巨人が優勝した時、元木コーチの存在が大きくクローズアップされる。そんな気がしてならない。
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新たな鬼門? 横浜スタジアム

2019-04-07 22:18:18 | 巨人
連勝が止まった次の試合が大事。連敗しないことが大事。
でもあっさり連敗してしまいました(泣)
先発が5回持たないとこうなります。まあ救いは前日と違って2番手以降の投手は無得点に抑えたこと。
昨年、左のセットアッパーとして不動の地位を築いていた山口鉄也が引退。その穴を埋めるのは容易ではないが、吉川光夫、戸根、中川の3人がいる。3人とも今日投げて無失点。質より量。3本の矢で山口の代わりを担ってくれればいい。1人ではこの穴は埋まんないから。

にしても、今日は木村拓也さんの命日だったから勝ちたかった。見せ場もなく、さぞかし天国で嘆いているだろう。
3連戦の頭を菅野の魂の完投で取ったわけだから、勝ち越したかった。トータルで考えると9戦終わって6勝しているからOKなのだが、この3連戦でイヤ~な感じはある。

それはDeNAに対して、というより横浜スタジアムに対してだ。
原監督が2度目の監督に就任した(2006年)頃、巨人は甲子園での阪神戦を苦手としていた。当時は金本が全盛期であったことや、なにより阪神ファンの異様な熱気に飲まれ負けを繰り返した。「甲子園で戦えないものは使わない」といった発言を監督がするほどだった。そのアレルギーは08年、メークレジェンドと呼ばれる大逆転劇を阪神相手に喰らわせることで払拭した。

由伸監督時代の3年間はマツダスタジアム・アレルギーだった。昨年はわずか2勝だけ。そのうちの1勝はすでに広島のリーグ優勝が決まっていて参考記録状態と言えるので、実質1勝である。そのアレルギーも開幕3連戦での勝ち越しと、広島のリーグ3連覇による勝ち疲れ?もあって解消に向かいつつある。

だが、新たなアレルギーにかかりそうな気配。それが横浜スタジアム・アレルギーだ。
今年からライトスタンドのさらに上にウイングシートなるものが増設され、座席が3千ほど増えた。場所的にベイファンがそれだけ増えるわけで、この3連戦でのホームスタジアム・アドヴァンテージはさらに上昇したように感じる。
3千というと相当な数だ。三方ヶ原の戦いで徳川家康への援軍として織田信長が派遣した佐久間信盛軍と同数だが、信玄に恐れをなして戦わず逃げ出した信盛軍とは違う。後押しする気、満々だから。

ほんの5年前は左半分は巨人ファン、右半分は横浜ファンと二分化されてたが、中畑が監督をするようになってから着実にチームは変わり、親会社も変わり、より地元・横浜に密着し、今では巨人ファンは隅の方へ追いやられている感がある。

昨年まで広島に所属し、昨日・今日とテレビの解説を務めた新井貴浩が「ここは観客の声援がすごくてやりにくい」と言っていた。
新たな鬼門になるのでは不安視している。次の浜スタは5月6日。しかも1試合だけで、8日に新潟で試合の変則2連戦。浜スタ3連戦は8月2・3・4日までない。ずいぶん間が空くが、次の浜スタでの3連戦はどうなるか?
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歯痒くて仕方ない澤村のピッチング

2019-04-06 22:20:42 | 巨人
開幕戦に敗れた後、6連勝と好調だったがそれもついにストップ。
2014年の9月以来という澤村拓一が久々の先発だったが4回持たずKOと結果を残せなかった。
まあ監督も言っていたように「時間が必要」でしょうね。キャンプは本人の希望(オフに先発転向を打診されたが断っている)もありリリーフとして調整していたわけだから。

彼のピッチングを見ていると本当に歯痒くて仕方ない。
投手としてのポテンシャルはそれは高いよ、半端じゃなく。なんせ新人の年にいきなり200イニング投げたんだから。これがどれくらいすごいかわかります?あの菅野だって初めて投球イニングが200を超えたのは昨年の話。それをいきなり新人の年にやってのけちゃうんだから。

がここ数年はくすぶっている。
ストレートは150キロ出せるけど、それを活かしてないよね。

去年の投球割合を見ると…

ストレート(平均球速150.4キロ)56.8%
スプリット(平均球速145.0キロ)32.8%
カットボール(平均球速140.0キロ)10.4%

別にリリーフだから球種は多くなくていいと思うんだけど、「緩急」がまったくないよね。
ストレートとカットボールの差が10キロでしょ。これじゃあね(溜め息)
スプリットも田中マーくんみたいな精度があればいいけど、そうじゃないし、それはカットボールにも言えるわけで…。
「精度」も「緩急」もないないではそりゃ結果はついてこない。

何回かオフのトレーニングしている映像を見たことがあるんだけど、彼はホント練習熱心ではあると思う。
よく「練習は嘘をつかない」って言うけど、つくよ、嘘は。というより、正しい練習をしないと嘘をつかれるわけ。

どうやったら打者を抑えられるか?
ではなく、どうして自分が打たれるのか?
こういうこと、冷静に考えたことあんのかな?と疑問に思ってしまう。

2017年の選手名鑑を見ると、投球割合の中にわずか0.8%だけどカーブ(平均球速124.6キロ)がある。先発で活躍していた頃はこのボールをもっと有効に使っていたはずだ。菅野だって昨年はカーブを7.9%の割合で使っている。別に桑田真澄みたいに多投しろと言ってるわけじゃない。割合で言えば5%くらいでいいと思う。それだけでも相手に「ひょっとしたらカーブもあるかも」と思わせることができる。

ただ速い球を投げたって、プロでは抑えられない。
澤村よ、頼むから「緩急」を使ってくれ。
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