まめもっちゃんのひとりごと。

気が向いたときに、こっそり更新

温泉へGO! あらすじと感想  (第60話・最終話)

2008年11月21日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
最終話 60話 「笑顔で来た道」



大樹のプロポーズを断った千尋は
本心はついて行きたかったのだと号泣。
その姿を見た薫は、千尋を抱きしめました。

千尋 : 恥ずかしいわね・・・いい年して。
薫 : 恥ずかしくない。全然恥ずかしいことなんてないっ。
千尋 : ありがとう・・・薫さん・・・
      私ね・・・大樹君にプロポーズされた時
      すぐに断らなくちゃいけないって思ったの。
      だけどね・・・断らなくちゃって思えば思うほど
      この人のこと好きなんだなって。



大樹を見送り戻って来たみなみは
帳場の外でこの話を耳にし、急いで大樹を追いかけます。

みなみ: だいき~(大声で呼び止める)
      泣いてた。千尋さんが・・・
      泣いてたんだよ。大樹。千尋さんが。
      行ってあげて・・・私、大好きなんだよ。千尋さんのこと。
大樹 :  みなみ、ありがとう。



みなみの話を聞いて、戻ってきた大樹。
皆と一緒に食事の用意をしている千尋に声をかけます。

大樹 : 千尋さんっ!
千尋 : 大樹君・・・どうしたの?出かけたはずじゃ・・・
大樹 : 千尋さんが泣いてるって聞いて戻ってきました。
      千尋さん。俺とドバイに行きましょう。
千尋 : 何言ってるのっ!それは断ったはずでしょう!
大樹 : おいて行けるかよっ!
      千尋さん・・・
      いつも馬鹿みたいに正直で、言いたいこと言って
      その分あちこちぶつかって
      ボロボロになるまで、まだ逃げないなんていって
      そんなやつ置いてドバイになんか行けるかよ。
      (泣き崩れる千尋)
千尋 : いいの・・・私なんかで。
      (千尋を優しく抱きしめる大樹)
大樹 : いいに決まってるだろ・・・
      そういうわけで、皆さん千尋さんは俺が連れて行きますんで。


すると、突然涼が現れました。
大樹のことが心配で無理やり退院してきたが
どうやら上手く行ったようだと安心した様子。


大樹のドバイ行きと涼の退院を、お祝いする薫、みなみ、千尋、修成。
退院後は、ずっと旅館にいられるのか?と薫に聞かれた涼。
会社を建て直し自分のビジネスを成功させるため東京に戻ると。
そしていつか、この旅館を買い戻すために。
自分の夢も、母が残してくれた旅館も諦めない。
薫や修成のように自分の人生と、向き合いたいのだと。
自分の人生をきちんと進んでいる二人(修成と薫)に
背中を押してもらえたのだと感謝するのでした。



襲名披露式を明日に控えた修成に餞別を贈ろうと相談する仲居たち。
何もいい案が浮かばない様子を見ていた、千尋とみなみは
なんだかんだ言って分かれるのが寂しいのだろうと。


三人が一度にいなくなってしまうのは、やはり寂しいと話す千尋。
みなみから、いつドバイに向かうのか?と聞かれ
大樹の仕事が落ち着いてからだと答えると
しばらくは遠距離恋愛ですね。と茶化されてしまいます。

休憩処で宿泊客の子供に折り紙をしてあげている薫。
その姿を見た、みなみがふと呟きました。

みなみ : 薫さんと修成さん、ホントにこのまま離れ離れになっちゃうのかな。
       ふたりが、女将と次期家元じゃなきゃ・・・
千尋 :  ううん・・・薫さんは女将、修成さんは家元。
      お互いに捨てられないわ。




修成に届いた荷物を、手渡すよう薫に頼む涼。
(両手で抱えきれないほどの大きな木の箱)
襲名披露のために仕立てた着物を見ながら思い出話を始めます。
弟子たちから逃げ回わり女子トイレに隠れたから薫と再開できたのだと。

薫 : トイレの再会なんて生まれて初めてだったなぁ。
修成 : 俺だって・・・きっと一生忘れないと思う。
薫 : 私も・・・きっと一生忘れない。
修成 : 薫・・・
(見つめあい・・・キス?というところで邪魔が)


お客様が大事なメモを失くしたと言い、部屋に来た千尋とみなみ。
そのメモにな仕事の連絡先が書いてあり
おそらく自分の子供が部屋から持ち出したのだろうと・・・

それを聞いて薫は思い出しました。
先ほど男の子に船を作ってあげた紙がそのメモだと。
旅館の中を探し回り、男の子を見つけ問いただすと
川に流してしまったと答えました。


慌てて近くの河原に向かう薫、千尋、みなみ、修成。
どこかに引っかかってないか見渡してみると・・・
少し離れた石のところに、留まっている船を見つけ叫ぶ薫。
すると、修成が川に入り、追いかけますが中々手が届きません。
あともう少し・・・というところで、転んでしまいますが無事取り戻し
幸いなことに書かれて行った文字も消えておらず一件落着。

ところが、ずぶ濡れになってしまった修成は風邪をひいてしまい・・・


心配した薫が玉子酒を作り、修成のところへ持って来ました。
布団に入らず部屋の外を眺めていた修成のことを
大事な襲名披露に風邪をひいて出るなんてありえない・・・と叱る薫。
咳き込んだ修成を心配し、顔に手をやると・・・熱が高いようです。

薫 : やだ、熱あるじゃない。
     私、氷枕とか持ってくる。修成は玉子酒飲んでいて。
修成 : 行くなよ。そばにいてくれ。
薫 : 修成・・・
修成 : な~んてな。仕事まだ残ってるんだろ?
薫 : うん。
修成 : 行ってこい。
薫 : すぐ戻ってくるからね。




裏庭で会話を交わす大樹と千尋。

千尋 : 最後の勤めご苦労様でした。
大樹 : はい。ありがとうございました。
千尋 : はあ~やっぱり・・・夜は冷えるわね・・・
(自分の上着をかけてあげる大樹)
大樹 : これで少しは・・・
千尋 : これじゃ、大樹君が・・・
大樹 : 俺は大丈夫です。全然あったかいから。
千尋 : じゃあお言葉に甘えて。




仕事が終わり休憩処ですれ違う涼とみなみ。

みなみ : お疲れ様です・・・ひとりですか?
涼 : まぁ・・・
みなみ : それは寂しいですね。
涼 : ですから、一緒に飲みませんか?
     こんな僕でよければ。
みなみ : しょうがないなぁ。付き合ってあげます。



仕事を終え、修成のところへ戻ってきた薫。
ぐっすり眠っている修成を見て安心し、眠ってしまいました。
翌朝目覚めた修成は、足元に寝ている薫を優しく見つめ・・・

薫 : 修成。(目を覚ます薫)
修成 : おはよう。薫。
薫 : 具合どう?
修成 : すこぶる快調。襲名披露式に、どんとこいだ。
薫 : (おでこに手をやり)
     うん。よかった~玉子酒効いたのかな?
修成 : あぁそうか俺、あれを飲んで・・・
薫 : コロッと寝ちゃったみたいね・・・
修成 : 全く・・・最後の夜を・・・
薫 : そういう運命なんじゃない?私たち。
修成 : なるほど、運命か・・・
薫 : うん。運命。
修成 :  でも、ラブシーンをやる時間はまだ残ってる。
(薫のおでこに優しくキスをする修成)
(一瞬驚いた表情をするものの次第に瞳を潤ませる薫)

修成 : そろそろ支度を始めるよ。看病してくれてありがとう。
薫 : ううん、じゃあね。(部屋を出て行こうとする薫)
修成 : (薫に背中を向けたまま)本当にありがとう。
      俺、薫のおかげで自分の人生と向き合えた。
      ありがとう・・・
薫 : 私のほうこそ・・・(部屋の出入り口を向いたまま)
     旅館なんてもうこりごり。
     女将なんてもうやらないってそう思ってた。
     そうやって好きな旅館から、ず~っと逃げてた。
     でも、修成のおかげで前を向くことが出来た。
     ありがとう・・・



帳場にて。みんなからの寄せ書きを受け取る大樹と涼。

さつき : これ、みんなからの寄せ書きです。
       私たちのこと忘れないで下さいよ。
飛鳥 : 辛いことがあったら、この寄せ書き見て笑ってください。
春奈 : うん。私のグラビアもつけといたから。
礼子 : 私たちこれからもここで旅館の心を守って行きます。
唯 : 今の気持ちを忘れずにずっと頑張りますから。
美穂 : どうかお元気で
真紀 : 東京でも、ドバイでも。
さつき : 遠く離れていても私たちはここで一緒に働いた仲間ですから。
涼 : ありがとう大事にするよ。
大樹 : 俺も。ドバイの部屋に飾らせてもらいます。

修成 : 悪い。遅くなって。
みなみ : 修成さん。
仲居たち : わぁ~。(着物姿の修成に歓声を上げる)
千尋 : すっかり家元らしくなって・・・
(さつきから寄せ書きを渡された修成、再び盛り上がる仲居たち)
涼 : 行こうか。
薫 : じゃあ皆でお見送りしましょ。



玄関先で涼、修成、大樹を見送る薫たち。
涼 : 元気でな。
みなみ : ありがとうございます。涼さんもお元気で。
(笑顔でうなづく涼。)
大樹 : 向こうに着いたらすぐ連絡する。
千尋 : えぇ・・・待ってるわ。
薫 : よ~く似合ってるよ修成。うん。家元らしい。
修成 : あぁ。
薫 :やっぱ修成はそういうのが一番いいね。
修成 : 薫もよ~く似合ってる。女将の姿が一番いいっ。
薫 : だよねっ。ありがとう。
修成 : じゃあ俺たちはこれで。
薫 : じゃあね。
(皆さんお元気で。また来て下さい)


千尋 : 薫さん。本当にこれでいいの。
薫 : いいの。 さあ皆さん今日も一日よろしくお願いします。
    最高の笑顔でお客様をお迎えしましょう。
千尋 : 待って薫さん。そうはさせないわよ。
みなみ : そうそう、私たちも付き合ってあげますから。
千尋 : 行きましょう。さあ、早く。



慌てて玄関を飛出し修成たちを追いかける薫。
千尋とみなみも駆け足で後を追います。

薫 : 修成~!(薫の声に気づき立ち止まる3人)
     やなの・・・このまま分かれるなんて、やっぱりやだ。
     また・・・会えるよね?

修成 : もちろ~んっ!また連絡する~っ!
(黙ってうなづき、笑顔を見せる薫)



男女3人それぞれ見つめあい気持ちを確かめ合い
旅立つ3人のことを手を振って見送るのでした。


薫 : じゃあ・・・我々は
みなみ : 旅館に
千尋 : 戻りますか
薫 : おっしゃ~。





*感想や補足などなど・・・*


これでもか!というくらいセリフばかりになった最終話の記事。
まるで台本のような内容になってしまった気がしますが
頑張って書き上げたので、懲りずに読んで下さいね。



60話なんて長いなぁ・・・と思っていたら
あっという間に終わりを迎えてしまいましたね・・・


それぞれの思いを胸に旅立っていった、涼、修成、大樹。

千尋さんと大樹君の仲は急激に進展しました。
みなみと涼は、また少し距離が近づいたのかな?

薫と修成は・・・
襲名披露の着物を見ながら思い出話をしながら
いい雰囲気になるも、キスできず。
旅立つ前日の晩に、男らしく?
決めるはずだったのに玉子酒の効果で爆睡。
付き合っていた高校時代も、あとちょっとで・・・
ということだらけだったのでしょうか???

