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今日は帰りたくないのなどと言う彼女の大胆な言葉に
俺はギョッとした
ここは彼女をなだめ彼女の、その気を喪失させなくては
『俺も一応、理想があるんだよ』
『へぇ~どんな理想?』
『痩せてて色白で胸が小さくて目がパッチリで』
『デブで色黒で巨乳で目が小さい私の反対をわざと言ってるの?』
いや、わざとじゃないから
本音の理想を言っただけ
『じゃあ何故、私と結婚したいの?』
結婚したいなんて1度も言ってない
彼女は何でも真っ直ぐに受け止める純粋な女性だ
『俺に今日は帰りたくないなんて言うのは恥ずかしくない?』
『だって帰したくないって思ってるハズだから私から誘ってあげたのよ』
ムカッときた
『君と一晩過ごしたら結婚前の娘を傷つけたって両親に叱られるよ』
イラつくが冷静に丁重に断ってる俺
きっと俺の事、誠実な男だって思ったぞ
彼女の顔を覗き込んだ瞬間
平手打ちを食らった
その威力に軽く目眩が
『痛いじゃないか、何でだ?』
『結婚前の娘を傷付けたって両親が怒る訳ないもん』
凄い形相で俺を睨めつけながら
『これ見て』
赤いお守りを俺に見せた
『これが何?』
『ちゃんと見て』
縁結び神社と書いてある
『今日は両親に帰ってくるなって言われてるのよ』
もう俺に逃げる場所はない
平手打ちが効いたのか耳鳴りがする
女は恐ろしい、手加減というものを知らない
若干25歳の俺、女は怖いと知った春
何処に結婚前の娘に男と泊まってこいなどと言う親がいるのだ?
彼女に何か欠陥があるんじゃないのか?
車から降りて海の風にあたりながら
『ハッキリ言うよ、俺はまだ結婚したくない』
『今、何て言った?』
もう1度、平手打ちを食らうかもしれないが言った
『君とは結婚しないって言ったの』
彼女は人目もはばからず大声で泣いた
びっくりした俺は慌てて『今は』と続けた
この女が今まで誰にも相手にされなかったのは自己中だからに違いない
ハッキリ結婚しないと言った
俺はもう、この女とは会わない
こいつを自宅に帰したら明日から自由になり何度でもお見合いする
理想の女性と出会うまで何度でも
『やっぱりブスでデブの私は結婚出来ないのね』
『あっ』
『いや、そうじゃなくて【今は】って言ったの』
何で俺は言い訳してるのさ
『今は結婚しないけど後で結婚するって事?』
『うん』
俺って馬鹿か?
俺のバロ~
思えば、最初に出会った時から俺は捕まってたんだ
彼女はこの時35歳
歳を誤魔化していたのだ
とんとん拍子に結婚は決まり
二人の間に1人息子が出来た
『俺さ、1人暮らししてるんだ』
『えっ?単身赴任?』
『息子は大学で1人暮らし、アイツも1人で暮らしたいんだと』
『出されたの?』
『うん』
俺のカミサンは凄い怖いんだ
生まれ変わっても俺、もう1度アイツと結婚する
アイツは俺じゃなきゃ結婚出来なかったよ
しみじみ言う男は50歳
帰り際に『やっぱり俺は貧乳がタイプだな~』
私の胸を見て言った昔25歳の俺君
恋するパワーがある内は男も女も適齢期なんて無いって
『ブスでデブで自分勝手なヤツだけど俺じゃなきゃ駄目な女』
そう言ってた俺君
君も奥さんに負けない程に純粋で思い込みの激しい人だって思うよ
結婚は焦っちゃいけない、だけどチャンスも逃がしちゃダメ
この二人の愛が続きますように
完
o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪
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