みゆきな日々

チワワのチェリー女の子&私・年金暮らしのジッちゃんに絶賛親孝行活躍中

コッペパンの愛

2010年04月24日 | マイ・ライフ

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                  高齢化社会

     介護に毎日がクタクタなお母さんって多いって聞く世の中

               少しでも楽して欲しい

                それだけじゃない

            働く主婦にとっても嬉しい贈り物

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               母の日が近くなったね

     今から母親には何が良いかなって考えてる人も多いかも

          何故か今年の贈りたい物のナンバー1            

                   それは

2

            出来る範囲で親孝行しちゃってね

          (ノ⌒∇)ノ*:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪

               この話はずっと昔の話し

            母1人、子1人の貧しい家庭の話し

         小学6年の時の私の心に残ってる思いで話し

    その子は身体が弱かったけど一日も学校を休まず登校してた

   昼食の時間近くなるとお腹の虫が騒いでグーグー鳴って聞こえる

           デッカイ、コッペパンに何種類かのオカズ

      オカズは綺麗に食べるのにコッペパンだけは手を付けない

       皆は貧乏な家の子だから夕飯にするんだよって言ってた

                    私もそう思ってた

        裕福な家の子と貧乏な家の子が極端て訳じゃないけど

          今だったら考えられない、継ぎはぎの服を着てた

     学校が終るとコッペパンを大事そうに鞄に入れて走って帰ってく 

           誰かが急に後を付けようって言い出した

              クラスメートの数人で後を付けた

          その子が向かった先は自分の家と反対方向

               入り口が一つしかない長屋

                  長屋って分るかな?

3

             沢山の家族が集団で暮らす家

             その家に真っ直ぐ入っていった

              どうしても中が見たい同級生

             2人の男の子が中に入っていった

そこで見たのは身体の不自由な老婆と一匹の犬が暮らす1番奥の部屋

               犬は土間に繋がれていた

   老婆は目も不自由だったらしく時々しかこない身内を待つ暮らし

 どれ程、洗っていないのか?汚い茶碗で身内が置いてくご飯を食べてる

            犬に食べさせるのは自分の残りご飯

              その犬も相当に歳がいってた

4

        そこへ『来たよ~』そう言って男の子が入ってく

  老婆は『おぅおぅ~今日もきたか』そう言って男の子の頭を撫でてた

              犬も尻尾を振って嬉しそう

    コッペパンを二つに割って大きいのを老婆に、小さいのを犬に

         老婆は嬉しそうに少しずつ、ちぎって食べる

           『明日は土曜で給食ないからゴメンね』

            『いいんだよ、いいんだよ有り難う』

          老婆は涙を流して男の子の頭を再び撫でる

            その様子を見た同級生の男の子

     からかい半分で後を付けてきた自分達の行動が恥ずかしい

              恥ずかしいのが分る歳だった

        一緒に後を付けて行った皆で話し合って決めた事

              力を貸そう自分達も何かしよう

     社会の仕組みなんか知らないけど身体も目も不自由な老婆

         次の日に老婆の元に通う男の子の家に行って

       『昨日の事を見てたんだ、で皆で手伝おうって思ってさ』

            男の子は恥ずかしそうに、はにかんで

     『俺の家は貧乏だから給食のコッペパンしかあげれないんだ』

       『みんなで世話してあげたら、あの婆ちゃんが喜ぶぞ』

    ガキ大将の男の子の母親が話しを聞いて作ってくれたドーナッツ

             もう1人の子の母親はオニギリ

              もう1人の子は綺麗な茶碗

          土曜日の昼に老婆の所にみんなで行った

           急に沢山の孫が出来たと喜ぶ婆ちゃん

          交代で何かかしらの食べ物を運んでいた

            そんなある日、犬が居なくなっていた

                 『婆ちゃん犬は?』

       『大家さんが犬が臭いからって保健所に連れてった』

                 おいおい泣いていた

5

           子供だった私達は何も出来なかった

  その犬は、婆ちゃんの、たった一人の身内みたいなものだったのに

          犬が居なくなって3カ月も経ったろうか?

      婆ちゃんは1人ひっそりと布団の中で亡くなっていたと

            人の力の及ぶ所は限られている

そんな遠い昔だった事が急に思い出されて心が痛くなるのは何故だろう

              家族の崩壊が進む現代

                幼児虐待の日常

           動物への虐待がなくならない世の中

     人の痛みが分る人ならば虐待などと言う言葉は無縁

 人の痛みが分る子に育てるのって、そんなに難しいのだろうか?

              【当時のコッペパンは不味かった】

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            毎日の家族への虐待や殺傷事件

             ニュースになる度に心が痛い

     子供心に人の為に何をするべきかを教えてくれた同級生

           きっと素敵な人になっているでしょうね

                o(^◇^)/~ ばいちゃ~♪

            *:・'゜☆。.:*:・'゜★゜'・:*:.。.:*:・'゜:*♪            

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