でもやっと、薫のおでこにキスできました。
「えっ?」という驚きの顔から
少しずつ悲しい顔に変わっていった薫の気持ち。
愛する人からのキスが、お別れの挨拶?
本当は「行かないで」って言いたかったのでしょう。



ところで・・・素朴な疑問。
支配人もマネージャーもいない旅館は経営上問題ないの?
千尋さんも近いうちにドバイに旅発つから仲居も人手不足。
御宿さくらの経営は大丈夫なのでしょうか。
伝説の女将がいるから心配要らないか・・・な。



とにもかくにも・・・この言葉を信じて待つことにしましょう。


また、会えるよね~っ
もちろ~んっ!



番組HP右斜め上の花(紫のアネモネ)と左斜め上に掲載されている花(桔梗(桔梗))
桔梗の花言葉は、「変わらぬ愛」
アネモネ(紫)の花言葉は、「あなたを信じて待つ」

温泉へGO! あらすじと感想  (第59話)

2008年11月20日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
59話 「涙の決意」



大樹からプロポーズされた千尋は、突然のことに戸惑ってしまいます。
ドバイに新しくできるホテルのスタッフとして大樹を迎え入れたいと
学生時代の友人から話をされたと言い、千尋についてきて欲しいと。
その話を知った仲居たちも、千尋がプロポーズを受けるのか気になる様子。

電話をかけてきた涼は、薫から大樹のことを聞き
その話は、以前から聞いていたことだと言いました。
いい話だから行くように勧めたと話す涼に
大事な部下を手放して寂しくないのか?と尋ねられると
可愛い子には旅をさせろという心境なのだと・・・
自分は入院中で相談に乗れないから何かあったら薫に頼むと。


世界屈指の高級ホテルが立ち並ぶドバイから声がかかり
千尋へのプロポーズにも踏み切った大樹は大したものだと言う修成。
なかなかプロポーズなんて言い出せないのに・・・と
話しているところへやってきた千尋。
散々薫に結婚を迫っていた修成のことをからかいます。
真剣にプロポーズの返事を考えているのか?と尋ねられた千尋。
真剣に考えると答えなんてすぐに出てしまうのだと言いました。


千尋が大樹からのプロポーズを断ったと
薫が修成に話をしているところへやってきた大樹。
相談したいことがあると言い、ドバイ行きを辞めたと。
以前会社を倒産させてしまったトラウマから
急に怖くなってしまったと話す大樹はここに残ると言いますが
それを聞いた千尋は、人生を棒に振るようなことはしないでと言います。
ところが大樹は、自分の人生は自分で決める。
自分からのプロポーズを断ったくせに口出しするなと。

千尋 : あのね・・・自信なんて誰だってないわよ。
      それでもみんな前に進んでるんじゃない。
      会社を潰したトラウマだかなんだか知らないけど
      私だってねぇ・・・
      結婚もしないで長年勤め上げた会社リストラされて
      その後、正社員じゃどこも雇ってくれなくて
      派遣社員になったって、なまじ経験がある分
      使いづらいってどこでも煙たがられて
      若い子には馬鹿にされて、同年代には可哀想って目で見られて
      どこにも行き場がなくて・・・
      それでも・・・一度だって逃げなかったのよ。
     ちょっと(大樹の頬にビンタ)男でしょ、しっかりしなさいよ。
      こんなおばさんが頑張ってるのに
      いい若いもんが逃げてんじゃないわよ
      行きなさいよドバイ。分かったわね。


帳場を出て行く千尋を追いかける薫と修成。
千尋 : あぁ~スッキリした。
     過去の失敗を引きずってウジウジしている男は大嫌いなの。



大樹がドバイに行くのは賛成だが、ついていく気はないのか?と
みなみに尋ねられ、その通りだと、うなづく千尋。
大樹のことは諦めるのか?と再び尋ねられると
諦めるも何も、何も始まっていないのだと答えます。
すると、自分は子供だから言葉どおりに受け取るとみなみは言いました。

大樹を見かけたみなみは、ドバイについて行ってもいいと伝えます。


千尋に報告がしたいとやってきた大樹。
ドバイに行くことにしたと告げます。
できるだけ早く来て欲しいと言われているので
明日ホテルの東京支社へ出向くつもりだと言います。

大樹 : さっきは、散々怒鳴ってくれてありがとうございました。
千尋 : 私、はっきり言うの得意だから。
大樹 : ですよね。最初から千尋さんはそうだった。
      なんでもズバズバ言って、相手が誰でもキレて怒鳴って。
      そんな女性に出会ったの、俺・・・初めてでした。
      なんで、この人はこんなに何でも言えるんだろ?って
      なんでこんなに強いんだろ?ってずっと思ってました。
      でも、強いからその分苦しいこともあるんじゃないかって思ったんです。
      だからドバイに連れて行きたかった。

千尋 : ふふ、冗談はよしこさんよ。
      大樹君が出て行っちゃうんだったら送別会しましょうか。
      みんなでパーとカラオケ大会なんてどう?
      私、歌っちゃわよキャンディーズの春一番。
大樹 : は?
千尋 : 大樹君知らないか・・・春一番。
大樹 : 千尋さん。ありがとうございました。(深く頭を下げる)




裏庭にたたずむ大樹を見つけ声をかけるみなみ。
ドバイに行くことを告げると、泣き出してしまいます。
みなみから、よく決心した頑張ったと慰められ・・・


翌朝出て行く大樹を見送る、薫、修成、みなみ。
みなみは外まで大樹を見送りに行きましたが
千尋のことが気がかりな薫と修成。
旅館に生ける花を運ぶ手伝いを千尋に頼みます。

花を抱え帳場に入ってきた千尋は突然唄い出しました。

千尋 : もうすぐ、春ですねぇ・・・ちょっと気取ってみませんか・・・
薫 : 千尋さん?
千尋 : 知らないって言うんだもんなぁ
      『春一番』・・・キャンディーズの。
      トワ・エ・モアも、札幌オリンピックも、大阪万博も
      ぴんからトリオも知らないって言うんだもんなぁ・・・
      そんな子相手に言えるわけないじゃない、一緒に行くなんて。
      言えるわけないじゃない、私が・・・(号泣)


外まで見送りに来たみなみは、ジェスチャーで頑張ってと送り出し
それを見た大樹は笑顔で、出かけて行くのでした。





*感想や補足などなど・・・*
やっぱり、千尋さんは行かないって答えたんですね。
ジェネレーションギャップいいじゃないですか。
(ちなみに、私は千尋さんの言うギャグも懐かしい歌も全部分かります・・・)
『よっこい、しょういち』最初は戸惑ってたけど
今ではすっかり大樹くんも口癖になってるでしょう。
いつかは飽きて捨てられる?という不安があるのかな・・・
現地の若い女の子に惚れてしまうかも?っていうこと?


いよいよ明日で最終回なんですが・・・
もうこれで全部終わりっていう雰囲気ではないような?
でも、男三人(涼、修成、大樹)全員揃って出て行くんですよね。
涼は東京の会社を建て直し、修成は茶道江月流の家元になり
大樹はドバイのホテルで仕事に励み・・・

薫はしっかり、御宿さくらを奈津枝の心と共に守って行く。

パート2ないかなぁ~
『温泉へ行こう』のようにシリーズ化して欲しいです。

温泉へGO! あらすじと感想  (第58話)

2008年11月19日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
58話 「最後の夜」



涼が事故に遭ったと連絡を受け、慌てる大樹とみなみ。
大樹は、薫や修成に知らせ、病院に向かう用意をしようとします。
詳しいことを確認するため、みなみが病院へ確認の電話をすると
命に別状はないものの、医師が治療中のため怪我の状態は分からないと。
心配な、みなみは自分が病院に向かおうとしますが
大樹から落ち着くよう言われます。しかし落ち着いてなどいられないと・・・
するとそこへ、電話がかかってきます。涼からの連絡でした。

みなみ : はい・・・あっ涼さん?涼さん無事だったんですね。
涼 : あぁ、大丈夫だ。大したことない。
みなみ : 大したことはないってどのくらい?
涼 : 薫そこにいる?
みなみ : いますけど・・・怪我酷いんですか?
涼 : 薫と代わってくれないか?
みなみ : 骨折とか・・・頭とか・・・
涼 : 薫は?いま配膳中か?
     みなみちゃん・・・薫いないの?
みなみ : います・・・薫さん(電話を代わる)



特に心配は要らないが、頭を打ったため精密検査をすると伝えられ
とりあえず安心するものの、誰かを見舞いに行かせようと薫が言いだすと
誰も見舞いに来ないでいい。お客様は一期一会なのだから
自分のことは関係なく、きちんとしたおもてなしをするようにと話す涼。
それを聞いた皆は、母・奈津枝の心をしっかり受け継いだのだと感心し
涼の気持ちを汲んでいつもどおり旅館の仕事に励むのでした。


結婚式を控えた母娘の部屋へ料理を運ぶ途中
別の部屋から出てきた詩織を不審に思う、薫とみなみ。

料理を前にし、今夜が人生で最高に幸せな日だと言う母。
娘との最後の晩を、こんな素敵なところで迎えられて嬉しいと。
それを聞いていた薫とみなみは、女手ひとつで育ててきた母も
明日結婚式を挙げる娘(詩織)も幸せになって欲しいと願うのでした。


食事の配膳が終わり帳場に戻る、薫、千尋、みなみ。
大樹と修成は先にいて、涼からの電話を待っていました。
今頃手が空くのを知っているはずと話していると電話が鳴り・・・
精密検査の結果も、全く問題ないとのこと。
それを聞いて、皆胸を撫で下ろします。


裏庭でぼんやり佇むみなみに声をかける大樹。
涼は学生時代から、事故に遭っても大怪我をしたことがないと話し
勇気付けていると・・・突然泣き出し大樹に抱きつきました。
(その様子を偶然通りかかり見てしまった千尋)

事故に遭った時、涼の頭の中は薫のことばかりで
自分が電話口で何を聞いても答えてもらえなかったのが悔しいと。
高校時代からの親友で、女将と元支配人なのだから気にすることはない。
みなみのような意地張ってぶつかってばかりの生き方も嫌いじゃないが
泣きたいときは、思いっきり泣いたほうがいいのだと慰めます。


会って欲しい人がいると母に話した詩織。
部屋に連れてきたのは、分かれた夫(詩織の父親)でした。
土下座して謝り、娘を立派に育ててくれたことを感謝しますが
感謝される筋合いなどないと言い、部屋から出て行ってしまいます。

先ほど詩織が父を連れ、廊下を歩く姿を見ていた薫と修成。
ただ事ではないと思い、ふたりも後を追いかけます・・・

詩織に呼び止められ立ち止まった母は
どんな思いで、あなたを育ててきたか分かるはずなのに
こんな酷い仕打ちを受けるなんて悲しいことはないと嘆きます。
父がいなくても肩身の狭い思いをしないよう一生懸命働き
周りのみんなと同じようにさせてくれて嬉しかったと話し
とても感謝していると言いますが、母はだったら何故・・・と。


その様子を見ていた薫は話し出します。
頑張り過ぎている母を見ているのが辛かったのでは?
母が胸を張っていられるように、娘さんも必死だったのでは?と。

それでも、自分と娘を裏切った男など許せるはずがないと言う母に
父は本当にすまなかったと、再び土下座をしますが
今更父親面して結婚式に出ようなんて、冗談は辞めて欲しいと。


