「建退共(建設業退職金共済)」って、ご存知ですか。
彼は、道路を作る仕事に従事する会社の社長さんです。70度に焼けたアスファルトの熱と、35度を超える太陽の熱とに挟まれての仕事で、塩は瓶のままポケットに入れておき、1時間ごとに蓋に入れて水で流し込む。それでも指がつって動かなくなることはしょっちゅうとのこと。
命をかけて道路は作られている。
だからこそ、その人達を守る仕組みを完璧にしていかないとならないのだ、と思いました。
事務所を訪ねてくださったその方が話してくださった「建退共」のこと、あらためて皆さんにお伝えしなくては。
「建退共」は、建設業で働く人達のために、国によってつくられた退職金制度です。
建設業で働く人達は現場や事業所を頻繁にかえながら働くことが多いため、事業所が変わっても退職金がもらえるようにとつくられました。
働いた日数に応じて、事業主から「証紙」を「共済手帳」に貼ってもらい、その枚数をもとに、退職金の額がきまります。
「共済手帳」は、事業主が「建退共」の制度に加入することによって、働く人へ交付されます。
自分の共済手帳を持っていな方は、事業主にお話ししてみてください。
もし事業主が「建退共」に加入していない場合は、全建総連の各県連・組合を通じて加入し「証紙」をもらうことができますから、ぜひ聞いてみてください。
また、公共工事では、工事代金に「証紙」の金額も含めて積算されています。そして、証紙代金については、国や地方自治体が負担しています。
ですから、公共工事に関わる仕事をしている場合は、必ず「証紙」がもらえるはずですので、もしもらっていない場合は、相談してください。
詳しくは、
全建総連 「建退共とは」
http://www.zenkensoren.org/news_page/kentaikyo_01/#
この日、おうちのそばの銀杏の木から、実がいっぱい落ちていました。拾ってお水につけました。
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