みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

意地悪恋愛講座【最終章】

2010年04月01日 | ブログ

             宣戦布告に飲む前から酔う

            彼女の魅力に私はひと目惚れ

          軽々とカウンタックを乗りこなす彼女

          スラリ美人の彼女にかなうはずがない

           なのに彼女は私に嫉妬の眼差し

             私のどこかに利点がある?

              谷間の無い貧弱な胸

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     彼女の貸してくれたドレスは鮮やかなオレンジのボディコン

        伸び縮みする素材なので身体のラインがくっきり

            レストランの前に立ち、大きく深呼吸

                   いざ中に突入

             ドアの側に案内係りの若い男がいる

          外国の映画に出てくるような洒落たレストラン

          みんなの服装はカクテルドレスかフォーマル?

            Tシャツとジーンズなら入店お断りだな

               服の色を聞かされていたらしく

                    『こちらです』

               案内係りの後ろを付いていく

              食事中の客人の視線が刺さる

            フォークの動きが、あちらこちらで止まる

              うっ・・・どこか変なのだろうか?

              沢山の視線に足元がもたつく

         素足にピンヒール、オレンジの超ミニのボディコン

              胸には最初からカップが付いてる

              それ程、ペチャパイではないはず

         強い視線を感じながら二人のテーブルに通された

               彼女は視線を私から背けた

        彼は立ち上がって椅子を引き自分の隣に私を座らせる

            『誰だか分からなかった程ビックリしたよ』

                彼の顔を下から覗くように

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             『惚れたら痛い目に合うよ』

              『やっぱり君って最高だ』

                面白くないのは彼女

    昔の自分が着てたドレスを着こなせる訳はないと思ってたか

         恥をかかせるつもりが予定外の着こなしに

   『私も、そのドレスが似合ってた頃って小学生体型だったのね』

           『詩織さんもペチャパイだったの?』

           悪気はない、何気なく言った言葉に

          『夏樹さん、こんな女のどこが良いの?』

               えっ?雲行きが怪しい

             コースの料理が運ばれてきた

              腹が減っては戦は出来ぬ

         食の進まぬ二人を尻目にモクモクと食べた

           何だか知らないが高級そうな赤ワイン

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カチャカチャ音を立ててはいけないって思いながら頭からマナーが消える

               二人は相変わらず不機嫌

           『詩織さんは夏樹さんの彼女だったの?』

                   『元・・・妻よ』

              『夏樹さん結婚してたの?』

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    『みゆきさん知ってるの?この人の実家のお父様は医者よ』

  『結婚したら仕事を辞めて家庭に入ってくれと言われてたけど・・・』

         『もう終った事じゃないか、いい加減にしてくれ』

              彼の怒った顔を始めて見た

        『親父は関係ない、俺は家庭が欲しかったんだ』

              もと夫婦のバトルが始まった

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      『帰ったら電気の付いてる家庭が欲しかっただけだよ』

『何よ、留守の多い貴方の仕事を家に閉じこもって待っていろと言うの?』

             『だから早く子供を作りたかった』

         『子供がいれば安心して家を留守にできると?』

      『貴方の、お父様も早く跡取りを生んでくれと言ってたわ』

         病院の跡取り息子がパイロットになっちゃった?

             だから次は医者になる子を産め?

                 私の知らない世界

          【ストレス解消はスポーツカーじゃなくスポーツよ!!】

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   『詩織は俺を捨てて自由を選んだ、今さらその話はやめてくれ』

     『詩織の前で突然だが、みゆきさんにプロポーズしたい』

          泥沼をコンクリートで固めようとしている彼

          彼女は持っていたワイングラスを落とした

                  ガッシャーン

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   そりゃそうだ、前の旦那様が元妻の前で他の女にプロポーズ

  こんなストーリーの展開のドラマなんて見た事も聞いた事もない

           その瞬間、彼女は彼に平手打ち

          他の客席から見ると立派な三角関係

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    彼を平手打ちした女性が負けて、悠然と食事する私が勝ち組

 けど、ちょっと待てよ、このままだと彼と結婚を前提に付き合う事になる

                    『無理です』

          落としたワイングラスを片付ける人を見ながら

     『嫌いで別れた訳じゃ無いみたいだし詩織さんは夏樹さんが好き』

              『俺は、みゆきさんが好き・・・・・・』

      『今日だって詩織さんが居るの知って富士に行ったんでしょ?』

                『そんな事・・・・・・・・・・・』

         『私の事は気にしない、二人とも素直になってよ』

           『夏樹さん、貴方って女を見る目あるのね』

                 『どう言う意味だ?』

               『みゆきさんは素敵だわ』

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 『ちょっと待って、私は夏樹さんのプロポーズを断るのよ、留守の多い

夏樹さんだけど詩織さんが結婚を決めた時は、それも覚悟してたのよね?』

    プロポーズをキッパリ断わった私を見つめてショックだったか?

            『俺って女を見る目がないんだな』

               遠い目をして言い放った

『夏樹さん、みゆきさんの言葉で目が覚めたわ、今日は私が富士に居るって

                  知ってたの?』

               涙を浮かべてる詩織さん

             『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。』

       慰謝料代わりに俺から奪ったBMWの運転が上達したね

   親父が払った慰謝料でカウンタックを買ったって聞いた時はビックリさ

         親父も後悔してたんだ詩織に酷い事を言ったって

                  そこまで聞いて

             『ちょっと化粧室に行ってくるわ』

          化粧室に行く振りをしてレストランを出た

           【ごくうパパちゃんから届いた誕生日プレゼント】

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      ジーンズとTシャツはBMの中だけど、まっいっか~

      清々しい気持ちで振り返る事もなくタクシーに乗った

      【私の大好きなワインが入ってた、プリンとメロンにもオヤツが】

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             好きなのに意地で別れた二人

            この半年後元のサヤに戻ったのよ

             玉の輿に乗りそこなった私だけど

               めでたしめでたしって事で

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               ごくうパパのブログだよ

              優しいパパが迎えてくれます

                  遊びに行ってね

      爽やかな北国の大地で2ワンズが迎えてくれるよ~

               http://go9.blog45.fc2.com/

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            奪っちゃえば良かったかな?爆

         (ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪

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               みんなの幸せに乾杯