江戸川区議会議員 間宮由美のblog * ひとりじゃないよ。プロジェクト*

希望を届けることが私の仕事です。
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クリスマス会(東京都筋ジストロフィー協会)

2008-12-21 | 障害のこと・精神医療のこと
ストレッチャーで参加した彼は、今年20歳。
成人式を迎えます。
彼自身とお母さん、ほんとうによくがんばりましたね。
言葉では言い表わせないほどの苦労は、当事者でなければ、わかりません。
私は、一生懸命に、少しでもその思いをわかろうと努力をします。
でも、わかることができるのは、当事者の思いの10分の1、あるいはもっと、少ないかもしれません。
それでも、少しでもわかる努力を惜しんではいけないと思っています。

サーキュレイターという酸素濃度を測る装置は、助成対象ではなかったそうです。
でも、彼が生きるためには、その装置がどうしても必要でした。
お母さんは、役所に行って、助成対象として広げてくれるようにお願いをし、
そして、今それは、助成対象となったそうです。

障害当事者とその家族や関係者のがんばりが、社会保障のあり方をよりよく変えています。

私が18歳の頃、ボランティアで初めて知り合った方々が、ここのメンバーのみなさんです。
ここでのボランティアを通じながら、私は、障害児教育の道を目指したのでした。
今日は、どうぞおいでと言っていただいたので、参加をさせていただきました。
懐かしい方にもお会いすることができました。

そして、看護学校の生徒さんたちが、毎年毎年ボランティアにきてくれていることも知りました。
20歳前後の学生さんたちは、とてもしっかりとしていました。

看護士として働きたいという男性は、ゆっくりと話しかけ、話をしっかりと聞いていました。
やわらかな、笑顔で。

家族が病の淵にいるときに、看護士さんが忙しそうにキリキリしている姿は、とてもつらかった。
モノのように扱われることも、とてもつらかった。
笑顔を向けてくれるだけでいいのに、とさえ、思ったこともありました。
だから、彼の笑顔が、ずっと失われないでほしい。過酷な仕事の現場だけれど、
ナイチンゲール精神をなくさないでほしい、心からそう思いました。

保健士さんになりたいという女性もいました。
地域の中で、人々の力になりたいと言っていました。
保健士さんの仕事も、今とても苛酷です。江戸川区の場合でも、受け持ち件数がとても多く、
もっと増やしてほしいと言う声が、現場からは聞こえてきます。
とくにメンタルの障害の場合のフォローは時間が必要です。でも、時間が足りないのですと、
訴えられます。

彼女も、まっすぐに目を見て話し、聞くという姿勢をもっています。すてきな保健士になってね。

ここにも希望の光が見えました。
すてきなクリスマス会、少しの時間しかいられませんでしたが、参加させていただき、感謝しています。


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