愛の劇場 温泉へGO!
43話 「結婚の決断!?」
千尋のことが気になって仕方ない大樹を連れ様子を伺いに来たみなみ。
千尋が幸せになるなら、どんな形でも祝福すると話しますが空々しいと指摘されます。
いずれにせよ千尋の人生なのだから彼女が決めるのを待つしかないと薫は言いますが
みなみに「結局は(プロポーズ)断るんでしょう?」と、尋ねられると
小坂井夫妻の仲むつまじい様子に感化され、かなり揺れ動いてると
思わず余計な事を言ってしまいました(当然大樹は打ちのめされ・・・)
買い物をしすぎ荷物が多くなってしまった小坂井夫婦を助けた山岡。
そのまま荷物を部屋まで運ぼうとしますが、千尋から荷物運びは仲居の仕事と言われ
仲良く荷物を分担して運ぶ姿を、微笑ましく見ていた、みなみと薫。
「これは大逆転もありえるかも」と呟くと後ろには大樹の姿・・・
(かなり興奮気味の大樹)
「そろそろ夕食の時間です。今すぐ配膳室に行ってくださいっ!」
みなみ「怒ってるよね・・・あいつ。」
薫「うん。完全に怒ってる・・・」
山岡の部屋への夕食の配膳を自ら申し出た千尋。
いよいよ結婚秒読みか?と沸き立つ仲居たち。
でも薫は、千尋自身まだ色々と考えてると思うから
もう少しそっとしておいて欲しいと皆に頼みます。
半ば自棄になって帳場で仕事をしてる大樹を元気付けようと
仕事が終わったら振られた者同士一緒に飲もうと誘う修成ですが
「俺はそんなんじゃありませんから」とあっさり断られてしまいます。
板場に頼んだはずの誕生日ケーキができていないと気づき慌てる千尋。
自分の不注意で起きたことだと、涼や大樹に謝罪をしますが
プロポーズされて浮ついてたことが招いた結果と大樹から叱責され
そんなことで仕事が疎かになるようなことはしていないと千尋は反論します。
小坂井夫妻に謝ってくるという涼に、孫への感謝の気持ちを込めて贈るものを
”ごめんなさい”で片付けられないと薫は言い、これから皆で作ろうと提案。
ぎこちない手つきながらも、皆の協力のおかげで無事完成しましたが・・・
地味なケーキを目の前にし、薫と修成が思いついたのは干菓子のデコレーション。
精一杯の心を尽くしたケーキを、手違いを詫びながら小坂井夫妻に見せると
はじめて見たが品があって美味しそうだと感激してくれ一安心。
明朝、返事をするという千尋に、みなみは心は決まってますか?と尋ねます。
それには答えず黙っていた千尋は、女にとって結婚とは何?と薫に尋ねました。
自分は失敗したけれど、どちらの答えにせよ千尋の決断を祝福するという薫とみなみ。
翌朝、川の辺で山岡にお礼を言い、でもプロポーズは受けられないと断る千尋。
一人の人に添い遂げるのも女の幸せなのだろうと思う・・・と話し始め・・・
昨夜の騒動の時、仕事のことでこんなにむきになれるなんて嬉しかったと。
むきになって喧嘩したり、馬鹿言い合ったりできるこの場所で生きて行きたい。
かけがえのない仲間と、「ありがとう」と言ってくれるお客様を大事にしたい。
千尋の正直な気持ちを聞いた山岡は、今まで以上に好きになったと言い
今回は諦めて帰るが、またここに来ますと言い残し去っていきました。
昨夜の薫の決断を感謝する涼は
千尋とお客様のことを考えれば当然だと語る薫にうなづきつつ
またひとつ薫に教わったと喜んでいるようだったが、突然
「ずっとここにいてくれ。」と、じっと見つめるのでした・・・
*感想や補足などなど・・・*
自棄になり仕事する大樹と、それを気にする修成、千尋のことも気になる涼
帳場での三人のやりとり・・・
涼 : 「千尋さんイエスなのか?」
大樹 : 「かもしれませんって」
涼 : 「へぇ~・・・そういうものなのか・・・女って。」
修成 : 「プロポーズされてビックリして「なんで?」って言ってたのにな。」
涼 : 「やっぱり、プロポーズってデカイ(重要)んだな。女にとって。」
修成 : 「俺の薫は、全然リアクションしてくれないけど。」
涼 : 「(呟くように)俺の薫?」
修成 : 「あれだけ愛の告白してるのに暖簾に腕押しだもんな。」
涼 : 「責め方変えた方がいいんじゃないのか?」
修成 : 「おぉ~?」
涼 : 「あいつがもう一度自分は女なんだって思ってくれるようにさ。捨ててるだろあいつ。」
修成 : 「例えばどんな風に?」
涼 : 「知るかそんなの。」
修成 : 「ははぁ~お前に聞いても分かるわけないなぁ~」
大樹 : 「あのぉ・・・今は薫さんより千尋さんのことの方が大事だと思いますけど?」
修成 : 「大樹ちゃんにはね。」
大樹 : 「そうじゃなくて、千尋さんはこの旅館にとって大切な存在だってことです!」
「笑って話してないで真剣に考えてください。」
(涼と修成は、顔を見合わせ黙り込み大樹に軽く頭を下げました)
ただの八つ当たりと思いきや、旅館の今後もしっかり気にしてます。
(まぁ、千尋さん絡みでなければ少し違ったかもしれませんが・・・)
ほらぁ~こういう風にビシッときめちゃってよぉ~千尋さんの前でも。
小坂井夫妻のお孫さんの誕生日ケーキのこと・・・
受け取った誕生日ケーキのメモって、千尋さんが唯ちゃんに渡したんだよね。
板場にお願いするよう伝えて、ケーキに入れる名前を千尋さんが再度聞きに行って・・・
それ(ケーキに入れる名前)を、板場に連絡しなかったから作ってもらえなかった?
板場の人が誰もケーキのことを知らないってことは唯ちゃんにも責任が?
ケーキを作っているときの組み合わせ。
修成
薫
涼
みなみ
大樹
千尋
それぞれ仲良く作業をする姿を見て修成が
「なんだかみんな新婚さんみたいだなぁ」と呟いたら他の四人に睨まれた・・・
でも、いい雰囲気でしたよぉ~それぞれのカップル。
女性人は仲居の着物姿のままだったから上に割烹着着てて
男性人は板前さんたちが着る白い調理着?着てて。
もちろん一番似合ってたのは修成ですが。