ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市郊外にある伊佐沼に4週間ぶりに行って、シギなどを観察しました

2020-10-05 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外にある伊佐沼に4週間ぶりに行って、エリマキシギなどを探しました。

 カモなどの渡りの時期が始まり、さまざまな水鳥が日本国内を移動しているそうです。

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。3月から8月ぐらいまでは水を満帆に蓄えています。

 その北側には、古代ハスの「大賀ハス」が花を咲かせるハス田があります。7月上旬からハスの花が咲き始め、現在は花期が終わり、ハスは枯れています。

 北東側から伊佐の南西側を眺めた風景です。



 農業用水として水を供給する役目を終えて、水面が下がり、干潟ができています。

 この干潟に9月初めにウズラシギやエリマキシギなどが飛来し、多くの野鳥観察愛好家がウズラシギやエリマキシギなどを観察するために日参していたそうです。

 埼玉県・その近郊の都県の野鳥観察愛好家の方々は多い時には数10人がウズラシギやエリマキシギなどを探したそうです。

 川越市郊外にある伊佐沼には9月には立ち寄れなかったため、遅まきながら行ってみました。

 前振りが長くなりました。伊佐沼の北東側から干潟を眺めると、2羽のシギがいました。





 2羽のシギは干潟をチョコチョコと歩いています(後日、ベテランの野鳥観察愛好家から、手前がウズラシギ、奥がエリマキシギとのご教授をいただきました)。





 この2羽のシギがエリマキシギかどうかは判定する観察力を持っていません。エリマキシギは、チドリ目シギ科のシギで、オスは体長が約29センチメートル程度、メスは同22センチメートル程度です。









 シギの種類の同定は実際にはかなりの難問です(よく勉強しないと、シギは判定できないのです)。

 コサギも数羽、干潟にいます。



 熱心な野鳥観察愛好家の方々は数時間も、岸辺でひたすら待っています(待っているそうです)。実は、シマアジという関東地方では珍しいカモも一時は伊佐沼に飛来していたそうです。シマアジ狙いでまた待機したようです。
 
 不熱心な不勉強な野鳥観察愛好家なので、約1時間で伊佐沼の岸辺から去りました。

 約4週間前に、川越市郊外にある伊佐沼を訪れた話は、弊ブログの2020年9月11日編をご覧ください。