すると、修成が詩織の父に向かい話し出しました。

修成 : でも、お父さん。そりゃ謝ったってダメですよ。
薫 : 修成・・・?
修成 : だって、妻子を捨てて出て行っちゃったんでしょ?
      しかも、他の女性のところへ行っちゃったんですよね。
薫 : ちょっと、修成。
修成 : そんな、今更謝ったってダメですよ。
      それとお母さん。(何か感づいた薫)
      詩織さんが後ろ指を刺されないように必死になって頑張って
      どんな苦労してきたか・・・考えたらもう・・・絶対許せませんよ。
薫 : よ~く言うわよ。自分だって裏切ったくせに。
詩織の母 : 裏切った?
修成 : 薫?
薫 : ええ、この人許婚がいるくせに、あたしにプロポーズしたんですよ。
詩織の母 : 許婚がいるのに?
修成 : え?ちょっと?薫?
薫 : しかもあたしに内緒で借金まで抱えてて。
修成 : 借金て、ま、確かにそうなんだけど・・・
詩織の母 : そうなの?
薫 : おまけにプロポーズ取り消して、またもとの許婚と結婚するからなんて。
馬鹿にするのもいい加減にしてよ。
(偶然通りかかった、みなみは割って入ろうとしますが千尋に止められます)
修成 : だから・・・あれは、「ごめんなさい」って謝ったじゃない。
薫 : 謝って済む問題じゃないでしょ。
    あれから私はどんな思いをしたか分かってんの?
    皆に後ろ指刺されても絶対負けないぞって意地張って頑張ってきたの。
    あんたどれだけ分かってんのよっ。
修成 : だから、ごめんなさい・・・すいません。
薫 : そんなの許せるわけないでしょ。あぁ~段々あったまにきたっ!
     もぅ出てってよ!二度とあたしの前に顔を出さないで。
修成 : 薫、申し訳なかった。俺ずっと心の中で謝ってきたんだ。
      でも、ちゃんと口にする勇気がなくって。自分が情けなくってごめんなさい。
薫 : 知りませんよそんなこと。許せるわけないでしょ。

詩織の母 : 女将さんありがとう。あなたも。
         この人の謝罪だけでも聞いてあげることにするわ。


翌朝三人揃って結婚式へと向かう両親と詩織。
昨晩の騒ぎを薫に詫びる母。
あれからずっと土下座をさせたのだと話し
今日は娘のため特別に父親をさせるのだと言い出かけて行きました。


誰もいない休憩処に置き忘れてあった携帯電話。
気になった薫が手に取ろうとすると大慌て大樹が持ち去ります。
届いたメールを確認し、何かを思い立ったような様子。
その後千尋を呼び出した大樹は突然
「俺と結婚してもらえませんか?」と・・・





*感想や補足などなど・・・*
病院から電話してきた涼が「薫、薫」と言ってたのは旅館が心配だからなのですが
思いを断ち切ったはずの、みなみは何だか複雑な様子ですね・・・


大樹は男らしい~けど、千尋さん手放しで喜んでいる感じではないですね・・・
やっぱり年齢差が気になるのでしょうか?


今日当たり退院してくると思ったのに、涼はまだ病院。
最終回までには帰ってきてくださいね。

温泉へGO! あらすじと感想  (第57話)

2008年11月18日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
57話 「結ばれた二人」



まどかが握りつぶした折鶴を見つめる薫。
すると、大樹がやってきて、まどかが修成を部屋に連れて行ったことを心配します。

まどかが宿泊する部屋にポットの交換などで入った千尋とみなみ。
ところが、そこにいたのは修成だけでした。
皆に合わせる顔がないから裏口から帰ったと言う修成。


修成との結婚を諦め、出直してくると言いまどかは帰ったと話す薫。
となると旅館への援助もなくなるのか?と不安がる大樹と涼ですが
このままにして欲しいと父に頼むことを、約束してくれたと修成は言います。
なぜ急に結婚を諦めてしまったのかと、疑問に思うみなみに
これでは幸せになれないと気づいたのだと千尋は言いました。


久しぶりに飲み会をし、酔い潰れ寝てしまった涼、大樹、千尋、みなみを見て
またみんなと飲むことができ、嬉しかったと話す薫と修成。
気づくともう外は夜が明け・・・裏庭に朝日を見に出てきた薫と修成。

薫が自分のために頑張ってくれたことを感謝する修成に
修成が旅館のために頑張ってくれ、そばにいてくれたから
自分も頑張ることができたのだと薫は答えるのでした。
このまま女将も頑張ってみろという修成に
成り行きでなった女将なのに続けていいのか?と問う薫ですが
奈津枝もそれを望んでいるはずだと勇気付ける修成。


家元襲名で悩んでいた時、薫は自分のことを励まし続けてくれたから
今度は自分が励ます番だと言う修成は、薫の女将姿が好きなのだと。


修成が守ってくれた旅館と奈津枝の心を大切にしたいから
このまま女将を頑張ると仲居の皆に報告する薫。
仲居たちは、快く受け入れてくれました。


東京の会社が立て直せる目処がついた涼は出かけて行きます。



結婚を翌日に控えた娘詩織と、その母親が宿泊客としてやってきました。
こちらの地元へ嫁ぐ娘を女手ひとつで育てた母は大変喜んでいます。
それを見ていた、薫、みなみ、千尋も結婚への夢を膨らませていると
渡り廊下に佇む修成を見かけた薫。思わず声をかけました。
襲名披露の日が決まったが、それまでここに置いて欲しいと。
色々と準備があって忙しいのでは?と気遣う薫に
薫に見送られて出て行きたいのだと修成は言いました。

薫 : じゃあ、私は仕事に戻るね。
修成 : 薫・・・逃げるか・・・一緒に?・・・なんてね。
薫 : ・・・南の島なら行ってもいいけどなぁ~
修成 : 逃げると言えば普通北だろ。
薫 : だよねぇ~じゃ、やっぱりや~めたっ。
修成 : 南で手を打っちゃおうかなぁ。
薫 : はいはいっ。もうそれくらいにして私は仕事に戻る
修成 : なんだもう行っちゃうのかよ。
薫 : 修成もサボってないで働けっ。
修成 : は~い。



詩織が別の宿泊客の部屋へ入るのを見かけた薫。
その部屋には、詩織の父が宿泊していました。
離婚の原因は、父の浮気。
今日を逃がしたら謝る機会がないかもしれないと言う詩織は
夕食の後、母に父がここに泊まっていると話しをすると告げました。


帳場にいる大樹に伝票の間違いを指摘しに来たみなみは
薫と修成のお互いを思う気持ちを凄いと言い
薫が旅館に残るということは、涼と一緒になる可能性もあるのか?と。
まだ、涼のことを諦めきれないのか?と心配する大樹に
そうではなく、涼のことが心配なのだと・・・
するとそこに警察から電話が・・・涼が交通事故に遭ったのだと。





*感想や補足などなど・・・*
せっかくいい方向へ話が進んできたというのに涼が交通事故?
残り3話なので、どうこうなるような怪我ではないと思いますが・・・


渡り廊下での会話。
家元襲名を目前にした薫と修成それぞれの気持ち。
逃げるか?一緒に。って、これ本心でしょうね。
薫も一瞬「え?」という顔で、振り返ってました。
許されるなら「うん」と答えたかったのだと思います。
一通りのやり取りの後、修成は天を仰ぎ、薫は大きなため息をついていました。



いよいよ次回、大樹はプロポーズするようです。
もちろん千尋さんにですよね?違ってたら・・・どうしよ。




温泉へGO! あらすじと感想  (第56話)

2008年11月17日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
56話 「愛のない結婚」



修成(岡田浩暉)から、まどか(須藤温子)との結婚を告げられた薫。
修成の後を追い「おめでとう」と言っていいのか?と尋ねます。
ご愁傷様でも、年貢の納め時でも構わないと答える修成に
それは、まどかに対して失礼だと薫(加藤貴子)がたしなめると・・・

修成 : 薫はここで女将になって、さくらを守り
      俺は家元になって江月流を守る。
      それをやらせてくれるのは、まどかさんだけだ。
      そしてその彼女の条件はたったひとつ。俺と結婚すること。
      俺がまどかさんと結婚すれば全てが解決する。
      それでいいじゃないか。


その話を通りがかりに耳にした、千尋(黒田福美)とみなみは納得しません。
それではまるで、身を売るようなものだと言うみなみ(森脇英理子)に
収まるところに収まるべきなのだと修成は答えます。
まどかが、経営から手を引いたらこの旅館はどうなるのか?
自分には、江月流という守るべきものもある・・・
薫は女将になる決意をしたのだからそれが自分への返事だと。



薫は女将を引き継ぐことを奈津枝の仏前に報告し
涼にも精一杯やらせてもらうと頭を下げました。
まどかにも女将をやる決心を固めたことを報告。

薫が女将になる決意をしたのだから
答えはひとつだと修成に詰め寄るまどか。
それならば、あなたも覚悟はできているのか?と問われます。
それは家元夫人になることなのか?
修成が薫を一番に愛していることなのか?と問い返し
それ相応の覚悟がなければ
資金援助の代わりに結婚して欲しいなんて
卑怯で恥の上塗りになるようなことはできない。
必ずあなたの力になれる妻になるから受け止めて欲しいのだと。


板場で食事の用意をしている仲居たちの所へ現れた薫。
まどかに指名され始めは自信がなかったが
再び女将の着物を着ることになったからには
奈津枝に恥を欠かせないよう、精進すると決意をします。


まどかとの結婚を涼(大鶴義丹)に報告する修成。
涼 : で、なんて言って欲しいんだ?ありがとうか?おめでとうか?
    さくらの為だなんて恩着せがましいことを言うなら、ただじゃおかないからな。




裏庭で佇む修成を見つけ、自分が言える立場ではないが
愛のない結婚はするべきではないと言う薫に
自分で決めたことなのだからと修成は言い
ここを出て行く前に涼との関係を元に戻したいのだと。

帳場にいる4人(千尋、みなみ、涼、大樹)の所へ修成を連れて行き
言いたいことがあると、皆に今までの経緯と事情を詳しく話します。
旅館買取の話は、裏切りだと承知の上だったが
本宮から他人への転売は知らなかったが
最初に皆を裏切ってしまった以上後に引けなくなり
と正直に打明けると
涼 : ふざけるな。おかげで、みんながどんな思いしたか・・・
    何か男の美学だ。
修成 : ごめんなさいっ
涼 : ちゅうかなぁ・・・謝るんだったらな、もっとちゃんと謝れ。
(どういうこと?と薫と顔を見合わせる修成)
涼 : 来いよ・・・いつものやつ・・・
(涼に抱きつき、じゃれつく修成)

大樹 : ということは・・・
      そのお詫びのために修成さんは、まどかさんと結婚するんだ。
(その言葉に固まる涼と修成)




まどかの部屋に和菓子を差入れに行った薫。
自分と修成が結婚することは悔しくないのか?
修成のことを好きじゃないのか?と問われます。
誰かに修成を取られるくらいなら、二番でも三番でも構わない。
いつか修成が自分を見てくれるまで頑張れればと言うまどか。
それに対し薫は、旅館を救ってもらったことは感謝しているが
妻でいて夫に一番に愛されないことに耐えられるのか?
このままでは、まどかも修成も幸せになれないのでは?と。


