希望と可能性と。4月1日の日に。
作家の瀬戸内寂聴さんや、映画監督の山田洋次さんはじめ、大学教授、ジャーナリスト、精神科医と、非常に多彩な方々による「戦争をさせない1000人委員会」が作られたのは、一昨年の12月。安倍政権が『多くの人々の大きな反対の声をねじ伏せ、憲法の三原則である「国民主権」や「基本的人権」を侵害する「特定秘密保護法」を強行採決・成立させ(戦争をさせない1000人委員会とは、より)」たときでした。
そして、『戦争への道を突き進む政府の暴走を阻止し、一人ひとりの平和に生きる権利を守り抜くための運動として』連帯のアピールが発表されています。
先月3月29日には、安保関連法=戦争法が施行日を迎えてしまいました。国会正門前で、そして全国津々浦々で、抗議集会が開かれました。私はその日、罪を犯した19歳の子の件でお話しする予定が入っていたので行かれませんでした。お仕事などで、行きたくても行けなかった方も大勢いらっしゃるのだと思います。
また、安保関連法に対して、賛成の方もいらっしゃると思います。大切なことは、反対の声を踏みにじることでも、賛成の声を聞かないことでもなく、国民がしっかりと議論する場をつくること、ではなかったのではないでしょうか。
正義をかざし、そのために相手の言うことには罵声を浴びせるようなことは、私は嫌です。
「報道ステーション」で昨夜最後の出演を迎えた古舘伊知郎さんが、「言うべきことは言う。あれがきっかっけになって良い方向に向いたではないか」と言われればと話し、後任の富川悠太さんには、「乱世の雄になってほしい」とエールを送られました。
激動変革の時と思っていらっしゃること、テレビの画面から受け取りました。
「ニュースキャスターは孤独」とおっしゃった古舘さん。プロレスの実況中継の扇動する声が、だんだんと落ち着かれ、「言うべきことは言う」しかし、そこにはいつも、ともに考えるという姿勢がおありだったように思います。
政治家にもいろいろなタイプがあっていいのだと思います。しかし、このところ、声だかに主張し、攻め立てている政治家の姿を見ると、拒否反応を起こしてしまうのは、心についた傷が癒えていないのかもしれません。
4月1日。新しい年度の始まりです。
尾木ママは「希望と可能性に満ちたスタートです❤️」とおっしゃっています。可能性。すてきなことばですね。
みなさんとご一緒に、私も元気に進みたいと思います。
(写真は、ずうっと前に、飛行機の中から見た空です。)
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