ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔には、コハクチョウなどが滞在しています

2021-02-22 00:00:05 | 季節の移ろい
 埼玉県比企郡川島町の越辺川河畔に、コハクチョウを観察しに行った話のまだ続きです。

 越辺川(おっぺかわ)沿いの川島町八幡という河畔には、水門があり、川の流れが穏やかな淀みになっています。この淀みはコハクチョウなどが越冬する場所になっています。



 この水門の奥から、飯盛川が合流します。

 今回は、午後2時過ぎに立ち寄ったために、多くのコハクチョウはまだ近くの田んぼに落穂などを食べに行っている時間帯です。

 この水門から東側にある川下の対岸の淀みに、コハクチョウの10数羽の群れがいます。





 このコハクチョウたちは、群れの中で、午前中にもう十分食べたと思って、戻ってきて休んでいる様子です。

 このコハクチョウの群れの多くはのんびりと寝ている・休んでいる様子です。





 この日は気温が20度(摂氏)ぐいらいの4月初めの陽気でした。

 コハクチョウたちは時々、羽根の手入れをしています。





 時々、羽ばたきなどの動作をします。この理由は不明です。



 多くのオナガガモとオオバンなどが数10羽、水門近くの淀みにいます。



 その内のいくつかは、コハクチョウたちが休んでいる下流まで下って来ました。





 越辺川の川岸のヨシ原には、シジュウカラやカシラダカなどの群れが来ています。

 春めいた陽気によって、シジュウカラやカシラダカなどは元気に飛び回っています。

 なお、川島町のWebサイトによると現在、コハクチョウは87羽滞在しているそうです。

(追記)この川島町の越辺川河畔に滞在しているコハクチョウの数は、コハクチョウを守る会と、このすぐ側に工場がある三井精機工業の方々がそれぞれ(あるいは協力して)、毎日数えている模様です。
 川島町は基本は水田が多い農業地帯なので、「コハクチョウ飛来地」としての町おこしを目指している模様です。
 川島町には「すったて」「ごじる」というウドン系の名物があり、コハクチョウ飛来地に来た方々に川島町内のうどん屋で食べてもらうことを目指しているようです。