薫は修成にも、結婚のことを考え直すよう言いますが
それは家元の息子に生まれた運命なのだし
涼と薫の役に立てるのならそれでいいのだと答えます。


まどかに部屋に呼ばれた薫。
靴磨きをしている修成を見かけたと話し
薫だけでなく旅館の仕事も愛している修成にとって
自分はいったい何番目になるのだろうと言いました。
やはり自分のしたことは、みっともなかったのか?と問いかけます。
二番でいい、三番でいいなんていうのは嘘。
やはり好きな人の一番の女でいたい。
男を好きになるというのは切ない。と言い
話をしながら折っていた折鶴を握りつぶし
何かを決意した表情で薫のことをじっと見つめ・・・





*感想や補足などなど・・・*
やっぱり薫には女将の着物が似合います。
女将としてのお出迎えの挨拶、やっと見ることができました。
で、修成は・・・まどかさんを妻に迎えるつもりなんですよね・・・
薫女将の誕生は嬉しいけれど複雑な気持ちです。


涼の「ちゃんと謝れ」という言葉に、一瞬ドキッとしました。
土下座させるのかな・・・と思ったら、「いつものやつ」って(苦笑)
そりゃ大樹だって「やっぱり、おかしい・・・この人たち」って言いたくなるわ。
でもこれで、ふたりの関係もいままで通り。めでたしめでたしです。

温泉へGO! あらすじと感想  (第55話)

2008年11月14日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
55話 「永遠の友情」



まどかから、女将を任された薫は断ろうとしますが
オーナーの決定に従えないのなら、経営から手を引くと言われてしまいます。
(大樹こ声をかけ、共に帳場から出て行くまどか)
どういうことなのか?仲居たちは修成に尋ねますが無言のまま帳場を出て行きます。
みなみと千尋は修成を追いかけ呼び止めました。

千尋 : 薫さんが女将になるのは、とってもいいことだと思うんですけど・・・
薫 : よくないよ。できないもん
千尋 : 薫さんは黙ってて!
      でも、まどかさんにあんな風に命令されると、何か魂胆がありそうで
      すっきり薫さんを女将として支えて行く気になれないんです。そうでしょう?
みなみ : 修成さん、なんとか言ってください。
修成 : 彼女はオーナーです。
      この、さくらを守りたいのなら言う通りにやるしかないでしょう。
      薫女将に不満ですか?
みなみ : 女将が必要なら薫さんしかいないと思いますけど。
薫 : だから、みなみちゃん私は・・・
みなみ : 薫さんは黙っててくださいっ!
修成 : 皆さんご自分の立場を考えてください。
      オーナーに不満を言えるような立場じゃないんです。
      言うとおりにやってください。(と言い去っていく)

千尋 : どうする?
薫 : 無理。
みなみ : でも、どんな魂胆があるにしろ
       まどかさんが、やれって言ってるとなると・・・
千尋 :  やるしかないでしょ。
薫 : ・・・無理。
みなみ : だ、か、ら~
千尋 : そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!
千尋、みなみ : このさくらを守るためにっ!



薫が女将に任命されたことが気に入らない仲居たちは
誰か他の女将を探そうと相談していると、伝説の女将の話題に。
傾きかけた旅館を三件も立て直した彼女なら適任だと話していると
大樹がやってきて、その伝説の女将は薫本人のことだと言います。
偶然名前が同じだけで全くの別人だろうと信じない仲居たち。
ところが大樹は、まどかが調べた事実だと調査報告書を手に言いました。


千尋と薫は、まどかに朝食を運びに行ったついでに話をします。
女将受ける自信がないと薫は、辞退を申し入れますが
経営方針なのだから従うようにと一蹴されます。

そのやり取りを聞き気づいた千尋。
薫が女将になってしまえば、家元夫人にはなれない。
修成と結婚するためには、薫を旅館に縛り付けておく必要があるのだと。
その言葉に、悪びれもせずその通りだと答えるまどか。
千尋は、卑怯だと答え、それでは修成が愛してくれるはずがないと。
ところが、まどかは今はそれでも構わない。
修成が自分を愛していないことは承知しているが
ありとあらゆるどんな手を使っても、いつか振向かせると断言します。


休憩所で高校時代の恩師にお茶を入れていた修成のところへやってきた涼。
雰囲気を察し恩師は席を外しましたが、涼の言葉を耳にしてしまいます。

修成 : なに?
涼 : お前さ、これ以上『さくら』をかき回すな。
    オーナーが誰であれ、ここは、お袋の旅館だ。
    少しは礼儀をわきまえろ・・・



ありとあらゆるどんな手を使っても修成を取り戻す。
と、話したまどかのことを、聞かされたみなみ。
でもそれは、修成をお金で買おうとしているだけだと非難しますが
どんな手を使っても、誰に非難されても、一緒になりたいという
女の執念は凄いものだと千尋は意外と感心している様子。
薫も、何もかもから逃げ回っている自分より素晴らしいと。
卑怯な手を使っていることには違いないから許さないと言い
どこかに向かおうとするみなみは大樹に出会います。

女将をやらない薫のことで、まどかから注意を受けたと聞き
寝返ったと、みなみから非難されてしまう大樹ですが
今は、オーナーであるまどかの言うことを聞くしかない。
涼からもそのように言われているのだからと答えます。
ところがみなみは、どうしようもないなら我慢するしかない。
辛くても我慢するしかないのに、お金があるというだけで
好き放題できるまどかが許せないと目に涙を浮かべます。



思いつめた表情で歩いていると呼び止められた薫。
高校時代の恩師から宿泊している部屋に呼ばれます。
実は、ここに来たのは涼から手紙を貰ったからだと話し
三人がそれぞれ大変な時期だったのに
自分の前で努めて仲良くしてくれたことを感謝します。

あなたたちの間で何が起きているのかは知らないけれど
強い友情があるのだから必ず乗り越えられる。
高校時代にそれを自分の眼で確かめたのだからと言い
友情に勝るものはない、友情は永遠だと信じていると勇気付けます。
もし、そうでないのなら自分の教師人生は何だったのか?と。
だからみんな仲良くして欲しいと言うのでした。


まだ迷いがある薫は、仲居のまま今まで通り仕事をしています。
食事の配膳をしているところへ、大樹がやってきて
薫が女将をやってくれないと、さくらに未来はないと言います。
仲居たちは皆、薫に女将をやるように頼み込みますが
千尋は、薫の一生の問題なのだから一晩待って欲しいと頼みます。


女将を引受けるということは、修成との結婚を諦めるということ・・・
自分の心に素直になるようにと、千尋とみなみから促されます。
奈津枝との約束があるから、この旅館を守りたいと思うし
女将をやりたいという気持ちはあるが怖い。自信がないと言う薫。

今までの薫を見ていればそんな心配はないと励ます2人に
自分のいいところを3つ挙げて欲しいと頼む薫。
最初は、女将と関係ないことを挙げていましたが・・・

千尋 : 何より元気なこと。
みなみ : 何よりめげないこと。
千尋 : 私が惚れた女だということ。
みなみ : 私が尊敬する女だと言うこと。




恩師が涼から受け取った手紙を修成に見せ
友情は永遠なんだと言い、女将になる決心をしたと告げる薫。

翌朝、奈津枝の部屋で着物を出していると
修成がやってきて、障子越しに話します。
「薫・・・俺、まどかさんと結婚する。結婚するから。」と・・・





*感想や補足などなど・・・*
あるとあらゆる手を使ってでも、愛している人を振向かせようとする女の執念。
お金があるから見境なくできるのか・・・それだけじゃない気もします。
薫や千尋があっけにとられたのは、まどかの若さへの憧れもあるような・・・



すっかり忘れていました、伝説の女将の件。
尾ひれがついて実在の人物とは程遠いイメージが出来上がってましたが
薫の経歴については、嘘偽りのない話なわけです。
普通のOLから、ある日突然旅館の女将になり
持ち前の明るさと機転のよさで数々のトラブルを乗越え
傾きかけた旅館を三軒も建て直し、従業員からの信頼も厚かった。
けど・・・何かがきっかけで離婚し今に至る。

その原因が最終回までの間に明かされてしまうのでしょうか?
だとしたら、パート2の可能性は低くなってしまいますけど
そういう流れになるのかどうか・・・
もしかしたら、千尋さんやみなみちゃんにはこっそり打明けるのかも?
今回も裏庭で千尋さんとみなみちゃんに決断を迫られているときに
女将をやる自信がないのは、以前失敗したことがあるからだと言ってたし。




来週いよいよ最終週を迎えます。

俺たちこういう運命なのかもな・・・と言い
修成が、女将姿の薫のおでこにキスしてたんですけど・・・


旅館を出て行く三人?(涼、大樹、修成)
修成に向かい薫は「また会えるよね?」と叫んでいました。


大樹くんどこか遠くに行くの?
千尋さんは、ついて行けるわけがないと涙を流し
みなみちゃんは、ついて行ってあげてもいいと言い・・・
けど、涼とみなみちゃんがまたもや急接近っぽい。


番組公式HPのあらすじを読んでも、肝心なところはもちろん載ってない。
パート2へ続くことを期待しつつ、最後まで楽しもうと思います。

温泉へGO! あらすじと感想  (第54話)

2008年11月13日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
54話 「政略結婚」



新しいオーナーは誰か?と、さつきと唯に尋ねても言葉を濁すばかり。
薫たちが帳場に向かうと、そこにいたのは修成の元許婚(もといいなずけ)のまどか。
この旅館が他人の手に渡るのは忍びないから、父親に頼み買ってもらったと言います。
まるで親から、おもちゃを買い与えてもらったような言い方に怪訝な顔の仲居たち。
面識あるまどかがオーナーなら、安心だと薫は喜びますが、他の皆は渋い顔。
あとからやってきた修成は、まどかが新しいオーナーだということを知り驚きます。

涼に部屋を用意するよう頼んだまどかは、修成と薫に同席するよう言いました。


修成からどういうつもりなのかと尋ねられると
(修成の)親友が困っているのを助けただけだと答えるまどか。
江月流への援助も引き続き行ってもらうよう父へ頼んだと話し
旅館と江月流を救うため自分と結婚するよう言います。

その話を修成から聞かされた、千尋やみなみは驚きますが
裏切り者の成れの果てだと、非難する大樹。
まどかに譲渡されたことを知らなかったのだからと千尋は言い
そんな政略結婚はやめて、断ったほうがいいと諭しますが
まどかの父からの江月流への援助が止まってしまうし
他の誰がこの旅館を守ることができるのか?と修成は皆に問います。


交換条件を出し、人の弱みに付け込み
お金で愛を買おうなんて卑怯だと怒りを顕にするみなみ。
でも、薫はそのことに関して全く口を開こうとはせず
千尋も少し考えさせて欲しいと答えるだけ。


自分は旅館を守れなかったのだから番頭から出直すと言う涼は
修成に、まどかには礼を言っておいて欲しいと伝え
いずれ旅館は修成のものになるだろうが、母の意志は守って欲しい。
そう告げると、半被姿で宿泊客の靴を黙々と磨くのでした。


そんな姿を見た仲居たちは、声もかけられなかったと話し
自分の居場所がなくなってしまったのだろうと同情しますが
言い訳しないで一からやり直そうとしているのだからと、みなみ。
千尋から、いつか涼がこの旅館を取り返す日まで頑張ろうと励まされ
皆の気持ちはひとつに固まります。



休憩室で見かけた女性に声を掛ける薫。
高校時代の恩師に出会い、喜びます。
途中通りかかった涼も話に加わり近況報告などを話していると
同級生3人で、同じ場所で働いているなんて羨ましいと言い
仕事が終わったら自分の部屋でミニ同窓会をしようと提案する恩師。
どちらが修成に声を掛けるか相談し、薫が修成を誘うことに。
先生の前で、明るく振る舞っていたことを褒める薫に
「それくらいやるさ。ガキじゃあるまいし。」と涼は答えました。


