ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市郊外にある伊佐沼にまた行って、真っ白いコサギなどを観察しました

2020-10-30 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県川越市郊外にある伊佐沼にまた立ち寄って、コサギやカルガモなどを観察しました

 川越市郊外にある伊佐沼(いさぬま)は、周囲の田んぼなどの農業用地に農業用水を供給する大きな池です。

 10月初めには農業用水として水を供給する役目を終えたために、水面が大幅に下がり、北側には巨大な干潟ができていました。

 しかし、10月9日と10日には関東地方の南の太平洋上を進む台風14号によって刺激された秋雨前線によって、埼玉県内は雨が降り続き、伊佐沼の水位が上がり、干潟は水没してしまいました。

 その後は約1週間で、伊佐沼の水位が下がりました。

 北東側の岸辺から伊佐沼の南西側を眺めた風景です。水位は元に下がって、干潟ができていました。浅瀬には雑草が芽生え、これを食べているカルガモもいます。



 その干潟には、コサギとカラスが来ていて、エサを探しています。



 よく見ると、セイタカシギがいます。しかし、このセイタカシギはすぐにどこかに飛び去りました。

 コサギは時々、移動したます。伊佐沼からどこかに行ったり、また戻って来たりしています。







 浅瀬の上を飛ぶコサギの姿は水面に映り込んでいます。







 北側のハス田の中にある杭に留まったモズです。

 ふだんは、ソメイヨシノなどの木の上に、モズは留まっています。





 この時期は、秋が深まり、トンボやハチ、アブなどがあまり飛ばないので、モズも狩りがあまりできない様子でした。

 今回は伊佐沼にはセイタカシギを探しに行ったのですが、残念ながらセイタカシギは一瞬しか観察することはできませんでした。

 コガモは20羽ほど飛来していますが、浅瀬・干潟の境辺りで、うずくまって静かにしています。

 約1週間前に、この伊佐沼を訪れた話は2020年10月20日編をご覧ください。