ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

東京都千代田区千代田にある皇居の東御苑岸では、フユザクラの花が咲き始めまています

2020-10-28 00:00:05 | 季節の移ろい
 東京都千代田区千代田にある皇居の東御苑に、久しぶりに行ってきました。

 この皇居の東御苑も、新型コロナウイルスの感染対策として、3月下旬から閉園し、サクラの開花を鑑賞できませんでした。そして6月2日から再開していましたが、なかなか行く機会がなく、今回になりました。

 現在は、9月29日からは「江戸城天守復元模型」を公開しています。1/30スケールで製作された復元模型が公開され、土曜日や日曜日は閲覧希望者が並ぶそうです(テレビのニュース番組などでだいぶ報道されたので)。

 皇居東御苑の本丸地区に上がると、広大な草原の広場の奥に本丸跡の石垣が見えます。





 北西側にある、この石垣の石はかなり巨大なものです。石垣の上に建っていた本丸は、江戸の市中の火事の時に飛んできた火の粉で簡単に燃えてしまいました。本丸は3回も建てられました。その後は本丸は(平時なので)必要がなく、再建経費が高いので再建されませんでした。

 皇居東御苑の本丸地区には多彩な品種のサクラの木がたくさん植えられています。その中で、ソメイヨシノの木は紅葉し始め、葉を落としています。





 広大な草原の広場を囲む森の中では、ゴンズイという低木が赤い“果実”の中で黒い実をたくさんみのらせています。





 このゴンズイはミツバウツギ科の落葉樹だそうです。

 同じようにウメモドキの木も赤い実を付けています。





 本丸地区の本丸休憩所近くには、フユザクラの木が1本植えられています。今年は花がパラパラと咲いています。









 本丸地区の南端に作られた果樹園ゾーンでは、カキの木が数本あり、それぞれ実を付けています。



 このカキの実はまだ熟れていないようで、メジロやシジュウカラなどは来ていません。

 一部では、シュウメイギクの白い花がよく咲いています。このシュウメイギクの白い花はとても目立ちます。



 皇居の東御苑は、平日は来園者はまだパラパラな感じです。

 東京都在住(あるいは日本在住)らしい外国人の入園者が半分程度いて、人気が高いようです。

 快晴の秋の日に、広大な皇居の東御苑を久しぶりに歩き回りました。