部屋で修成からの返事を待つ、まどか。
修成が断りそうな雰囲気で話し出そうとすると
よく考えてから、返事をして欲しいと念を押します。
この旅館が他人の手に渡れば、涼や薫はどうなってしまうのか?
江月流の家元を継ぐことは、生まれたときからの使命なのだから
それを修成の代で終わらせるなどということもできないだろうと・・・

高校時代の恩師が、ここに宿泊していると薫から聞いた修成。
ミニ同窓会の誘いを受けると、涼は何と答えたのかと気にしています。
涼から修成も誘ってこいと言われたことを告げ
心配かけたくないから先生の前では、以前のようにしようと言うと
「そのくらいやるさ。ガキじゃあるまいし。」


恩師の部屋で昔話に花を咲かせ、盛り上がる薫、涼、修成。
いつまでも変わらない関係はいいことだと恩師から言われます。

みなみと千尋、大樹の3人は飲みながら、ミニ同窓会が気になる様子。

涼と修成が仲直りできたのかと心配するみなみに
ふたりともそれなりに大人だからと千尋は言います。
嘘を上手につけるのが大人なのか?とみなみが尋ねると
嘘も方便ということを知っているのが大人だと言う大樹。
そして話の矛先はいつの間にか、大樹に向けられ
修成を非難したことについて口論を始める大樹とみなみ。


その様子を見ていた千尋は、氷を取りに行くと席を外すと
みなみは気を利かせ大樹にも氷を取りに行くよう促します。
途中の廊下で夜空を眺めうっとりしている千尋を見つけた大樹。
そっと隣に座り肩を抱き、いい雰囲気に。


修成と結婚できれば、この旅館を返してもいいと言うまどかは
協力して欲しいことがあると涼に頼みますが断られます。
母から譲り受けた大事な旅館を守りたくないのか?と問われると
修成の人生は修成のもの。自分がどうこう言うことでないと。
すると、明日の朝従業員全員を帳場に集めるよう言い渡しました。

翌朝全員の前で、薫に女将をやってもらうと宣言したまどか。
帳場は騒然となり、当の薫もかなり動揺し・・・





*感想や補足などなど・・・*
新しいオーナーが和服の似合う女性で、元オーナーは番頭から出直し・・・
う~ん、どこかで見たような設定になってしまいましたね。



残すところ6話。
まさか明日で急展開はないだろうし、来週の5話分で無理やりハッピーエンドもちょっと。

パート2があるならあるってコッソリ教えて欲しい(笑)

温泉へGO! あらすじと感想  (第53話)

2008年11月12日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
53話 「うその約束」



本宮から御宿さくらを売り払ったと聞き驚く一同。
今まで通り経営させてもらえるはずだったのでは?と千尋が尋ねると
それは涼が自棄を起こさないようにとの心遣いだと言います。
江月流への援助と、御宿さくらを買取った金額を合わせても余りが出る程の
高額で買取りたいと言う人に転売し、利益が得られたと喜ぶ本宮。

普段の仕事に比べれば、今回の利益なんて・・・と涼が尋ねると
利益が目的ではなく、涼の情けない姿が見たかったのだと。
学生時代お互い起業し自分が失敗したのは
本宮の親友を涼が自分の会社に引き抜いたからだと話す本宮。
野心に燃えていた気持ちを、後輩(涼)と親友に踏みにじられたのだと。


本宮が転売することを修成が知っていたとは思えないと言う千尋。
そこまでして親友を裏切ることができるのだろうか?と・・・


本宮の話しを信じ、御宿さくらの買取り話しに乗ったのだと言う修成に
騙されるほうが悪い。修成が涼を裏切ったことに違いはないのだから
約束がどうこう言える立場ではないだろうと言われ返す言葉がありません。


今朝出発したカップルが、旅館内でデジカメを紛失したと戻ってきます。
旅館のいたるところで撮影していたという仲居たちの証言を元に
探しますが旅館の中をくまなく探すものの見つかりません。
申し訳ないと謝る涼や薫たちに怒り出し自分で探すと言い出した彼。

思い出が詰まったデジカメが見つからないのは
さぞかしショックだろうと気遣うと彼女は話し出しました。
カメラに収めたものは全て、彼の祖母のために撮った写真なのだと。
この旅館の常連客である彼の祖母は現在入院中で外出ができず
見舞いに行く度、温泉に出かけたいと話すのだといいます。

それならばと、彼は代わりに御宿さくらに泊まり
色々な場所を撮影し、画像を祖母に見せようと考えたとのこと。
その写真を見れば、出かけたいと思い早く元気になるだろうと。
祖母の回復を願い神社にお守りを買いに行ったのだという話を聞き
ひらめいた薫。デジカメはその神社で見つかりました。

そこは彼の祖母が、宿泊のたび立ち寄っていた場所だという話を聞き
祖母のことを覚えてくれていたこと、親身になってくれたことに感謝する彼。
薫の手柄に感心する大樹やみなみに
奈津枝の遺した、おもてなしノートに書き残されていたのだと話します。


本宮が帰ったのを確認した涼は、修成を裏庭に呼び出し
修成を恨みたくないし、許せるわけではないが
元々は自分と本宮の問題なのだからと話し出します。
母のことを恨んで憎んで、ビジネスマンとして成功してやろうと
野心に燃えていたから、こんなしっぺ返しに遭ったのだと・・・
だから、同じ失敗は繰り返したくないし、修成を恨むことはないと。

その話を聞いた修成。
新しいオーナーは、現状を見て経営方針を決めるそうだから
今のようにうまく取り入ればいいだろうと、言い残し戻ろうとします。
後からやってきた大樹に、そんな言い方はないだろうと言われても
今日までは自分がオーナーの代わりなのだからと突っぱねます。


修成の涼に対する不自然な態度を心配するみなみ。
千尋は、先ほどのやりとりを修成は陰から辛そうな顔で見ていたと。
あれだけのことをしておいて、謝って許してもらうおうなどというのは
卑怯だと思われるだろうから、裏切り者の自分ができるのは
敢えて憎まれ役を演じること・・・なのではないかと。


明日新しいオーナーがやってくると仲居たちに話す修成。
オーナーは現状を見たうえで今後の経営方針を決めるから
今まで通り仕事をして欲しいと告げると
そんなことは言われないでも分かっている。
旅館の心を持たない修成にうろつかれるのは迷惑だから
もうお客様の前には出ないで欲しいと反論されてしまいます。

わざと憎まれ役をしていると思っている薫は
修成に本当のことを話して欲しいと話しかけますが
自分は涼を裏切ったとしか答えません。


翌朝お見送りが終わっても、新しいオーナーは現れません。
そろそろ現れてもいい頃だろうと、休憩室で寛いでいると
旅館の正面に停まる大きな黒い車。降りてきたのは着物姿の女性。
さつき(瀬戸カトリーヌ)と唯(万善香織)が大慌てで駆け込んできます。
新しいオーナーがやってきたと息を切らし話すさつき。
どんな人なの?と聞かれ、とんでもない人が来たと・・・





*感想や補足などなど・・・*
自分も本宮に騙されたのだと言ってしまえば修成も楽になるんじゃないかな。
でも、言えないのは何故?涼や薫たちを裏切ってしまった後ろめたさでしょうか?


いよいよ明日新オーナーの登場です。
誰なのかは・・・分かってるでしょうがあえて名前は出しません。
着物姿の若い女性で、修成とも江月流とも関係のある人・・・


涼はYシャツの上に、番頭さんが着るような半被を羽織っていました。
温泉へ行こう、第2シリーズの海堂さんのように下足番をするのかな。

温泉へGO! あらすじと感想  (第52話)

2008年11月11日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
52話 「男の対決!?」



修成が買い取ったはずの御宿さくらのオーナーが本宮だと知り
涼をはじめ旅館のみんなを裏切ったのか?と薫は修成に尋ねました。
ところが問いかけには何も答えず、「行こうか」と言い茶室を出て行きます。

(帳場にて・・・涼、大樹、仲居一同 対 本宮、修成)
いったいどういうことなのか?と大樹に尋ねられた元宮。
以前この旅館を買い取りたいと涼に伝えたのに断られたため
江月流への資金援助を条件に、修成に力添えを頼んだと答えます。
自分が旅館を買取り江月流の名義にすれば、自由に売却できたと言う修成。
「どういうつもりだ?」と食いかかる涼に
土下座でもすれば、従業員も支配人のポジションもそのままでいいと・・・


修成のしたことが信じられない大樹やみなみは
何か考えがあってのことだと話していると帳場に戻ってきた修成。
薫も本宮が勝手に話してることで嘘なのだろうと問いただしますが
全て事実で、江月流を救うため本宮と手を組んだのだと答えます。
本宮の差し金だと分かっていたなら売却なんてしなかったと言う大樹。
それに答えた修成は涼と口論になり、涼は修成を殴ってしまいます。

修成 : あぁ確かにそうだな。俺は江月流を守るために涼を騙したんだよ。
涼 : 修成、おまえ・・・
修成 : 本宮様はこの旅館を今まで通り経営してもいいと言ってた。
      お前は売る気がないってその一点張りだったから悪い話じゃなかっただろ。
      どのみち、このさくらは売るか差押さえられるかの瀬戸際だったんだよ。
涼 : あの男が本気でこの旅館を今まで通りにすると思ってるのか?
修成 : さぁな・・・でも、差し押さえられるよりはマシだっただろ?
涼 : あの男に渡すくらいなら何としてでも他の人間に売ったさ。
    俺はな・・・お前を信じて・・・
修成 : それはお前の甘さだよ。俺は茶道江月流の次期家元だ。
      江月流を守るためならどんな誘いだって乗る。
      お前とは覚悟が違うんだよ。背負ってるものが違うんだ。

涼 : 修成・・・おまえ(殴りかかる涼)
     今すぐ、ここから出て行け二度と顔も見たくない。
修成 : そういうわけにはいかないよ。俺は本宮さんからここを任されてるんだ。
      お前がおかしな真似をしないよう見張らせてもらうよ。
涼: どこまでも最低な人間に成り下がったな・・・
          

取り戻す方法はないのか東京の会社に出向き話し合ってくるといい出かけた涼。


裏庭に咲く源平小菊を眺めながら、話をする千尋、みなみ、薫。
以前修成がこの花の存在を自分に教えてくれたことを思い出した薫。
こんな小さな花が咲いている事に気づき、摘もうか摘むまいか悩むような人が
人を裏切るようなことなんてするはずがない・・・と薫は涙を流します。

その様子を目にし、納得がいかない千尋とみなみは修成のもとに行きました。
親友を裏切り大切な人を傷つけてまで守りたいものがあるのか?と問われ
自分は茶道江月流の歴史を背負っているのだと言う修成。
程度の差はあれ何事も誰かを出し抜いて踏みつけないと守れない。
何かを守ろうとすれば結局別のものが必ず犠牲になる。
悩んで苦しんで結局何も守れない。
正しさにとらわれると誰も何も守れないのだと・・・

