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なかなか勝てない馬がいる。今日もその馬が走る。
がんばれ、と声が出る。
まなざしは、ゴールの先を見つめている。

太平洋戦争のSB2Cヘルダイヴァー 部隊と戦歴

2021年03月22日 06時27分52秒 | 読書・戦争兵器


ドーントレス急降下爆撃機の後継として1943年11月にデビュー、その後2年間に徹底的な改良を加えられたカーチス・ヘルダイヴァー。太平洋における22カ月の戦いで1万9000回近い出撃を記録した本機の開発と艦隊配備、戦歴を搭乗員の証言をまじえて紹介。

一般に高度1,500フィートから2,000フィートで爆弾を投下した後は、各機は敵銃手の追尾を困難にするために針路と高度を変化させながら高速で離脱した。

緩降下爆撃は降下角45~55度で行われ、ダイブブレーキは使用されなかった。
この攻撃法は雲底が低い場合、暗い場合、敵潜水艦に対する特別な攻撃の場合などに必要となった。爆撃機が自らの爆弾の破片の散布範囲に入ってしまわないために、遅延作動信管が必要だった。緩降下爆撃は、本当の急降下爆撃に比べれば容易に行うことができたが、目標への進入角が浅いために照準の誤差が大きくなった。

「急降下爆撃機の操縦には心躍るようなことは何もなかった。
どの攻撃目標でも猛烈な対空砲火に直面しなければならないことを思えばさおさらだった。
爆弾を正確に投下するためには、確実に65度から70度の急降下になるように目標の真上でダイブすることが必要だった。
65度より浅いダイブをすると厄介なことになった。
進入角が浅いほど対空砲が正確になったからだ。
急角度でダイブすることによて、風の影響と船の動きを正確に判断でき、それにしたがって微調整することができた。」

「SB2Cヘルダイヴァーで効果的な爆撃を行ったうえで海面や地面に衝突せずに引き起こすには、高度1,500~2,000フィートで爆弾を投下する必要があった。それより上では1フィートごとに照準の正確さが失われた。」

▲正確に 0.3048 メートルである。

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