そのままでは、人に恨まれいずれ苦しむことになると言う千尋に
江月流のためならどんなことも受けてたつと返す修成。

修成の変わりようを大樹や千尋から聞いた仲居の皆は動揺します。



どうしていいか分からない薫は奈津枝の部屋で自問自答します。
奈津枝との約束『旅館を守る』ことを思いだし気持ちを切り替え・・・

修成を信じると宣言した薫。
こんなことがあって信じられるのか?とみなみに問われ
何も信じられないよりは色々信じて傷つく馬鹿でいたいと答えました。


東京から戻った涼に、皆いつもどおり働いていると報告する大樹。
動揺を隠し、お客様のために働く姿に
さくらの心は、もう根付いていると確信した涼は仲居を集めました。
旅館を取り返すのは不可能だと知り、皆落胆しますが
母の心(御宿さくらのおもてなしの心)は皆の中に息づいている。
オーナーが変わっても、それは変わらないのだと。
皆さんが今まで通り働き続けてくれれば、御宿さくらは守られる。
と言い深々と頭を下げるのでした。

母が残した旅館を守りたい一心で、本宮に土下座をする涼に
そこまでして旅館の心を残したいのか?とあざ笑う本宮は
もう、ここを売り払ってしまったのだと・・・





*感想や補足などなど・・・*
一蓮托生・・・お前が使うな~最低男(本宮)
あなた(修成)と私(本宮)は運命共同体~ってことなんでしょうけど・・・
もう誰かに売り払ってますや~ん!!!
売った相手が誰なのかは想像つきますけどね(先週の予告ダイジェストより)


残り8話で買い戻せ・・・ないですよね?
新オーナーと修成が結婚して、薫は女将になり?
他のみんなは現状維持のまま・・・パート2へ続いちゃうのでしょうか。

温泉へGO! あらすじと感想  (第51話)

2008年11月10日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
51話 「裏切り者」



涼(大鶴義丹)の会社の倒産の危機を
修成(岡田浩暉)がさくらを買い取ると言ったことで仲居の皆は一安心。
先行きの不安がなくなり今まで通りきちんと仕事をしようと団結しますが
千尋(黒田福美)は資金繰りに困っているはずなのにおかしいと疑います。
すでに契約書の用意も済ませていることに少し不安な様子の涼。
ですが、親友の修成を信じ契約書類に捺印をしました。


修成の決断に感謝する薫(加藤貴子)は、江月流のことを心配し
先日の本宮の訪問の件と関係があるのでは?と問いただしますが
答えず、以前のプロポーズの返事を再度迫ります。
今はそういう気持ちになれないのだと返事をする薫ですが
この先どんな状況になっても薫と共に・・・と強い気持ちを伝えます。


譲渡した相手が親友の修成だったとはいえ
母が守り続けてきた旅館を手放した涼のショックは大きい様子。
休憩所の花を千尋と一緒に生けていたみなみ(森脇英理子)は
慰めに行こうとすると大樹(佐藤祐介)に止められますが振りきります。
奈津枝の仏壇に謝りながら譲渡契約書を供えようとする涼に
謝る必要はない。また買い戻せばいいと慰めるみなみ。


前日まで仲睦まじく宿泊していた中年夫婦が朝から大喧嘩を始めました。
昨夜夫の携帯に何度も着信があり、その度に部屋の外に出たのを不審に思い
朝になり着信を確認したら『政美』という名前が履歴に残っていたと話します。
誤解だと話す夫に耳を傾けない妻。薫はご主人の言葉を信じましょうと。
そのときまた携帯に同じ人物から着信がありました。
とっさに携帯を奪い取り電話に出る妻。電話の相手は夫の部下(男性)でした。
誤解が解けたと喜び薫に感謝する夫婦は、また前日のように
仲睦まじい雰囲気に戻り家族風呂に行くのでした。


その様子を報告し、笑顔を見せた涼に薫たちが喜んでいるところへ
再びやってきた本宮が、今日からここのオーナーは自分だと言います。
修成が買い取ったはずだと皆が驚いていると・・・
一度修成が買い取り、その後自分がこの旅館を買い取ったのだと。
ということは、修成が旅館の皆を裏切った・・・?






*感想や補足などなど・・・*
えぇ~最低男が正真正銘のオーナーですか???
涼には「玄関の掃除でもして、俺の靴も磨いておけ」だなんて・・・腹立つキャラだ。
でも、先週の予告(ダイジェストでは)まどかさんがオーナーの椅子座ってるシーンが。
う~ん・・・ちょっとだけ(というかそのまんま)温泉へ行こう!初期の設定ぽいけど
今頃(残り10話にして)この展開ということは、やっぱりパート2は確定済みでしょうか?


修成は「お前とは背負っているものが違う」と言い放ち涼に殴られていました。
本当に涼をはじめ旅館の皆を裏切るつもりで本宮の話を受け入れたのか?
手を組めばそれなりのお金を本宮からもらえると思ったからですよね。
涼は母の残した大事な旅館を守りたいし、修成も茶道江月流を無くすわけには・・・。


今日を入れて残すところ10話。
どんな結末になるんでしょうか?

無理やり全部まとめるのだけは勘弁して欲しいです。

やっぱりやっぱり・・・パート2は確定ですよね?
た・ぶ・ん(いや間違いなく)

温泉へGO! あらすじと感想  (第50話)

2008年11月07日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
50話 「裏切りの序章」



本宮がどういった用件で、修成に話をしに来たのか気になり
薫、みなみ、千尋、大樹は、茶室の外で話しが終わるのを待っていました。
話が終わり帰った本宮の姿が見えなくなると同時に皆、修成にあれこれ問いますが
大した話ではないと、素っ気無い態度でその場を去っていきました。


本宮がここまで来た真相を知りたい千尋とみなみ。
翌日の朝、薫が直接修成に話を聞こうとしているところに・・・

休憩所で弘美と江利が口論していると、さつきと春奈がやってきました。
喧嘩の原因は仕事のトラブルで先に発つ隆志を弘美が追いかけなかったから。
お互いもう納得しているのだからいいと言う弘美に
「気持ちを返さないことでずっとあの人を縛り続けてる・・・」 と江利は言い
(それを聞き「はっ」とする薫)
先に発つから車の手配をして欲しいと薫に頼みます。

弘美と仲直りして欲しいとお願いする薫に
友達に不倫を勧めているような自分は変な女だと言う江利。
大学時代から隆志に強い思いを寄せていて、同窓会でそれを再確認したが
隆志と弘美もお互いを思う気持ちは、大学時代のままだったと話し
このままふたりが結ばれてくれないと気持ちの整理がつかないと。
恋愛は人生で数多く転がっているものでもないし
心から人を好きになるってことはそうあるわけではない。
まして、人から好きになってもらうなんてことはもっと少ないのだから
ふたり(隆志と弘美)には自分の気持ちを大事にして欲しいと。

だからこそ誰かを思う気持ちは大事なんだと思う。と答え
恋愛と一緒で喧嘩しても言い合っても友達でいられることは少ないから
弘美と仲直りするよう促す薫。


修成は弘美を茶室に誘い、お茶を点てました。
その道のプロの入れるお茶はやはり違うと褒める弘美に
隆志の写真集を見たことがあると修成は話します。

修成 : 彼はいい写真を撮られる。思わず目が離せなくなる。
弘美 : それはあの人がそういう瞬間を撮ろうとするからです。
修成 : そうか。彼は目に写った景色を愛してらしたんですね。
弘美 : ええ。きっとそうだったんでしょうね・・・
江利 : それが分かってるならどうして隆志を追わないの?
      隆志は大学時代からずっとあなたの写真ばっかり撮っていた。
      この旅行でだって。ねぇ弘美本当にこれでいいの?
      隆志の胸に飛び込むチャンスなんてもうないわよ。
弘美 :  いいのよ・・・
      私たちはお互い踏み込まないままここでこのまま分かれようと
      そう決めたのだから。
修成 :  それで後悔はされませんか?ここで分かれてしまったこと。
      ここで飛び込まないまま終わらせてしまったこと。
      心に後悔として残ってしまわれませんか?
弘美 :  後悔しません。私はもう一生分あの人を愛したと思いますから・・・
       ありがとう江利。江利が誘ってくれたおかげでこんな旅行ができたんだもの
       隆志君と一緒の時間。これでもう一生分の思い出・・・
       江利にも一生感謝する。
江利 :  弘美・・・。



隆志と弘美の分かれ方があれでよかったのか?と不安な薫に
仲居としてはあれでよかったと思うと話す千尋ですが女だったら分からない
たとえ幸せな結末が待っていなかったとしても飛び込んでしまう恋愛もあると。
すると大樹がやってきて、隆志の宿泊していた部屋に忘れ物を見つけたと。
部屋においてあったのは青空を写した一枚の写真。
宿泊中、隆志が弘美ことを思って撮った写真だと話していたものです。
写真を見てそのときのことを思い出した弘美。
本当はついていきたかったのだと、泣きながら薫に抱きつくのでした。


家元襲名披露の招待者名簿を弟子から受け取った修成。
かなりの後援者が叔父の宗興側に付いて行ったことを知り複雑な様子。
弟子たちに今後のことを頼まれますが、色々思うことが・・・


弘美と江利の仲直りの手助けを修成に感謝する薫ですが
本当に弘美は後悔していないのか修成も薫も心配な様子です。
弘美が泣きながら「ついて行けば良かった」と言っていたことを
思い出し話す薫に修成も言葉を失います。

明日の倒産が避けられない状態だと知らせに来た大樹。
仲居たちは皆自分のできる精一杯の気持ちを伝えますが
もうどうしようもできない状態だと、涼は皆に申し訳ない気持ちでいると
新しい後援者が見つかったから、自分が買い取ると言い出す修成。
江月流が買い取れば、差し押さえを免れることができると言いますが・・・






*感想や補足などなど・・・*
気持ちを返さないことで相手を縛り続けている・・・
今週は薫をドキッとさせるようなキーワードが多いですね。


さて、残すところ来週と再来週の10話となりました。
来週のダイジェストでは、こんなシーン(セリフ)が・・・

(修成に対し本宮が)
騙されるほうが悪い
って・・・最低男(本宮)は修成を騙したの?


(修成に対し薫が)
私女将やるから・・・
ということは、薫は家元夫人にはなれないの?


(薫に対し修成が)
俺、まどかさんと結婚する
自分の意思・・・じゃないよね?
まどかさんが事実上のオーナーになるみたいなので
旅館と茶道江月流を守るため仕方なく・・・であって欲しい。

温泉へGO! あらすじと感想  (第49話)

2008年11月06日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
49話 「昔の恋」



みなみが薫に激しく言い寄る声を聞いた千尋。
ひとまず、みなみを落ち着かせ裏庭で詳しいことを聞くことになりました・・・
修成の熱烈なプロポーズは、今までとは違い強気で強引だったと話すみなみ。
強引なのではなく追い詰められ切羽詰っているからだと薫は弁解します。
修成の叔父(宗興)が裏で手を回し、江月流の後援者を連れて行ったため
資金繰りなどで大変な状態なのだと説明しますが・・・

みなみ : でも「薫さんと一緒なら乗越えられる」って
       修成さんが言っちゃって薫さんその気に・・・
千尋 : なったの?その気に?
薫 : いや、その気になったわけじゃないけど・・・
みなみ : けど、ちょっと迷ってるでしょ?
       いつもみたいに無理無理って言ってなかったもん。
薫 : あの状況で無理無理なんて言えないでしょ。
    修成だって色々大変なのに。
    「私には力になれません」なんてそんなこと言えるわけないじゃん。
千尋 : じゃあ力になりたいって思ったの?
薫 : 思いますよ。結婚とか別としても困ってるなら助けたい。
     そう思うでしょ普通
千尋 : どうでもいい人なら助けたいなんて思わないんじゃない?普通
みなみ : ですよね~やっぱり薫さん・・・
薫 : 修成は友達だから助けたい。そう思っただけ。



寄り添う弘美(新田恵利)と隆志(井田國彦)を見て、盛り上がるさつきと唯。
生けられた花にストールが引っかかっていただけだと分かり呆れる薫ですが
只ならぬ仲に違いないと話していると、江利(比企理恵)が現れます。
「やっぱりそう見える?」と言い二人きりになるよう仕向けたのだと言いました。


大学時代の友人同士とはいえ何かあるに違いないと噂で盛り上がる仲居たち。
弘美は既婚者なのだから詮索する必要はないと千尋は言いますが
独身の江利をカモフラージュにして、不倫旅行をしているのかも?と・・・
懲りずに噂話で盛り上がっている様子が許せないみなみ。
みんなが楽しそうにしていると余計に、涼のことが気になると言います。
原価計算が分からないとやってきた大樹は、千尋に尋ねますが
千尋はみなみのほうが適任だと勧めますが、薫には下手な嘘を見破られ。


茶室で修成に、お茶を点ててもらう薫。
昔、茶道の才能がないと思い、進むべき道に迷っていたとき
自分のいいところを、薫に尋ねたときの話をします。
薫が挙げてくれた、その言葉に救われたと話す修成。
自信がなくてもただひたすら茶道を続けてこられたのは薫のおかげだと。


修成の話が耳に残ったままの薫は仕事に身が入らず
さつきと共に配膳に行く途中も、上の空の状態です。
途中、写真を眺めいい雰囲気になっている隆志と弘美を見かけます。
食事の用意ができたと声をかけようか迷っていると江利が現れ
さつきと薫を部屋に呼び配膳を進めさせながら2人のことを語り出します。
隆志は仕事でニューヨーク、弘美は夫の転勤でシンガポールに行くから
古くからの友達として2人に最後のチャンスを与えたのだと。

その話を聞いた仲居たちは、もしかしたら・・・と大盛り上がりですが
家族のことを思えば踏み越えるなんてできるはずがないと千尋。
しかし、飛鳥は2人を応援したいと言い出します。
隆志が今もカメラマンを続けているのは・・・
大学時代にいろんなことがあって、写真を辞めようと思ったときに
助けになったのは当時好きだった女性(弘美)の存在があったから。
ということが写真集のあとがきに綴られていたのだと。
それだけ深く繋がっているのなら、一線を越えてもいいのかもと・・・
(何かを思い出し、複雑な表情の薫)


一日の仕事が終わり部屋に戻った薫たち。
みなみが、飛鳥の話に似たようなことを以前耳にしたことがあると言い出すと
千尋が、どこかの茶道の坊ちゃんを女の子が・・・と薫と修成の高校時代の話を。
それとこれとは全然違うと、話をそらせようとする薫ですが、千尋からは
男は女の言葉を決して忘れない という点は同じだと。


夜遅くに戻ってきた涼を見つけた修成。
買取り先が決まったのか?とを問いますが、涼は首を横に振るだけ。
もう、さくらはダメなのかもしれないと肩を落とす涼。
そこに大樹が、本宮がやってきていると駆け込んできます。

会社の状態を心配しここ来たと話す本宮は
あの買取り条件では、お金は動かない。自分が買い取ってもいいと。
ところが涼は、あなたには絶対売らないと突っぱねます。

しかし、そんな言葉には全く動じず
今日やってきた本当の理由は修成に話があるからだと言います。
江月流の切羽詰まった状態までよく知っている本宮。
自分と手を組めば、江月流を救う方法があると持ちかけます・・・
茶室の外で様子を伺う薫たちは気が気じゃありません






*感想や補足などなど・・・*修成の叔父のことを、狸じじいって・・・薫さん(笑)
確かに狸なんですけどね(茶会の騒動の一件を考えると・・・)
そして・・・本宮は・・・最低男ですが。
「仲居は女を使って仕事してればいい」なんて時代錯誤なこと言う人ですから。
それにしても、涼の会社の事情は元出資者として多少詳しいのは分かるけど
なんで江月流の内部事情まで詳しいの?怪しいですね・・・最低男は。


若い者同士なら言いたいことも言い合えていいんじゃないかと
みなみと大樹がくっつくように仕向けたい?千尋さん。
本当にいいんですか?大樹だって千尋さんのこと思ってるはずですよ。
子供に見られたくなくて強がったりするけどそれは男のプライドちゅうもので・・・


八重歯がキュート。
自信のないところ。
つないだ手を離すときの仕草。

これが、薫が挙げた修成のいいところだそうです。

茶道の根本にあるのは愛情であり
どんなものにもこれが最後かもしれないという気持ちで
心を込めて手を添えて出すのだという修成。

つまり・・・薫の言葉に愛を感じたという解釈でよろしいでしょうか?
たまに、小難しい言い回しするんだよなぁ修成さん。
私の理解力が足りないだけかもしれないが・・・



まさかの再登場、本宮さん。
相変わらず意地悪そうな(何か企んでそうな)顔。
買取り話を持ちかけるのが本宮なんでしょうね・・・おそらく。
真昼間(旅館の営業時間)に来てしまえば
飛鳥や春奈、さつきに暴言吐かれて、コテンパンにされると考え
あんな時間(て何時か分からないけど)にいらっしゃったんですね。たぶん。

温泉へGO! あらすじと感想  (第48話)

2008年11月05日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
48話 「旅館を捨てる」



修成のプロポーズに対し、自分は恋愛も結婚もする気が無い
仮にそう(結婚することに)なったとしても周りが納得するはずが無いと断る薫。
その様子を見ていた、さつき(瀬戸カトリーヌ)と唯(万善香織)は大騒ぎ。

修成は従業員を全て帳場に集め、長い間不在にしていたことを詫びます。
父の様態は安定しているが、次に同じような発作が起きた時は危険なので
これ以上無理はさせられないと言い、一刻も早く自分が跡を継がねばと。
襲名式の準備は色々と大変で、根回しなどももちろん必要なのだが
うるさい親族がこれ幸いに、と足元をすくうようなことをされないために
自分が次期家元だということを広く知らせる必要があると話します。
さつきに先ほどのことを、詳しく尋ねられると・・・
薫にプロポーズをし、次期家元の妻として迎え入れるつもりだと宣言。


今の状況を分かっていながら、どういうつもりだと責める大樹。
涼がひとりで旅館の買取り先を探し回っているのにと。
自分だって時間がないのだと修成は答えます。
さくらを買い取ってくれそうな人が見つかったと出かける涼に
江月流のことで今まで通り旅館を手伝うことはできなくなるが
もうしばらくここにおいて欲しい、と頼みます。

修成 : 俺は薫を連れて帰りたいんだ。あいつがイエスと言うまで。
涼 : この旅館から薫を連れて行くのか?
修成 : ああそうだ。薫がイエスと言えばすぐにでも。
涼 : わかった。でも、選ぶのは薫だ。




心ここにあらずな薫。
部屋の掃除にも身が入らず、生けた花の水をこぼし・・・
以前は弟子から逃げ回り、トイレに隠れていた修成が
家元になる覚悟を決め、変わってきたと話す千尋に同調する薫。
それが分かっているのなら、いつまでも逃げているのはいけないと。

薫 : いや・・・でも、結婚とか・・・
    そもそも恋愛だってもう無理なの。才能ないの。
    もう失敗ばっかりだったし・・・
千尋 : もう、またそれ?
      いつまで過去を言い訳に使うつもりなの?
      あそこまで覚悟を決めている人に対して
      そんな失礼な態度で返すなんて私は許しませんよっ。



薫と修成を結婚させたいのか?とみなみに問われた千尋は
そういうわけではなく、今までの薫と違うと感じたからだと言います。
いつになく動揺しているのは、彼女の中で何かが変わってきたから。
そんな薫の気持ちを応援したいだけなのだと話しますが
薫が修成と一緒になってしまえば、この旅館はどうなるのか?
ひとりで頑張って走り回っている涼が可哀想だと涙を流すみなみ。


早めに到着した宿泊客の一人に見覚えのある顔を見つけた飛鳥。
海外の風景写真専門のカメラマンからサインをもらい上機嫌。
ところが興味のない仲居たちは、男女3人での旅行なんて珍しいと
あれこれ詮索しながら話しに盛り上がっていると
後からやってきたみなみは、その様子を見て不機嫌になります。
旅館が大変な時に、そんな話で盛り上がっているのが許せないと。


みなみの機嫌が直らないまま露天風呂の掃除から戻った薫たちは
飛鳥から、薫たちの担当部屋も片付けておいたと声をかけられます。
仲居の仕事以外に雑務をこなす、薫らを気遣い皆で分担したのだと。
涼が必死で旅館を守ろうとしているのだから
自分たちも仕事を頑張ろうと思っているのだけれど
旅館の今後のことを考えすぎると暗くなってしまうから
あえて仲居の間では馬鹿話しをし気を紛らわせているのだと。


修成が江月流の弟子たちと話しているのを見た薫は茶室を訪ねます。
江月流の危機的状況を心配する薫ですが
こんな状況でプロポーズした自分のことを最低か?と修成に尋ねられ。

修成 : どんな逆境でも薫となら乗越えて行ける。
      どんな敵が相手でも薫が隣にいてくれれば俺は闘える。
      俺はそう思ってるんだ、薫が必要なんだ。



その様子を見ていた、みなみは突然話に割って入り薫を連れ出します。

みなみ : 薫さん・・・こんなときに修正さん選んだりしませんよね?
       あんなこと言われたからって、修成さんとこ行ったりしませんよね?
薫 : そ、それは・・・
みなみ : まさか・・・薫さん揺れてるんですか?
       さくらを捨てて修正さんの所、行っちゃうつもりなんですか?






*感想や補足などなど・・・*
(千尋からよく考えたほうがいいと言われ悩んでる薫
さくらもこんな時だし、どうしようもないんだよなぁ。
考えろって言われてもなぁ~・・・
(ロビーのテーブルを拭きながら伏せてしまう)

飛鳥 : どうした?腹でもいてぇ(痛い)のか?
薫 : いやいやいやいや~別に。
飛鳥 :  なんか変なもんでも食ったんだろぉ。分かるぜ~あたしも昔よくやったし。
      放浪の旅に出てる途中なんかさぁ、よく食もんがなくなっちゃって
      そこら辺の草食って腹壊してたもんよぉ。

飛鳥さんすげぇ~・・・いまの仕事とは程遠い環境ですね。
でも、旅は人生だと思ってたけど旅館も人生なんだって語ってました。
(薫たちの担当部屋まで仕事をしたというくだりでの会話)


みなみちゃん、皆の気持ちに気づいたのに(からこそ?)薫に強く迫りましたね。
確かに薫の存在は大きいんだけれど、じゃあ自分は何かしてるの?って思うけど・・・


自分が大変な状況なのに修成のことも気遣ってる涼。
ですが、薫を連れて行くという話を聞いた時の表情は険しかったです。
「わかった、でも決めるのは薫だ。」この一言にいろんな思いが詰まってるはず。

温泉へGO! あらすじと感想  (第47話)

2008年11月04日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
47話 「婚約届」



父(雅宗)が倒れたとの知らせが入り、病院へ向かおうとする修成から
もし、自分が家元になっても変わらずいてくれるか?と尋ねられた薫は
自分も変わらないし修成も修成のままだよ。と笑顔で見送りました。

江月流の後継者問題に、御宿さくら存続の危機という状況に皆は不安を募らせますが
ここで悩んでいても仕方がない言う薫の言葉に

千尋 : 明日の心配より今日の仕事!
みなみ : そうですよね、今は悩むより動けって感じかも



ふと藤原が定期的に薬を服用していることを思い出した薫。
白湯が必要か確認に行こうと部屋に向かう途中、内縁関係の陽子に会います。
外に行くと言い戻ってこない藤原を心配し探し回っているのだと話し
半年程前に手術をしたばかりで、体調もまだ万全ではないのだと不安な様子。

なんと、藤原は裏庭で大樹を相手に酒を飲んでいました。
しかもタバコまで吸っていたということに陽子は怒り出します。
手術後は、酒もタバコもやめると約束したはずなのに・・・と
全く聞く耳を持たない藤原に嫌気が差し先に帰ると言い出しました。

失礼なことだとわかってはいるが、他に泊まりたいと話す陽子。
実は、この旅行で関係をはっきりさせたいと婚姻届を持参していました。
半年前の手術の時、籍の入ってない陽子は承諾書にサインができず
悔しい思いをし、その時家族になりたいと強く思ったのだと言います。

陽子 : いざというとき力になれるのが家族でしょ
でもあの人にはそれが通じないのね。終わりにしたほうがいいのよ私たち。



陽子には空いている別の部屋に泊まってもらうことで納得してもらったと話す薫。
その後部屋に戻った藤原は、酔っていたことも手伝いすぐ寝てしまったのですが
寝言で何度も陽子の名前を呼んでいたと千尋とみなみは話します。

手術の際のことを仲居の皆に告げると、納得がいかない様子。
結婚に踏み切れないのは、藤原の親族の反対があるからで
陽子は藤原の実家の資産狙いが目的だと思われているとのこと。
それだけでなく、お互い承知の上で結婚しないという話を聞きますが
陽子の気持ちを考えると結婚がいいのでは?という意見多数。

薫 : 傍にいて支えてあげられないのは分かれるより辛いことなのかもね。
大樹 : このままでは、悲しい旅行になってしまいます。



旅館に戻ってきた涼。
思い当たる所に交渉してみたものの要求は飲んでもらえなかったと。
修成のことを心配し、このままでは皆の覇気が無くなると不安がりますが
そんな心配は要らないと、力強く答える薫、大樹、千尋、みなみ。


家のことが絡むとややこしくなると、話をする薫のもとへ
修成から連絡が入ります。父の容態は安定し心配は要らなくなったから
明日の朝旅館に戻り、薫に大事な話をするからと話します。
大事な話しのことが気になる薫。
婚約解消かも?とみなみにからかわれますが・・・


翌朝早く出勤し、藤原と陽子のもとに向かう薫、千尋、みなみ。
藤原は陽子の姿が見当たらないと、旅館の中を探し回っていました。

藤原の身体のことを心配し籍を入れたいのだと話す千尋。
財産目的で結婚しようと思ってないことも理解しているが
身内には口うるさい親族が多いので、自分がもし先に亡くなった時
陽子が苦労するのは分かりきっているから今まで通り内縁関係がいい。
遺産は遺言で遺すつもりだと。

薫 : 陽子さんが欲しいのはお金なんかじゃないんです。陽子さんは・・・
    藤原様がいなくなった先のことを考えているんじゃない。
    藤原様が生きてる今を大切にしたい今を支えたいって・・・
    それが望みなんです。

修成 : プロポーズするべきじゃないでしょうか?
      僕みたいなものが口を挟んで申し訳わけありません。
      でも、男として言わせてください。
      「結婚しよう。これから先の人生を共にして欲しい」
      男がそう女性に言うことは、生半可なことじゃない。
      結婚の先にあることは幸せだけじゃないでしょうし
      苦労だってかけてしまうかもしれない。
      それを考えたら、ためらいも自ずと出てきますそれは僕だって・・・
それでも人生を共にしたいと相手に言ってみせるのは愛しているからです
      プロポーズは男が女にできる一番の愛情表現なんですから・・・



サインをした婚姻届を差出し、陽子にプロポーズをする藤原。
来年に来るときにはもう今回のように揉め事は起こさないと言い帰りました。
ロビーで会った修成に、藤原様を来年は夫婦としてお迎えできると
嬉しそうに薫に、来年の話はもういいと、神妙な顔で話し出す修成。

俺と結婚して家元夫人になってくれ。
これから先の人生を俺と共に生きてくれ。
俺に薫の人生を預けてくれ。
と・・・






*感想や補足などなど・・・*
傍にいて支えてあげられないのは分かれるより辛いことなのかもね。
この言葉を話しているときの薫の表情が何ともいえません。
まるで(ほとんど)自分に言い聞かせているかのような。


修成が藤原に言った言葉も、自分を奮い立たせるためでもあったんですね。

「結婚しよう。これから先の人生を共にして欲しい」
男がそう女性に言うことは、生半可なことじゃない。
 のですから・・・



次回の予告。
みなみが「涼さんがかわいそう」だと千尋に泣きついていました。

「薫を連れて行くのか?」と修成に尋ね
「どうするかは薫が決めること」だと、いい切った涼。


そしてまたもや訳ありなお客様???

温泉へGO! あらすじと感想  (第46話)

2008年11月03日 | 温泉へGO!
愛の劇場 温泉へGO!
46話 「旅館が消滅!?」



東京で経営している会社が、取引先の不渡りにより倒産の危機だと連絡を受け
涼(大鶴義丹)は詳しい話を聞くために、旅館の外に出て行きました。
薫(加藤貴子)は心配になり様子を見に行こうとすると、大樹(佐藤祐介)から
込み入った話をしている最中だろうから行かないほうがいいと止められます。
旅館の皆は不安を隠せずどうにかならないのか?と大樹に詰め寄ります。

このままだと倒産、御宿さくらは差押さえられるだろうと話す涼は
そうなる前にひとつの決断をしようと思い、さくらを売ると言いました。
修成も、それがさくらを救う唯一の方法だと言います。
旅館の名も、経営方針も、そのまま買い取ってくれる人を探しに行く
皆さんと、さくらのおもてなしの心は必ず守ると言い残し出かけました。

(後を追いかけるみなみ)
待ってください涼さん。もし何か私にできることがあれば・・・
涼 : 悪いけど何も無いよ
薫 : 涼。さくらを買ってくれそうな人を探しに行くのね。当てはあるの?
涼 : わからない・・・でも何とかする。必ず。



自らオーナーを退いてでも、この旅館を守るなんてよほどの決断だと
仲居たちは感心しつつも、やはり不安は隠しきれない様子。
そんな中、突然仕事に戻りましょうと言い出す薫。
今の自分たちにできるのはお客様を迎えすることと話しますが
こんな状況では、とてもお客様を迎えられないと意気消沈。

薫 : けど、お客様はいらっしゃいます。
千尋 : そうね、ここで私たちが悩んでたってどうしようもない。
      ほらお客様がおいでになる時間だわみんな行きましょう。
さつき : 分かったわ・・・
薫 : ほ~ら大樹君も。落ち込んでたってしょうがないでしょ。涼を信じてよ。
    私たちにできるのは、涼を信じ最高の笑顔でお客様をおもてなしすることだもの。
みなみ : 最高の笑顔だなんてこんなときに・・・
千尋 : こんなときだから笑うのよ。ほら行きましょ行きましょ。



どうやら一番動揺しているのは、みなみと大樹のようで
大樹は宿泊客の到着時間などが、ほとんど頭に入っておらず
みなみは案内した宿泊客の連れの女性(内縁関係)を奥様と呼んでしまい
そのことを他の仲居たちから、矢継ぎ早に指摘されたみなみは
旅館のことや涼のことで頭がいっぱいだったと言い返し出て行きました。

みなみ : 私、露天風呂のタオル見てきますっ!
千尋 : みなみちゃんっ!
薫 : ここお願いっ(千尋と共に追いかける)
薫 : みなみちゃん!(途中で呼び止める)
千尋 : 落ち着きないさいよ。
      そんなにカリカリしたって涼さんのことはどうにもならないでしょ。
みなみ : そうかもしれないけど、気になるんだもん。
       涼さんお母さんが残してくれた、さくらを頑張ってやっていこうとしてたのに
       こんなことになるなんて・・・かわいそ過ぎるよ・・・涼さん。
       大樹だって、自分の勤めてる会社が潰れるかもって相当ショックだと思うし。
       私たち派遣の仲居は、ここがダメでも他って思えるけどきっとすごく辛いと思う
       大樹も涼さんも。そう思うと・・・
薫 : 他の仲居のみんなだって辛いと思うよ。バカ話でもしてないとやってられないくらい。 
     けど、今はお客様のことを考えよう。きっと涼もそうして欲しいはずだし。      
千尋 : みなみちゃん・・・返事は?
みなみ : はい。
薫 : じゃあ、一緒に露天風呂のタオル見に行こ。



大樹のことも心配な千尋は、帳場に行き伝票計算を手伝うと申し出ますが
自分は大丈夫だから、仲居の仕事に戻ってくださいと強がってみせるものの
やはり、涼のことや旅館の今後が気になり仕事に身が入りません。


露天風呂に入りのぼせてしまったと話す陽子(赤座美代子)に
ぶどうジュースを出すと、いつ飲んでも変わらない味だと喜ばれました。
籍を入れず式も挙げない代わりに、ここに泊まりに来たのが記念日になり
それから毎年泊まりにくるのが恒例になり、楽しみなのだと話します。

みなみ : ここにいらっしゃるお客様にも色々あるんですね
薫 : でも、ほら、みんな色々、何かしら抱えてるもんだから。
    だから、ここにいる間は、お客様にうんと楽しんでもらわないと
みなみ : そう・・ですよね
薫 : だから、笑顔だよぉ~
    せっかく可愛い顔してるんだから笑顔でおもてなししないと勿体ないよ
みなみ : そっか、このかわい~い笑顔でね。
       よしじゃあとりあえずビールでも運んで来ようかな。



大樹が気持ちを落ち着けるため、裏庭でひとりため息を付き黄昏ていると
ビールを運びに来ると言い訳し、自分も黄昏に来たと話すみなみ。
旅館の一大事に薫と千尋はいつもどおりでいられるのに
自分ひとりだけ動揺してバカみたい。だとみなみは落ち込んでいます。
大樹も会社が潰れてしまったら、人生どうなるのか不安で仕方ない。
それでも自分のやるべきことをやっている、涼、修成、薫、千尋はスゴイと・・・


春子鯛(かすごだい)の笹漬けを記念日のお祝いにと夕食に出すと
藤原(小林勝也)と内縁関係の陽子(赤座美代子)はとても喜びました。
その様子を修成に話す薫は、ふたりの感謝の言葉に思わず
自分からもお礼を言いたくなったと話し、とても嬉しそうにしています。

すると、修成の父が倒れたと連絡が入ったとの知らせを受け
自宅に戻る修成のことを、しっかり見送るよう薫に告げる千尋。

見送りに来た薫に修成は
家元になったら今のままではいられない。
そうなっても薫は今のままでいてくれるか?
家元として生きるようになっても薫は変わらずにいてくれるか?
俺が今までの俺と違ってしまっても。と尋ね・・・






*感想や補足などなど・・・*
春子鯛(かすごだい)の笹漬け。
春子(かすご)鯛は春に産まれる本鯛の稚魚のことだそうです。
ということは、御宿さくらの周辺は春になってたんですね。
(そんな情報はどうでもいいですかね・・・)


涼に続いて修成の身にも降りかかる困難。
もしかしたら二人と同じくらい(いやそれ以上)大変なのは薫かも知れません。
涼と修成のことを心配しつつ、大樹をはじめ旅館の皆の不安も受け止め・・・
押しつぶされそうな不安と闘っているんじゃないかなぁ。